「「グランツーリスモ」へドーピングをかましまくる!」映画「F1(R) エフワン」 N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
「グランツーリスモ」へドーピングをかましまくる!
「オブビリオン」「マーヴェリック」ときての監督目当てで観に行くも、ブラッカイマー臭さが勝ったか。
スタイリッシュに固めたマシンとひたすらブラピの渋さのコラボを愛でよといわんばかり。全体的には「グランツーリスモ」へドーピングをかましまくったような超ゴージャス、エンタメ作だった。
そういう意味ではご都合主義でゴリ押す様もむしろ痛快で、ファッショナブルかつ分かりやすい展開など、地上波からモータースポーツが消えた昨今、「国宝」よろしくファンを掘り起こすにうってつけの1本だったと思える。
だが入門者向けならでは、やや喋り過ぎな脚本がもったいなかった。全てを説明しているせいで画力を半減させていたように感じている。
過去観たモータースポーツものでは「RUSH]「フォードvsフェラーリ」が二大巨塔で、最近の「グランツーリスモ」が異色として続く塩梅だ。本作はその次あたりの順位になるか。
ただしとにかくカッコイイ。
いちいち、カッコイイ。
その点ではダントツ眼福であった。
あ、あと、音楽のセレクトがいい。おかげで途中、ガス車のプロモーションビデオを見ているような気にもなり、ドライブへいきたくなったw
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