劇場公開日 2025年11月28日

「兄弟って家族ですか?」兄を持ち運べるサイズに お悩み姫さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 兄弟って家族ですか?

2026年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

以前、兄弟って家族なのだろうかと考えたことがある。まあ人それぞれなので正解は無いだろうが、私は少なくとも大人になってからの兄弟は家族とは違う気がしている。親は死ぬまで親であり家族であり続けると思うけれど、兄弟の場合は成人して離れて暮らし、それぞれに別の家族が出来てしまうと幼い時の関係性とはちょっと違うものになってしまう。かといって親戚・親族とも違うし、まあ家族未満だけど家族に限りなく近い何かみたいな感じかな。まあ私の場合、地理的に遠く離れて住んだ時期が長かったことや関係性がやや拗れかけて距離を置いた時期があったせいかもしれないが。ただ、この映画のように、状況によっては最も近しい肉親として万一の時には人生の終いを担う(担ってもらう)相手になりうることは想定していなかった。
原作未読だが作者の体験に基づくエッセイなので内容もかなり事実に近いのだろう。幸いなことにここまで厄介な人物が身近にいたことは無い、正確に言うと仕事上で近い匂いの人に出会ったことはある。危険を感じて距離を置いたから実害はなかった。まあ普通はそういう対応になるだろうけど、肉親だとどうなるのだろう。実感はわかないがフィクションとしては十分楽しめた感じ。
柴咲さんが中学生の子供を持つ親の役であることに時の移ろいを感じてしまった。ただ、ところどころで今よりかなり若い時代の彼女を感じてしまったのは、ちょっとマイナス。まあこっちの見方がひねくれ気味なのは否定しないが。
満島さんはもっと癖があって変化球投げ込む役回りかと予想していたが、最後の新幹線到着間際が少しおっと思わせるくらいでほぼまともでした。
映画としては最後のアパート立ち寄りが見せ場なのだろうけれど、くどすぎるし、ちょっと重くも感じられた。

お悩み姫