でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男のレビュー・感想・評価
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多くの教訓をもたらす作品
福岡で実際に会った話で綾野剛と柴咲コウ、小林薫の魂のこもった演技が素晴らしい作品でしたが、残念ながら想像していたもっと奥深い感動、感銘、怒りなどは感じられなかった。脚本の問題なのか編集の問題なのか主役の子供、子供に虐められてた子供と唯一の味方とも思われた母親、何故か親寄りすぎる校長と教頭、謎の診断する医師と女医、場末飲み屋の母親の母、色黒ダンナとことごとくスルーで何の回収も無く消化不良、週刊誌記者の亀梨君も中途半端に感じてしまい残念でした
かなり胸糞悪い展開だが、これが事実と聞いて更に震える
予告編を見て是枝裕和監督の「怪物」を思い出した。「あれとはかなり違うのかなぁ…」と思いながら朝イチの上映回に出向く。そしてすぐに朝から見たことを後悔する(笑)
前半で全く異なる二つの展開が示される。これは真実は最後まで「薮の中」と言うパターンか…と思ったらさにあらず、どうやら児童虐待を疑われた教師の方が正しく、目がガンギマリの母親が事実をねじ曲げており、こちらが子供を虐待しているらしい。
何より気持ち悪いのは、「体罰をした」という確固たる証拠もないのに1人の教師をどんどん追い詰めてその人生を狂わせていくというえも知らぬ恐怖。そして俗にいう「マスコミ私刑(リンチ)」は我々の日常には溢れかえっており、「文春砲」などと称して、マスコミやSNSは世間の悪しき好奇心を拡大増殖させていく。
この件については、当然ながら自分自身も含めて常に自己批判するとともに、皆で考えなくてはいけないと再認識した。
さて映画に戻るが、結局のところモンペである母親が虚言癖と残虐性を持っているという事だよね。あのコワモテの相手を威圧する日焼けダンナもどこかしら攻撃的な異常性があり、まあ少なくともマトモではない。
最終的に薮下が体罰を加えていないという事実からすると、生徒を途中で待ち伏せしてデコピンした事や「自殺の方法を教えてやるよ」などは全て母親の創作(実際にやったのかは不明)って事だよね。だとしたら本当に本当に気味が悪い。
ラスト近くで、教師に好意的な保護者が教えてくれたネタって母親がハーフではなく純ジャパという事なのかな。あのスナックの母親を弁護士が尋ねたのは裏取りか。でももっと何か破壊力のあるネタかと思った。以前も似た事件を起こしてるとかかと思った。ここはちょっと肩すかし。
あの週刊誌の記者もなんやかんやあって最後は教師側につくと見ていたが、いつの間にか途中からフェードアウト。もちろん責任は取らない。
そして同僚で薮下に好意的な若い先生も何事もなくスカされた。何か言いたそうな感じだったのに。結局味方してくれたのはPTSDの診断に疑いを持って資料を渡してくれた女性医師だけだった。
何かいろいろと伏線回収がおざなりな気がする。まあそれが事実だというなら仕方ないんだけど。
結局、あの母親の目的と言うのは何だったんだろう?
