「正直もっと面白くなる要素があったのに惜しい作品。」バレリーナ The World of John Wick sigeru1238さんの映画レビュー(感想・評価)
正直もっと面白くなる要素があったのに惜しい作品。
1.悪役をもっと描いて!
ガブリエル・バーンが『エンド・オブ・デイズ』の悪魔を彷彿させたオープニングで期待値は上がったのに…。そして、あの女性キャラ美味しい役なのに…。
「チャプター2」のコモンとのサイレンサー撃ち合いとか女殺し屋との鏡部屋での対決。
「パラベラム」でのマーク・ダカスコスやヤヤン・ルヒアンとのリスペクトに満ちた殺し合い。「コンセクエンス」でのドニー・イェンとの共闘&決闘。
このシリーズは敵役のアクが強めじゃないとアクションに埋没してしまう。
2.ジョン・ウィック、カメオ出演で十分。
「ブレードランナー2049」と同じく、新キャラのイヴの話がもっと見たい!
3.武器を魅せて!
レストランの『銃+アレ』、火炎放射はGood!でも、せっかく武器庫や武器店に来たんだから、
T-800並に買い占めなきゃ!身にまとわなきゃ!
4.アナ・デ・アルマスはクールorチャーミングのどちらが似合うか。
007で魅せたコケティッシュな魅力は今回は封印。逆にアクションかなり頑張っているんだけど…どうしても「アトミック・ブロンド」やフュリオサ様が頭を過ぎる…。うーん。
彼女自身の小悪魔イメージを活かしつつ、オフは優女なのに一度銃を持てば180度変わるようなサイコパスキャラなら、間違いなくマッコールさんを超える『ナメてた相手が実は』なキャラになったのに…。
【最後に】
興行はあまり伸びなかったので、正直続編は厳しいと思うが、次作があるなら監督はマーティン・キャンベル辺りにお願い出来ればもっと面白くなるのでは?