「今は亡き兄の本質」兄を持ち運べるサイズに ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
今は亡き兄の本質
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兄が亡くなってから、
その兄(オダギリジョー)と関わった人々とともに過ごすことにより
生前の兄の解像度があがっていく。
理子(柴咲コウ)がうそつきと思っていた兄は、
実はそうではなかった。
愛情に満ちた人だった。
幼少期の頃からそれは一貫していたことを思い出す理子。
家族の大切さをあらためて感じる。
本音で語ることでスッキリする加奈子(満島ひかり)、
優しいうそでもついてほしくないと思うようになる理子。
それは兄が全部本当のことを言っていたから。
オダギリジョー演じる兄は実に軽やか。
最近はエキセントリックな役が多かった柴咲コウの演技も
実によい、特に笑顔がよい。
この役もちょっぴり変だったりはするのだが雰囲気がすごく良いのだ。
コミカルな表現がありつつも、じんわり心に沁みる
実に巧みな紡ぎ上げられ方をしていて感動したし、非常に鑑賞後感が良かった。
こういう作品をもっとたくさんの人々に鑑賞してほしい。
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おつろくさんのコメント
2025年11月30日
共感ありがとうございます!
母に溺愛されている兄と自分を比較して、半ばヤケクソになっていた理子が、兄が死んでから兄の本当の姿を理解していく展開だけで涙目になりました。自分も弟と疎遠なんで、もしもの事を考えたら色々と怖くなりました。
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