単に5800万円と言うお金目当てなのかな。
それとも何か病的なものを抱えていたのかな。
PS あの校長と教頭は最低最悪で自己保身しか考えてないクズなので、藪下先生に2,3発は殴られてもオレが許す。
子供なんか他人からみれば悪魔のような存在
誰かの人生を壊さないために
怖い
真実を見る目を持っていますか?-20年前の事件が問いかける現代の問題
舞台は2003年の地方都市。小学校教諭の薮下は、保護者の律子に息子の体罰で告発され、それを聞きつけた週刊誌記者の鳴海が実名報道をしたために、世間の格好の標的になる。そして、律子が薮下を訴えた民事裁判の場では両者の主張は真っ向から対し……。
教師でも芸能人でもスポーツ選手でも、とにかくコイツは叩いてもいいんだという標的を見つけたらメディアが作り上げる「真実」に乗っかってとにかく叩き放題叩く時代。人の尻馬に乗っていれば安全だと錯覚しているのかもしれないが、その批判の刃はいつ自分に向かってくるのかわからない。
本作は、福岡で起きた実話をもとに書かれた原作を映像化したもの。ここでは教員が対象となっていたが、おそらくどんな職業に就いている人の身の上にも起きうる可能性が十分にあることが恐ろしい。
予告編だけでも相当キツそうだなと思いつつも、目を逸らすわけにはいかない現代の問題だよな、と思って行ってきたのだが、さすがは三池崇史監督。メディアリテラシー、教育、司法、さらには医療の在り方までを問う作品に仕上がっている。
キャスト陣も素晴らしい役者が顔を並べているが、今回は改めて綾野剛の演技力に気付かされた。
観せ方が卓越した監督作品
不謹慎かもしれませんが、面白かったです。
実話に基ずくという事だけの知識で鑑賞。
あの番宣広告の綾野剛さんの表情とキャッチコピーからの、あのオープニング。
……100%騙されました!
ほとんどの人が同じ経験をすると思えました。
三池監督の得意な表現がバイオレンスのようなのですが、……あの導入映像はまさに恐怖感や怒りを植え付けられ、どうしようもない「先入観」が確立し、そこからの180度真逆のストーリー展開開始に、ずっと見逃すまいと、夢中にさせられました。
多くの映画が監督の得意分野に左右されることが多いと思いますが(当たり前ですが)、三池監督がバイオレンスだけという訳ではなく、人物描写や映像の観せ方そのものが素晴らしいと思いました。
しかも変に内容を混濁させず、鑑賞者の期待を裏切らない進行。
なのに面白い映画。中々に貴重です。
ちょっとした「違和感」の観せ方も、創造の範疇で気持ちよく鑑賞できました。
話は変わり、実話を基にしている物語である事に関しては、何とも曖昧な世の中に簡単に壊される人生なんだなと思わされました。
誰が悪いとかは議論にならない点だと思い、いかに「でっちあげ」に対し、当事者が積極的に反論と行動を論理的にしかも強い精神で諦めず、曲げず訴え続けられるか。
しかしそんなことが現実的にできない人も多いとは思いますが(自分もどう行動するかわからない)、法律的に倫理的に「でっちあげ」の被害を受けたら、何とか奮い立って正面から突破する気持ちを諦めないで行動すれば、「敵」と描かれているメディアは、むしろ味方になるのかもしれないと思えました。
……ただし、そこには加害者を徹底的に叩くメディアの構造がどっちに向けられるかが変更するだけなので、「メディアの有り方」というのが、まさに怖く、防ぎようがない媒体。
SNSも然り、声を表現する人間によってどうとでもなる可能性が高いので、やはり倫理観が一番重要であるとも思いました。
現代のメディア市場は、人類史上恐らく最も拡散される時代なので、影響力のある人間の拡散力はどうにも強いです。
もしその対象になってしまった時は、同じようにメディアを大いに利用し、法律的にも圧倒的な証拠固めをして説き伏せる忍耐と精神力で、自信を持って反論し続ければ必ず救われるという事でもあるかなと。
なぜなら、「でっちあげ」だから。
被害者はつらいと思いますが、何とか諦めず、周囲の助けを借りながら必ず打ち勝ってほしいと思い、また、周囲の倫理観のある人は、しっかりと手を差し伸べなければならないかなと思いました。
手を差し伸べる方法は、劇中に描かれているような、保身を伴っても良いと思うので。
最後に描かれていた加害者側のその後も気になるし、やはり倫理観をしっかりと持たないと人生が狂うと思わされた映画でした。
加害者当人の人生苦が描かれている部分も重要で、「親」のあり方も、最重要である事が言える作品でした。
被害者側の「親子関係」と加害者側の「親子関係」が、相対性をもって描かれていると思えましたので、親の子供に対する教育や愛のあり方が非常に重要とのメッセージ性もあるのかなと思いました。
良い作品でした。
演技力
律子目線と薮下目線での互いの演技力が際立ちました。
また構成もよかったです。
律子の供述による凄惨ないじめの描写から始まり、その後の薮下の苦悩。
どんどん引き込まれました。
演技力を最初に書きましたが、柴咲コウさんと綾野剛さん以外にも小林薫さん、木村文乃さん、亀梨和也さん。それぞれ素晴らしかった。
黒光りの旦那も、いかにもなモンペ感(笑)
アメリカ人の血が虚偽だと指摘された時の北村一輝さんの表情なども目を引きました。
文春を正義のように崇めている人に見てほしい作品ですが、その人たちには響かないかなあ?
