「アメリカで受けるには仕方ないのか?」映画「F1(R) エフワン」 バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカで受けるには仕方ないのか?
私はF1ファンです。
ゆえに許せないのです。
政治的な駆け引き、ルールやレギュレーションの隙間を
かいくぐり、敵を欺き、出し抜いて、TOPを目指す。
膨大なお金と時間をかけて作られる車を
鍛え抜かれた体と頭脳でドライブし、チーム一丸で臨む
モータースポーツ。
高度な技術に舌を巻き、稀有なドライビングテクニックに
熱くなり、チーム戦略にワクワクし、ガツガツのドライバー同士の
バトルに手に汗握るモータースポーツ。
命がけのスポーツだからこそ、命を守るための環境と
そこに注力し続けてきた文化があります。
だって、それがF1の歴史の一面でもありますし、ゆえに今の
車の進化があるのだとも言えます。
にもかかわらず、この主人公チームの「勝ち方」はあまりに
このモータースポーツの歴史と文化をバカにしているとしか
思えませんでした。(序盤のね)
この勝ち方はモータースポーツじゃぁない。
もっと純粋にまっすぐに描いてほしかった。
前半で引いてしまった。
あとは、嫌だなぁーと思ってたら後半「あぁ、やっぱり」
な人間関係の展開。
アメリカ映画はこういうの好きですねぇ。冷めるんですよ。
マジでF1業界を舐めないでいただきたい。
やはり、僕の中でのF1を描いたBESTは
「ラッシュ/プライドと友情」ですね。
映像の迫力は素晴らしかったですが・・・
どこかアニメーションっぽかったですね。
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