「「家」が擬人化」センチメンタル・バリュー Kさんの映画レビュー(感想・評価)
「家」が擬人化
《試写会にて鑑賞》
父と娘の修復と再生の物語。
直接対峙するということを全面には出さずに
父が作る映画を通してのコミニュケーションが良かった。
冒頭のナレーションから感動して身震い。
ヒビの入った家が歴史を吸収し、語っていく。
かなりギクシャクしたストーリーなのかと
思っていたら激しい争いは一切なく、
あっても少しの口論で留まっている。
人の感情に寄り添った優しい映画。
個人的に姉の精神的な病に深く共感。
家族ドラマだけではないテーマ性が非常に深い。
笑えるシーンも最高のタイミングで登場。
監督の素晴らしい手腕を感じました。
ラストは、じんわりと心に沁みる…。
俳優陣の繊細な表現力が驚くほど見事です。
コメントする