正義に振り回されるのは怖い。
ルポルタージュ既読にて鑑賞。
内容を分かった上でも引き込まれるほどの映像と演技。
柴咲コウの冷徹な目が素晴らしい。
約20年前に起こった出来事。作り話ではないところが恐ろしい。
氷室家のようないわゆるモンスターは結構実在すると思うが、ここまで世間を巻き込んだのは、みんなが自分自身が正義だと信じて疑わず、悪者を叩くのは良いことだと思っていたのでは?
自分の行動を思い返してみても、そういうことはある。と認めざるを得ない。それが強大な力となって真実さえもねじ伏せる。
唯一の救いが家族が信じて味方になってくれたこと。
利己的な人間ばかりが出てきて、嫌な気持ちになるけれど、手を差し伸べてくれる人もいる。そんな希望の物語になっていた。
この映画凄いっ!本当に良かった。129分があっという間でした。
この映画凄いっ!本当に良かった。129分があっという間でした。
小4の担任教師(綾野剛)のクラスの児童の母(柴咲コウ)がある日学校を訪れ子供が教師によりいじめを受けていると校長に訴えた。教師は自分はやってないと説明するも校長と教頭は教師にとにかく謝って丸く収めるようにと。
納得いかぬまま謝ったのに母は裁判の申立てをしてくる。訴えられた教師は裁判で『母子によるでっちあげだ。』と主張するも全く無視される。
母の言い分は大々的にマスコミに取り上げられ原告側の弁護士は500人も付いたのに教師は殺人教師としてバッシングを受け弁護を引き受けてくれる弁護士がいない。
裁判でのお互いの主張を映画は画で見せる。つまり母の視点からの状況と教師の視点からの状況をそれぞれ2通りに俳優陣は演じ分ける。この演技がすごい!綾野剛が別人のように変わる。本当に素晴らしい演技で演じ分けている。
対する柴咲コウの演技も凄い。ホラーかと思う程恐い。子役も両方の視点で違う子の様に演じ分けていてびっくりした。校長(光石研)も教頭(大倉孝二)もマスコミ(亀梨和也)も弁護士(小林薫、北村一輝)も俳優陣の演技が良くて抜群でした。
そしてストーリーがまた本当に面白い。観る前に何となく落ちを想像していたがそしてそれは当たっていたのだがそれで終わりではなかった。想像の上を行く展開が他にも幾つも待っていて二転三転して本当に面白かった。これが実話じゃなかったら脚本がよく出来てて面白かったと絶賛するところ。それ程面白い展開でした。まさかの怒涛の展開が息もつかせない。緊迫の129分でした。
観終わった後深く考えさせる内容でもあり本当に観に行って良かったです。あの緊迫感、没入感はぜひ映画館で!
何をしたかったのか
三池監督、ずいぶんおとなしめの作品でした。豪雨の中薮下さんが慟哭するシーン、あの激しい風雨はこの映画のテーマなのでしょう。
暑い日、避暑の為にもオススメです。
それにしても氷室律子は薮下誠一を告発してどうしたかったのか?5000万円を請求していたが、たかだか公立小学校の教師相手に無理だろう。
自分の息子拓翔に対する虐待を他人のせいにしたかったのか?
校長、教頭、医者はそんな態度で許されるのか?
向井市の教育委員会はどこを見て何を守っているのか?
