脱走のレビュー・感想・評価
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よかった
脱北ものは大好物なので下半期一番の期待作だとワクワクして見に行く。夜中宿舎を抜け出して脱北の準備を進めるところは期待以上にワクワクしたのだけど、その計画があっさりめちゃくちゃになる。部下のやつ、なんてことをしてくれてんだと思ったがそもそも雨が降ったくらいで破綻するような計画ならそもそも無理ではないだろうか。プランBを用意していてほしい。
その後は、保安部に異動となって部下のあいつを連れ出すなど、それまで周到な計画をしていた人とは思えない荒っぽい行動を取る。あっさり見つかって手際よく追い込まれる。敵は敵でなかなか大変なのだけど、大味な展開となりもうちょっと理詰めのヒリヒリするサスペンスが見たい。
地雷で豚が死んでみんなで食べるの楽しそう。国境を超えると救助の電話があって救出してくれるシステムになっているとは、韓国は脱北ウェルカムだったのか。
エンドロールの後、主演の二人のおまけ映像がある。ストイックな北朝鮮兵だったのに、チャラい。見たくなかった。
閉ざされた国、歯痒さをを感じる
ストレートだからこそ細やかに撮って欲しい
気が抜けない94分
最初から最後までほぼ北朝鮮内で進行するのが異色。
冒頭から息詰まる展開で、ずっと緊張しっぱなし。
テンポよくスピード感がありスリル満載、それらが94分に凝縮されており弛むことなく一気に見られる。
何でもありの韓国映画なので、脱北成功直前で主人公が無念の最期、ということになるかもしれず、最後の最後まで気が抜けなかった。
入念に準備を重ねてきた脱走計画に、部下ドンヒョクが乱入してきて主人公の足をひっぱるのはお約束、絶体絶命の危機の波状攻撃だが都度救いが現れて、大分ご都合主義ながらそのパターンのバリエーションひとつひとつに工夫があり面白かった。
ヒョンサンはよくあるナチスドイツの優雅な美形将校みたい。北朝鮮にもこんなタイプいるのか。小指立ててリップクリーム塗っててひとめでおねえさんな雰囲気。父のドライバーの息子だったギュナムに、弟的なもの以外になにがしかの思いがあったんではと思わせる。
パーティーで思わせぶりな若いイケメンが映ったと思ったらやっぱりそういう相手でしたか。だが、このエピソードいる? ヒョンサンがゲイというのはうまく匂わせるだけで良かったのでは。
緊張感みなぎる中で、ここだけ空気がちがって蛇足のように思えました。
ギュナムが除隊間近で脱北を企てた理由、「失敗ができるところに行きたい」日本でも一度レールを外れたら戻れないと言われるし、韓国の超学歴偏重社会ではさらに失敗できない世の中なんだろうが、一度の失敗が本当の意味での命取りになってしまう北朝鮮の比ではないだろう。
ギュナムが脱北に成功した1年後に訪ねたドンヒョクの母と妹(?)は、韓国在住なのか?もしかしたら聞き漏らしたのかもだが、彼にはすでに脱北した母と家族がいたのか?
もしそうなら、脱北家族を持つドンヒョクはもっと冷遇されていそうだが、軍での扱いは普通の兵隊で、特に「こいつの家族は脱北者」と言った声もなかった。
ドンヒョクはどうしていますか、と聞かれて、「元気です」というのは優しいウソで切ない。
ギュナムに脱北を許したヒョンサンは、一緒に脱北するしかないと思ったら違った。
ギュナムのバイブルの「アムンゼン」の伝記、はピアノ兄貴から送られたものだったか。
ちょっといい話だが、軍の教室で少佐の制服のまましんみりできるのか。
ギュナムの数々の軍を欺く行為を許し、大勢の兵を動員して捜索した末に脱北成功されたら、責任者のヒョンサンは大失態で無事ではいられないと思う。身ぐるみはがれて暗いじめじめした監獄にぶち込まれて拷問された挙句銃殺刑を待っているほうがありそう。
ポストエンドクレジットの「おまけ」は、いらなかったような。
映画の余韻を秒殺してくれます。
ク・ギョファンはロンブー・淳か新納慎也似だと思いました。
イ・ジェフン、細マッチョでその昔のヒガシ似でシャープでカッコよかった。
41歳とは驚き。20代後半か、いってても30代半ばにしか見えません。
脱走
なぜ君は脱走しないのか
夜中に部屋を抜け出しても気づかない。弾を乱射しても当たらない。北の兵士はやる気がないのか?
