「恋愛コメディ的な流れが笑えた」ヒットマン リサージェンス kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
恋愛コメディ的な流れが笑えた
前作は、アクションシーン満載のコメディ映画として楽しんだ。特に、キレのあるアクションに、妻や娘からバカにされる情けない男を演じるクォン・サンウがいい。彼の正しい使い方だ。
本作もその基本構図は変わらない。マンガがヒットしてテレビに出ちゃって、それをマンガの題材とした各国の宿敵から命を狙われるようになるという流れ。ただ、この流れは本流ではないし、各国の宿敵も主人公が闘うわけではない。若干の肩透かし感がある。
でも、元上司や元部下がとてもいい味を出している。2人が恋敵となって、1人の女性を奪い合うくだりがなかなか笑える。あくまでコメディ映画だと決意表明された感じだ。だから、本作ではジュンの妻の過去が明らかになるところもかなり笑えた。あんな過去がバラされてもあくまで強気でいるあの姿がいい。韓国の男女関係を象徴するかのようだ。
ただ、途中で挟まれるマンガのシーン(映画ではアニメだが)で、明らかに「ドラゴンボール」や「HUNTERXHUNTER」のパ●リが流されて心配になる。コメディだからアリとも言えるが、これは簡単にはスルーできない。日本のマンガ・アニメに対してもう少しリスペクトがほしいところだ。
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