週刊誌ライターの鳴海はあんなものかな。因果な商売だよな。
処分取消に10年がかかり、その喜びを共にする愛する奥さんをその間に亡くしてしまうなんて理不尽過ぎるだろう。
法廷劇はラストで「よしっ!」となるのだが、請求が棄却されて「ほっと」はしたが、スッキリとは行かなかった。そもそもの告発自体が何をしたかったのか解らない。
最も胸を打たれたのは木村文乃さんの魂のこもった言葉
どうしたって「怪物」を思い出すけど、本作は事実を元にしてるってところが怖さを増し増しにしてました。
事実、しかもまだ関係者のほとんどの方が存命しているであろう中で演じる皆さんは、葛藤もあっただろうと思います。そういう意味で、柴咲コウさんや光石研さんはこの作品を世に出すことの意義を受け止めて、役者としての矜持を示していたと思うのです。(バイプレイヤーとしてかなり好きな役者、大倉孝二さんも名前を挙げておかないと…)皆さんあっぱれな仕事ぶりでした。
バイプレイヤーといえば、あまりにもハマり役だった小林薫さん。500人超の弁護団って数字上で映画に登場もしない有象無象弁護士こそ糾弾したいと思うくらいのKnightぶり。安定感が素晴らしい。現実にこういう弁護士さんがいることにかすかな希望を感じます。
そして、個人的に最も胸を打たれたシーンは、そんなに多くは登場せず、そんなに存在感を見せていなかった木村文乃さんが、ここぞの場面でしっかり魂のこもった言葉を発したところ。あのシーンだけで、主人公が長くて苦しい時間を折れずに戦い続けられたワケの大きな部分として、彼女の揺るぎない支えがあったことがはっきりと表現されていたと思うし、それを示す見事な演技だったと思いました。(最後、気が緩んでいて自信がないのですが、チーンってされてましたかね?)
→追記。コメントで教えていただきました。チーンされていたようです。お二人で穏やかな余生を送っていただきたかった。安らかに。
主役の綾野剛さんの演技については、おそらくは語り尽くされていると思うので、最後の最後だけ。小林薫さんからのお知らせへの反応は、真実味が強く心に響くものがありました。上記の木村文乃さんのシーンとこのラストは、いろいろ不感症気味のおっさんの目にも泪となりかねないシーンでした(実際には流れていない)
と、これだけ高い評価をしているかのようなのに⭐︎は3.5(自分の中で3.5は、観てよかった気持ちはあるけど。そんなに心は動かなかった、の評価)なのは、制作サイドがあまりに真摯に事実に向き合い事実を曲げないようにしていると感じたからでしょうか。…安藤玉恵さん以外の父兄の言動がわからなかったり、校長教頭以外の教師の反応も少ししかない。そういった部分は、フロントラインのような何人かの言動を誰かに集約する手法は上手かったんだなと思えました(あ、フロントラインの感想メモあげてなかった)
綾野剛さんの演技力の真髄を堪能せよ!!!
重いテーマで前半しんどい展開が続くが、俳優陣の圧倒的な演技力に衝撃を受け続けるのと、映画そのものの構成がすごく上手いのでアドレナリンが出まくる。見終わった頃には『面白かった!!!!』としか思えなくなる。胸糞悪さと面白さって共存出来るんだ。不思議な感覚。三池監督ってすごい。
なんと言っても綾野剛さんの圧倒的な演技力に尽きる。綾野剛さんの演技力の真髄を、スクリーンで体感できたことに感謝しかない。
予告編を見て、子供への虐待描写が重そうだったので観るのに覚悟がいるなと構えていたが、見終わる頃にはそれすらもストーリー構成の上で必要なシーンだったと思わせる、重厚な人間ドラマだった。人間のリアルをこれでもかと表現してて、どんなホラーよりも怖いのは実在の人間だなと…。
それでもやっぱり最初に伝えた通り、見終わった頃には『面白かった!!!』としか思えない。ぜひスクリーンで体感して欲しい。
レビュータイトルは冒頭に書きます!!
タイトル=結論部分はネタバレになるのでここで書きます。
観たくない方はここで閉じておいて下さい。
結論
①薮下先生みたいな先生が増えて欲しい!!