ギュナムを追うヒョンサンも、本当は南に行きたかったはずであり、ギュナムを追うと見せかけ、自分も脱走するのかと思ったが、北に残ってしまう。守りたいものが、北にあったのか?
時間が短いので、楽しめた。エンドロールのハングルが全く読めず、いつもは席を立ってしまうが最後まで残って正解。おまけの映像がある。
ピアノ兄貴
北朝鮮から韓国へ逃げるお話し。
主役が逃げるピアノ兄貴追う一発で仕留めるのは訓練してるから?凄い技術
夜な夜な逃げる地図を作って仲間と逃げるけど仲間は死亡してしまい…
そもそも主役と兄貴の関係性が分からない。
恋人ってゲイ?
車の中で撃ち合うシーン看板を壊して盾にしてとにかく逃げるシーンは韓国らしい。
ピアノ兄貴他の作品でも執拗な悪役専門。
北では失敗出来ないけど南だったら失敗できる深い言葉北朝鮮に生まれなくって良かった。逃げるための電話機があるのがビックリ
逃げられたけどトンネル途中で倒れたそりゃ倒れるわなあんだけ命の危険を犯して兄貴も
やっと諦める兄貴も逃げたら面白かったのに
脱走と撃ち合いだけで引っ張ったのはある意味凄いけどもう少しひねりが欲しかった。
失敗は成功の元
ゆきさんのレビューで拝見して、
近隣では2週で終わっていたので、
何年か振りの三好までGO🚗
ここMOVIXは、韓流を初め、
シネコンにしてはマニアックな上映が多い。
ただこの三好の周辺に他にもシネコンが増え、
久々に来たショッピングモールは少し寂しい。
何とか生き残って欲しい。
さて、
所謂「脱北モノ」であるが、
今やこの手のテーマって、
世界中でも韓国映画でしか見られないかも。
そう思うと観なければならない作品。
ただ、そんなに捻りは無い。
脱北計画から実行まで、予想通りの展開。
ドンヒョクは冒頭からフラグ立ってるし、
ギュナムは何があっても冷静。
軍隊てどこの国でもあるあるなのか、
「コイツ逃げ出すかも」
と全員疑いの目を常に向けていて、
特に北朝鮮となると、
逃げる=国外逃亡=死刑
仲間でも殺して構わない精神は、
本当の仲間と言えるのだろうか。
ギュナムの父の言葉が、
ギュナムと同じ様に刺さった。
少佐ヒョンサンは、
男の方が好きなんだろうね。
ドンヒョクの家族は、
何で南にいるのかな❓
エンドロール後のおまけは、
本編関係無いので見なくて良いです。
ピアノ兄貴
北朝鮮側に時間を割いています
北から南への脱走劇を描いた作品と思い観に行きました。
肝心の脱走部分は後半4分の1程度で、それまでは軍人の主人公が
なぜ南への脱走を決意するかに至ったのか、その事情を描写しています。
当然、舞台の多くは北朝鮮側、脱北者が多く韓国在住していて、彼らからの
聞き取り調査も行われ、公開されているでしょうから、北側が「現世地獄」である
という描写ばかりでなく、それなりの人にとっては「住みよい」国であることを
否定しない描写です。主人公の上官もかってはモスクワで演奏会を開いたピアニストであることも描写されています。
ただ、越境時にはかなりの重傷を負っていた様子ですが、越南後は、五体ともピンピンしていて、補助金を得て起業する様子はちょっと上手くいきすぎの感もします。
韓国キライなので彼の国のは観ないことにしてるのだが
逃げても逃げても追ってくるク・ギョファン
「2回目です。周りの人物にも力を入れている」
自由への疾走は胸を打つ
この手の映画の脱走の目的は、自由を求めるものが多い。収容所や刑務所から脱走するものが多いが、本作は北朝鮮の人間が韓国(たまに中国もある)へ脱出する、いわゆる脱北という行為を描いたもの。すべての脱北パターンを知っているわけではないが、軍人のそれは相当過酷に見える。それほど深掘りしなくても脱走したくなる環境だということは理解できるから、背景とかをあまり丁寧に描く必要がない。脱北もののアドバンテージだ。
