「ジョンウィック見てなくても大丈夫」バレリーナ The World of John Wick なもしさんの映画レビュー(感想・評価)
ジョンウィック見てなくても大丈夫
あらすじ
幼少期に謎の集団に最愛の父親を殺害され天涯孤独となったイブは、父の知り合い経由でバレリーナ兼殺し屋養成所に引き取られる。
殺しの技術を仕込まれ成長したイブは、仕事の中で父を殺した集団が手首に入れていた印と同じものを持つ男を見つける。
それをきっかけに組織を裏切ることも厭わない父の仇探しを開始するのだった。
ジョンウィックのpart3の世界を下敷きにした話になっているが
作品の雰囲気はpart1やpart2が近いと感じた。
メインのストーリーはイブの復讐譚だ。
所々ジョンウィックワールドの住人が登場するが、
「いわくありげな物語背景」以上ではない。
ジョンウィック未視聴でも十分理解出来るようになっている。
(コンチネンタルのルールやしきたりは説明不足ではあるが。)
ジョンは思ったよりガッツリ登場しているが
part1のウィレムデフォーのような役回りのため、決して物語を邪魔していないのも良かった。
ジョンウィックシリーズ同様、アクションの合間にストーリーが少しずつ語られるスタイルで、痛〜いアクションも健在。
特に、1カット(に見える)の大通りに逃げていくイブの車が押し戻されるカーアクションシーンやグレネードアクションは目を見張るものがあった。
ただ、火炎放射器に消火用放水器は勝てないんじゃ?と思った。
なお、恒例?のイケてるガンアクション。今回は「マガジンキャチャーを押す際に銃を斜めに傾け、マガジン排出効率化とリロード時間短縮」でした。
余談だが、
ジョンが、パワー◎スピード△耐久力◎刃物使い○臨機応変○銃器◎体術◎だとすると
イブは、パワー○スピード◎耐久力○刃物使い◎臨機応変◎銃器△体術○といった感じで、アクションの性格付けがちょっと違ったのも良かった。
さらに、明確にジョン>イブのランク付けもされている。