兄を持ち運べるサイズにのレビュー・感想・評価
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家族愛
原作未読
5年ぶりの中野量太監督作品でしたがハズレなし。
家族愛に満ち溢れていました。マジか!って笑いながら涙が止まらなくなっていました。兄の死を通して気付き、考え、学ぶことがたくさんだけど全く重くならない。
金の切れ目が縁の切れ目?疎遠になってしまっていたけど残された家族としては多少の後悔が残る。
あっけなく亡くなって、みんななかなか受け入れられなくてどうしようもない兄だったかもしれないけど、実は相思相愛だったんだなぁと気付く。
家族の在り方なんてわからないし、決まった家族の形なんてない。すごく大変で変わっているかもしれないけど家族が笑って暮らせたら良いのかも。お金は無いよりあったほうがいい!頑張って働こう!
音楽もとっても素敵でした。
リアルな家族愛の物語
てっきり兄をポケットにでも入れて持ち運ぶコメディ映画だと思ったけど全然違って泣けた。
家族は尊いだけではなく鬱陶しい、好きでもあって嫌いでもある。家族だからこそ許せないことも多い。
柴咲コウ、オダギリジョー、満島ひかり、3人ともハマり役という感じ、当て書きかと思った。
3人とも素晴らしいけど、特に満島ひかりは良かったな。
原作者がそのまま村井理子さんなので、調べたらほぼ実話ベースのよう。本当は孤立死だったようなので、息子など入れて、物語にしたようです。
そのおかげで泣けたけど笑えた。
私的には息子が大人に気を使ったり不安になっているところは嗚咽寸前。
また、そんな子供に対する大人たちにも感動した。
それぞれ、ちょっと変なところがあるけど、実は、、、、といつ流れは面白い。
笑えるし泣けるしいい映画でした。
残された家族の想いのたけ
長く関係を絶っていた兄の訃報を受け、
ゴミ屋敷同然のアパートを訪れた妹の『理子(柴咲コウ)』が
兄の元妻『加奈子(満島ひかり)』やその娘『満里奈(青山姫乃)』と三人で
遺品整理を進めるうち、今まで知らなかった彼の姿にふれることになる。
兄を演じるのは『オダギリジョー』。
自堕落なダメ人間に嵌っている。
が、嘗て『三浦しをん』がエッセイで、
「オダジョーのシャツにイン」と表現した色気は変わらずダダ洩れ。
どこか憎めない人たらしの中年男を好演。
とは言え、原作でも実際の兄は
肉親への、特に母親への依存度が強く、
平気でお金もたかるような人物だったよう。
昔から「死ねば仏」とも言う。
当事者同士の恩讐を戒める言葉とも捉えるが、
果たしてそうだろうか。
本作では、とりわけ前半部で、
兄の非人道的な行いが幾つも描かれる。
わけても、亡くなった母の葬儀の際のエピソードは
観ている者に義憤を感じさせるほど。
嘘を積み重ね、
妹からお金を巻き上げることも平気で行う、
外面はよくとも、内実は羞恥心もないような男に見える。
が、後半部になるほど、
自身が意識していなかった、
兄の別の側面が露わになることで、
頑なだった主人公の心は次第に解きほぐされる。
金をむしり取るための方便と断じていた言い分が、
実際は一片の真実を含んでいたことと併せ、
幼い頃に体験した彼の優しい行いが、
切ない記憶として蘇って来るから。
急ぎ荼毘にふし、
借りていた汚部屋の片付けも事務的にこなすつもりだったのが、
短い時間でも兄が暮らした土地で過ごすうちに起きる心境の変化は
ハートウォーミング。
彼が度々亡霊として現れるのはメルヘンチック。
〔蜘蛛の糸〕の『犍陀多』ではないけれど、
99%の悪でも僅かな善行をしているのだろう。
もっとも、多くの人は
それだけでは他者を許容する気にはなれぬもの。
その意味では、本作からはあくまでもファンタジーとの印象を受ける。
「持ち運べるサイズ」とは遺骨のこと。
兄が住んでいた多賀城から、
『理子』が住む滋賀までの移動の際の表現も、
実際は遺骨は「ゆうぱっく」でも郵送可。
ネット検索すれば、専用のキットも売られている。