軍の宿舎から逃げるだけでなく、きちんとトラブルを用意して飽きさせない展開にした脚本は嫌いじゃない。ありがちといえばありがちな展開とも言えるがそれなりに緊迫感があった。北朝鮮らしいというか、軍人らしい行動の描き方がなかなかうまい。
さらに好感が持てたのは色恋沙汰をあまり絡めていないこと。ある意味絡めていると言えるが、恋人に会いにとか、女性兵士との恋みたいなものが描かれなかったのはいい。ギュナムとヒョンサンの関係性に意外と深みがあるのもよかった。ただでさえ生きづらいのに、北朝鮮ではさらに生きづらそうだなと想像できる。
北朝鮮の兵士たちは銃やライフルの射撃が下手すぎだろ!と思うシーンもたくさんあったりするのは御愛嬌。それでもギュナムの自由を求める姿に心を揺さぶられた。こんな映画を作って南北関係がギクシャクしたりしないのだろうかと心配になる。これも時代の変化ってやつなんだろうな。脱北映画は辛くなる物が多いが、これからも作られていくのだろう。観て受け止めていきたい。
プレリュード23-5
やっと観れた「脱走」
レイトショー〜つったって、20時台だと早いのよ。
109ありがとう21:40〜とか神!
主演のお2人は勿論だけど、個人的に「このろくでもない世界で」がな〜んか後引いてて。
ホン・サビンが見たかったの。
(↑↑ソン・ジュンギが格好良すぎてやばい)
で、、、
「脱北」モノって括るのも苦しくなっちゃうんだけど、見るとめちゃくちゃ落ちるんだけど、
何て言うのかな。
今、この瞬間、同じ時間を生きている人間として、理不尽な境遇にいる人達に、少しでも希望のある未来が訪れます様にと願わずにいられなくて、いつも観る事にしている。
お花畑でも構わない。
この様な題材の作品が、少しでも話題になり、状況が変わるきっかけになったらといつも思っている。。
生まれた国がたまたまソコだったというだけで、
こんなにも人間の尊厳を奪われるなんて
あってはならないはずなのに。。
勲章をアホみたいにジャラジャラくっ付ける事に何の意味があるんだと、いっつも思う。
そりゃ、上級軍人になれば待遇も良くなるし、あの国の中でなら、生きやすいのだろう。
だけど、本当に、心底これが正しいと思っている奴なんているのかな。
洗脳されているのなら逆にその方が理解できるのよ。
でも実は自分を欺いているのだとしたら、
そんな風にしてまで生きなければならないのって地獄だ。
自由を求める気持ちを持つだけで、生きるか死ぬかの選択を迫られる事になるなんて地獄だ。
本当に辛くなっちゃう。。
本作も突出した部分がある訳でもなくて
(ごめん)王道の「脱北」モノなんだけど、
それでもやっぱり喰らっちゃった。
苦手なんだと思う(°▽°)
辛かった泣
だけど、いつもおちゃらけたレビューを書いているので、その方が自分らしさが出ると思うので、少し頑張ってちょけてみる。
うん。
ギョファン1人勝ちww
素敵なニックネーム「ピアノ兄貴」♪
韓国だよね〜なんじゃそりゃww
以降彼を観たら絶対思い出す(^。^)b
執拗にギュナム(イ・ジェフン)を追いかけるヒョンサン(ク・ギョファン)
顔面がやばかったw
優秀な指揮官でもある彼と軍曹のギョナムが幼馴染だったのには驚いた。
(その設定が効いていました)
リップクリーム塗ったり、ハンドクリーム塗ったり、髪型にもこだわったり、変な手品(?)したり、、、
そ〜ゆうのが逆にこわい(°▽°)
加えてあんなにイケメンな元カレがいるし(!)
