「ツボをおさえた脱走映画」脱走 水原秀策さんの映画レビュー(感想・評価)
ツボをおさえた脱走映画
タイトル通り、ちゃんと脱走映画の勘所を押さえた作り。隠した身分がバレるバレないとか、追っ手の中に紛れ込むとか一通りやって90分。
このくらいうまく作ってあれば多少のご都合主義(タイミングよく川に落ちすぎとか)は問題なし。こちらが見たいものを見せてくれ、満足して映画館を出た……
……ただ、どうしてもがまんできない点が三つある。
① 冒頭で部下が主人公を庇うところ。あれは無理がある。多少世話になってたからといって庇うわけがない。なので、部下は偶然「地図」を発見し、誰が計画したか知らずに計画をパクって脱走するという展開、こうでないと不自然だ
② 話が終わったあとの「一年後」の描写。あれは完全に蛇足。トンネルのところで終わるべき
③ エンドロールの時に流れる甘ったるい主題歌。クソダサい。余韻も何もあったもんじゃない。
とは言え、面白くみてたのは間違いない。払った映画代に見合った内容だ。
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