「実際の事件がモチーフ。ある意味下手なホラーより怖いです。」でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男 ゴウさんの映画レビュー(感想・評価)
実際の事件がモチーフ。ある意味下手なホラーより怖いです。
2003年に起こった福岡市「教師によるいじめ」事件を題材にした作品。
日常的な教師からの暴力に、子供を自殺にまで追い込まれたと主張する両親の主張。
そんな事はしていないという教師の主張。
立場変われば見方も変わる。
ちょっとした行き違いによるもつれなんだろうなと思っていましたが、そんなかわいいものではありまけんでした。
オープニングからかなり衝撃的でこんな教師がホントにいるのかとショックを受けました。
作品通して感じた事はとにかく気分が悪くなる。
でっちあげられる側の心境。マスコミの影響力。
思い込みというのは、本当に怖いなと感じました。
また、どちらが嘘をついているにしても、何の為にここまでするのか目的が分からない。
そんな疑問が最期までつきまといました。
観終わった後もいまいち理解できていません。
はっきり言ってこういうのをサイコパスっていうんだろうな。考え方が常人をはるかに超えてくる。そこらのホラーよりよっぽど怖いと感じました。
事実を元にしているとはいえ、いくらなんでもありえないだろうと、鑑賞後に実際の事件を検索したところ、ほぼ映画そのまんまの事が現実には起きていました。
ある意味そこが一番衝撃的だったかもです。
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