それを隠して上官の娘と(頑張って?)子供作って、エリート軍人としての葛藤まで背負わされて、、
1人で色々と大変なキャラでしたね。
(ソン・ガン美しいお顔で。。)
諦めたピアノ。諦めた恋。
どSっぷりを拝む事が出来ましたが、彼もあの国の被害者でした。
(やっぱり殺されてしまうのでしょうか泣)
本命だったホン・サビン。
終始重たい雰囲気を、彼のちょっとしたセリフや表情が和らいでくれました。
私も息子がおりますので、息子が母親を想う気持ちを見せられると弱いです泣
あんな環境に身を置いていたらと想像しただけで息苦しくなります泣
映画の中だけでも!!
2人揃って軍事境界線を越えさせてあげたかった泣
これからのギョナムの人生は、思う存分失敗出来る。
「失敗」する事をあんな風に捉えた事なんてありませんでした。
あのセリフは効きました( ; ; )
希望が見えるラストでしたが、同じ「分断」を描くなら「宝くじの不時着」の様な、笑える作品が良いな。。
あ。こっちにもイノシシ出てきます。
ん??
あの丸焼きイノシシは「イノシシママ」じゃないわよね??Σ('◉⌓◉’)
ママが心配!
上司との過去を観たい
選択する未来
かの国の事はよく知らない。
漏れ聞こえてくるNEWSなどで想像するくらいだ。
おおよそ我が国とは異なる文化で、理解もし難いのだけれど、どこに居ても根源的に自由を求めるのが人の性なのかと思う。
選択できる未来がない。
敷かれたレールはあって生きては行けるのだろう。
けれど、偉くなっても軍の幹部みたいなもので、部下が獲ってきた猪を取り上げて喜ぶような状況だ。
外から見ると絶望しか感じない。
その絶望から主人公は脱走する。
テーマは人生訓のようで、さして珍しいものではないが、なかなかにスリリングではあった。
北朝鮮っていう特殊な環境から派生するものは多数あり、その都度、心拍数が上がる。
ここよりはマシな未来に向かいガムシャラに直向きに走る。朝日を浴びながら疾駆する姿は神々しくもあった。
1年後の彼はホントに別人だった。
憑き物がとれたってのはああいう事を言うのだろう。
「脱北」っていうセンセーショナルな背景だけど、停滞する人生に足掻き、未来を渇望する若者には胸を打たれる。
諦める事が最善の選択なんていう国などあっていいわけない。
命賭けで掴んだ未来で、彼は「幸せかどうかはわからない」と言う。そうなんだと思う。やっと普通になれたんだなぁなんて思う。
…相当ディスられてんな。国家保安局が観たら国家侮辱罪でドンパチが始まりそうなレベルだ。
隣国にとってプロパガンダなのかもなぁ。
ピアノ兄貴が結構ボリューミーで、彼のスピンオフを観てみたいと思う。
きっと天才的なピアニストで、おっそろしく耳がいいのだろう。どうやらゲイでもあるみたいで、その性癖を押し殺して婿に入り好きでもない女を抱いて子供を作る。
きっと彼はこの一件で処罰され死刑になるのだろうと思う。死の間際に何を思うのだろうか?何に想いを馳せるのだろうか?
彼を追っかけた方が北の体質が浮き彫りになるような気がする。
北朝鮮って国を正確には把握してないけれど、本作の北朝鮮は北朝鮮っぽくはあったかなぁ。
1つ疑問なのは晩餐会だ。
西洋のソレに見える。
…憧れなわけないよなぁ。真似でもないだろうし。
あれくらいの事は我が国でも出来るって見栄なんだろうか?華やかに見えるのだろうか?日本にも鹿鳴館みたいものもあったしなぁ。
なのだけど、なんとなぁく違和感…。
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