「IMAXで観れたことに感謝」映画「F1(R) エフワン」 コブさんの映画レビュー(感想・評価)
IMAXで観れたことに感謝
感想は至ってシンプル。「とにかくIMAXで観られてよかった」——この一言に尽きる。
コシンスキー監督は前作『トップガン マーベリック』に続き、今作でもIMAXカメラを駆使。前作以上に大胆で高度な画角が、圧倒的な没入感を生み出している。どうやって撮ったのか疑問に思うような画角からの映像が、迫力に頼るだけでない確かな技術も感じさせる。
そして映像と並ぶ主役は「音」だ。劇伴の高揚感はもちろん、F1マシンの唸りや路面の振動まで体に届くような臨場感は、まるでIMAXのオープニングデモを本編化したかのよう。
巨大スクリーンと音響に包まれながら、タイトルが出る数分であっという間に心を鷲掴みにされたのは、映画を観てきて初めての体験だった。
物語は単純明快で、いわば「陸のトップガン」。ただ、飄々としながらもどこか暗い影を落とす主人公ソニーの魅力は、ブラッド・ピットならでは演技力でしっかり裏打ちされている。細部には粗もあるかもしれないが、映像体験を堪能するという一点において、直感的に楽しめる内容だった。
最後に——なかなか足を運べず半ば鑑賞を諦めかけていた中、IMAX上映延長で最高の環境を用意してくれたグランドシネマサンシャイン池袋には心から感謝したい。
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