ハルビンのレビュー・感想・評価
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これを実話と思ってしまう人がいるんだろうなぁ。
昭和の時代に「悪者のドイツ軍をやっつける正義のアメリカ軍」・・って設定の軍隊ドラマが何本も放映されて、子供心に「ドイツ軍は悪い奴」って思ってた記憶がある。今になっていろいろ知るにつけ、ドイツ軍もソ連軍もアメリカ軍も日本軍も中国軍(蒋介石)も、それぞれの背景があってそれぞれの戦争を戦っていたこと。どっちがいい悪いじゃなくそれが戦争だった・・・と冷静に見られるようになったが、
本作では「日本軍」=「植民地支配する極悪人」として描かれていて、伊藤博文暗殺は「韓国独立を目指すレジスタンスの正義の抵抗運動」であったとの設定。
もちろん日本から見れば突っ込み所満載だが、戦後80年、朝鮮戦争後75年経ってこの映画に「史実」を見る人がいるのかと思うと暗澹たる気持ちになる。
ひとこと: 日本軍を悪者にするのは映画の主題から仕方がないが、準主役級の日本軍大佐や、他の日本兵の日本語がひどい。伊藤博文に日本人俳優を使ったんだから、他の日本人にも日本人を使うべきだった。もしかしてロシア語も同じようにひどいのかも。
他にも自国のことを「韓国」と呼んだり「朝鮮」と呼んだり、考証がバラバラなのも気になった。もっと細部に手間(と金)を掛けないと本国以外での高評価は受けないだろう。
不勉強で知らなかった歴史的史実を改めて知る事に
重厚な歴史劇でありつつ
韓国の英雄 安重根(アン・ジョングン)を描く重厚な歴史劇、ではあるがかなりスパイものというか策謀ものに振っていて史実にどれほど則っているかは不明。
ただそれだけに映画としての面白さは一級品。アクションもかなり盛り込まれていたし、裏切り者を探す展開なども韓国映画らしくスリリング。
また、祖国を奪われた人々の思いやそれを取り戻すためにどれほど命がけになれるのか、がよく分かる。祖国のために戦う、ってのはこういうことだよ。「日本は韓国(やその他のアジアの国々)に良いことをした」、などというたわ言を抜かす阿呆どもはこの映画を2万回観るべき。
伊藤博文がどう見られていたかも含めて。ちゃんと憎たらしく演じたリリー・フランキーも良かった。
惜しむらくは男性陣がみんな髭面で見分けが付きにくかったのはなんとか出来なかったか。主要3名は分かりやすくしていたが、その他の人たちがね…
いっぽうでコン夫人の佇まいが本当に良かった。しかし「少女」のあの娘と同一人物とはとても思えなかったが…
全然おもろくない
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