劇場公開日 2025年7月4日

「【"カレア ウラ!"今作品は安重根による伊藤博文襲撃を描いた、日本人にとっては悲しい想いが込み上げる【フィクション映画】である。】」ハルビン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 【"カレア ウラ!"今作品は安重根による伊藤博文襲撃を描いた、日本人にとっては悲しい想いが込み上げる【フィクション映画】である。】

2025年7月6日
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鑑賞方法:映画館

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■1900年代。大日本帝国は朝鮮を支配下に置こうとしていたが、それに反発する大韓義軍が逸れに激しく抵抗する。
 そんな中、ある闘いで大韓義軍は森少佐(パク・フン)率いる大日本帝国軍に勝利するが、森少佐を始めとした捕虜に対し、安重根(ヒョンビン)は国際法を説き、彼らを開放するが同志イ・チャンソブ(イ・ドンソク)は激しく反発する。一方、森少佐も恥辱を受けたと思い、執拗に安重根を追うのであった。

◆感想

・日本の近代史をキチンと学んだ者であれば、伊藤博文が朝鮮併合には慎重論を持っていた事は周知の事実だよね。伊藤博文は当時の大日本帝国の主要な人物の中では、対中関係も高い視点で捉えていたしね。

・伊藤博文を演じたリリー・フランキーさんの冷徹な演技だと、ムッチャ朝鮮の民を軽視していた様に見えるけど、彼が暗殺されてしまい、日本は更に大東亜構想を邁進して行き、1945年に悲惨な敗戦を来したのは、誰もが知っていることだよね。

◼️何が言いたいかというと、特に韓国の若い人がこの映画を観て、"日本憎し!"と言う想いを持たずに、他国を無理矢理支配しようとすると様々な悲劇しか生まない事を感じて欲しいと思ったんだよね。
 確かに、大日本帝国は朝鮮の民に対し、近代様々な酷い事を行って来た。だから、日本人はネオナチの様に、"アウシュヴィッツなんてなかった。"なんて、愚かしき事を考えてはいけないし、(南京事件もね。)この映画を観て、平和の大切さ、仲間をスパイではないかと疑わなくても良い現在の日本の国家の有り難さを感じなきゃいけないと、思ったんだよね。

◼️作品の質は、韓国映画らしいサスペンス要素が良かったし、当時の反大日本帝国の人達の苦しみや、苦悩や、やるせない怒りが抑制したトーンで描かれている所も良かったな。ヒョンビンって当たり前だけど、良い役者だなとも、改めて思ったよ。

<"じゃあ、貴方は何でこの映画に3.5を付けたんだ!"って思う人もいると思うけれども、ヒョンビンが演じた安重根が死刑台に上がる時の表情が、私には"やり遂げた満足感"を持っているようには、見えなかったから何だよね。
 私は、今作品は"他国を支配する愚かな行為は、悲劇しか生まない"と言うメッセージを発信する映画だと思ったのです。観るのは、キツかったけれども、こういう映画をプロパガンダ映画と思うのは、色んな意味で、危険だと思います。韓国人に友人がいるからと言う訳ではなく、”嫌韓”とか止めて、満塁本塁打さんも書かれているように、隣国何だから、韓国とは仲良くしたいよな、と私は強く思います。>

NOBU
ゆきさんのコメント
2025年7月6日

こんばんは。
コメントありがとうございます。
時代が時代だっただけに色々思う所はありますが。。
私も本作をプロパガンダ的に捉える見方は危ないと思いました。
過去の過ちを教訓に、今、これからをどうしたらより良くなるのかを考えたい。
韓国映画のファンですし、楽しませてもらっている身としては、本当に!
お隣さんなのだから仲良くしたいですよね♪

ゆき
満塁本塁打さんのコメント
2025年7月6日

引用 むしろありがとうございます😊イイねコメントありがとうございました😊
貴殿のレビューにあるように 日本人も 大日本帝国軍隊への客観的な視点がある人が多いので 韓国の方々にもそこはより一層ご理解いただけるとイイですね。
まあ 暗殺という行為自体は良くないですが 主人公の気持ちも立場変われば少しわかりました。
まあ 最後の死刑台は コレ一応エンタメ系だと思うので フィクションでいいので脚色ほしかったですね。
もう 安重根さんはヒーローすぎて 何度も韓国内では描かれている そうなので エンタメよりの本作が生まれたこと自体は良いと思いました。😊

満塁本塁打
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