②言葉は時に凶器になる!取扱う際は
十分に注意しなければならない!!
③マイノリティの中、真実を伝える難しさの
怖さを痛感した!!
以上
観ようとしたきっかけ
どこかで「地面師たち」のようだと書かれていたので、どの様なものなのかを確認したく拝聴した。
あらすじ
映画の流れとしては、最初に原告側の律子の主張が映像として表現される。
次に被告側の薮下の主張が映像として表現される。
その上で、前半は原告と被告がどちらが真実を述べているのかを観賞者側に考えさせるような流れでストーリーは進んでいく。
そして、起承転結の承の部分で薮下がマスコミ、教育機関及び世論からバッシングを受け家族諸々被害に遭うところが描かれる。
心折れかける薮下であったが、妻の支えもあり一念発起し無実を訴えるために戦う事を決意する事によりストーリーは転換していく。
そして、薮下や律子の過去を交えながらストーリーは結末に向かっていく。
果たして、真実とは一体なんなのか。この辺りが監督の観賞者に問いかけたかった事だと感じた。
感想
薮下先生は優しい。本当に子供が好きで子供を良くしたいと言う思いがとても伝わってきた!!だから①のようになれば日本の未来も明るくなると感じた。
②でも述べたとおり、言葉は時に暴力にもなる。取扱う人が正しく使わなければ、それは時に凶器となる。
だから言葉を発する時は、吟味して発する必要があると感じた。
③マイノリティの言葉は届かないと言うことが、このストーリーの根底の部分だと思われる。
③は特に日本では起こりやすいように思う。
真実も曲がり通されマジョリティの意見が通る。日本人の持つ協調性が悪い方向に出てしまった結果であると感じた。
以上の事からとても考えされられる映画であり、ポップコーン片手に観るような映画ではない!!と言うことは伝えておきたい。(とは言え僕はポップコーンとドリンクセツトを頼みました。)
映画の見せ方もキャストの演技も素晴らしいので皆さんも映画館で是非!!
これは私たちのものがたり
映画レビューが久々すぎて緊張…若い女性がたくさんいた!女の子に綾野剛人気なんやなあ。
保守的な組織あるあるで見ていてとても苦しくなる作品。
社会人って誰しも理不尽な目に遭うことはあると思う。これは理不尽の最上級である。私自身、自分の身を犠牲にしてまで部下を守るという管理職にまだ会ったことがない。みんな自分がかわいい。だからこそ、自分を守る術は持たないと生きていけない。そう思っている。
この主人公は普段から自己主張しないタイプなのだろう。周りからの圧に負けて言ってしまったことが取り返しのつかない事態へとつながっていく。痛いほど伝わってくる苦しみに胸が締め付けられる。
発言には責任を持つべき。やけど、管理職2人にあれだけ詰められて、いや!違う!とあの場で感情的にならずに論理的に説明できる人はどれだけいるんやろうか?主人公とともに絶望的な気持ちになる。そして、当事者でもない者たちが追い詰めていく。教皇選挙でも印象に残った「確信と疑念」という言葉をふと思い出す。本質を見るには常に疑念を持つ。周りに流されず見極められる大人になりたい。
この事件とは比べ物にならないが、私は以前、どうしても許せないと思うことがあり必死に組織と戦ったことがある。その際重要だったのは日々のログだった。それのおかげで時系列が明白となり、向こうの主張が論理破綻していることが明らかになった。どこにでもおかしな主張をしてくる人間はいる。映画の中でも出てきていたが孤立無援状態やと、本当に自分は悪いことをしたのでは?と不安に感じる。その時に自分を信じて闘いなさいと味方になってくれた人は本当に恩人だ。
これから社会人になる方にはぜひ自分の身は自分で守るしかないと強く伝えたい。本当はそんなことをしなくてもフェアな社会になってほしいと願う。2003年から組織という魔物は変わっていない。この物語は他人事ではなく自分にも起きる可能性がある。だからこそ恐ろしいのだ。
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