もっともそれではあまりに味気ない。
たとえ骨であれ、人生の最期に肉親と短いながらも旅をするのが
えも言われぬ余韻を醸すし、
意表を突くエピソードも用意し、秀逸。
意外と重い血の繋がり‼️❓
白昼に死んだ両親や兄との交流は穏やかです、多分、自分もそうなればそうだと思う。皆んな自然で、いつもより演技が自然だ。余談だが、オダギリジョーは莫大な資産を受け継いでるので、母子家庭だが留学もしてるし稼がなくても良いので自分の好きな仕事しかしていない、どころか映画の製作費を自費で賄えるほどだ。といゆうことで彼が創りたい映画なのだな、家族の在り方とかじゃなく、やりたいようにやる家族、それでも会いたいとゆう家族、これは理想だからこんなやつなら死んですら思い出したくも無いのだろうけど、こんなふうに思えるような関係も良いのかもしれない。オダギリジョーも柴咲コウも満島ひかりも自然だ、自然だからそれで良いんだろう、自分なら嫌だけど、映画だから良いんだ、ありがとうございました😊😭
ええ加減な兄やのに泣きます
嘘つきで金に汚い兄
ある日、滋賀に住む村井理子に警察から電話がかかってきた。それは、何年も会っていない兄が死んだという連絡だった。発見したのは、兄と暮らしていた息子の良一との事。兄は離婚してて親族は兄の息子と娘だけで2人とも未成年だったため、仕方なく理子は宮城県の多賀城市へ向かい、警察署で7年ぶりに兄の元妻・加奈子、その娘・満里奈と再会した。兄たちが住んでいたゴミ屋敷のアパートを3人で片付け、養護施設に居た良一と会いに行き・・・さてどうなる、という、村井理子のノンフィクションエッセイを原作にした話。
体が弱く、嘘つきで金に汚い兄、オダギリジョーが適役だなぁ、と感じた。
柴咲コウ、満島ひかりとも上手いなぁ、とは思ったが、特に引き込まれるほどの魅力は感じなかった。
時々笑える所もあるが、それ以上でも以下でもなく、普通。
鑑賞動機:タイトル6割、この座組4割。
相変わらずダメな人役のハマり具合が凄まじいオダギリジョー。
行きの新幹線でもう原稿書き始めてたのか。メタ!
柴咲コウも満島ひかりも、複雑な心境とうつろう感情を自然に見せて、すごいねえ。子役二人もよくや…って良一はあの子かそうか。成長したねえ、うんうん。
回想シーンだとかなりひどい兄貴に思えたけど、そこからの挽回というかユーモア混じり繰り出される諸々で、じんわり胸の内が暖かくなる。
火葬場が空くまで数日かかるから、冷蔵してもらっていた記憶。骨壷が暖かかったかはもう覚えてないや。
憎まれっ子、、、
こんなん泣いてしまう
家族って…
オダギリジョーだからギリギリ耐えられた
まず家族をテーマにした映画なのに主人公の家族がよそよそしすぎる。。
なんなんだこのリアリティのない家族は…。
そのくせ演出がくどくて無駄に長く感じるんですよね。
例えば主人公の心の声がテキストでいろんな場所に現れるんですが(よくMVで見る演出ですね)「私、作家/エッセイストやってます」アピールが強すぎてもうええてという気分になりました。
あとネタバレにならない程度で話しますが、ラストでそれぞれが故人と向き合うシーンがあるんですが、何故か同じシチュエーションを順番にやっていくという謎の演出でこれもちょっとだるかった。
でもオダギリジョーには不思議な魅力があり、オダギリジョーだからな…というよくわからない理由で許せてしまう不思議な映画でした。
あ、満島ひかりと娘役はすごく自然な感じで安心感があります。
男ならある一つの料理にこだわりを持つ
御骨の温かさが感じられた映画でした
あらためて兄の存在を知る
面白い
理由は分からんのやけど胸にスッと入ってきて琴線にも触れる映画。
宣伝見ている限りではコメディかと思っとったけど全然違た。
ただ椅子の隙間から遺骨をパスされるシーンは笑た。
満島ひかりの演技久しぶりに見たけどやっぱ凄いな
ダラダラ3時間映画と違って
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