「こんな根無草が婿さんだったらイヤだなー(笑)」映画「F1(R) エフワン」 月イチひとりでシアターへさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな根無草が婿さんだったらイヤだなー(笑)
クルマ好きレース好きな親族の影響かタイレル6輪は今でも覚えています。
学生時代に憧れたクルマはロータスエスプリ ! ジウジアーロの傑作です。バイト相当頑張って手が届くのは、同じくジウジアーロデザインのいすゞピアッツァ(117クーペはチビの頃)。競合と目される三代目トヨタセリカには人気のうえでまったく敵わなかったけど、私は大人なピアッツァが好きでした。
浮気なマクラーレンがホンダと組んだ時代は、アイルトン・セナとアラン・プロストの狂走にエキサイトしたものです。古舘伊知郎氏のお茶目な実況、川井一仁氏(鈴木保奈美の初婚相手)のオタク現地リポも素晴らしかった。
私にとってはミハエル・シューマッハがF1最後の英雄かな。ナイジェル・マンセル、デイモン・ヒル、ジャック・ヴィルヌーヴのウィリアムズ・ルノー勢もよかったなぁ。
最近は、某カード会社から日本グランプリ(鈴鹿)に招待があるけれど行きませんね。本作にも出番があったハミルトンのメルセデス→フェルスタッペンのレッドブルが勝つに決まっているもんね。
さて、ブラピ演じる主人公ソニー・ヘイズですが、その「生き方」「生き様」にはまったく共感できません。これだけカラダを鍛えて、無双ハンサム、豪快なワハ笑い、スカした会話、究極がペースセッター型リーダーシップ。女性にモテないわけがない。でもね、さらにバツを重ねることになると思いますよ(笑)。オンナを港と考えていたら、長続きするわけがないじゃないですか ! ファザコンでナルシストのソニーさん ! !
今は汎用アスペクト比無視のIMAX作品&シアターがあるから画(え)も音も最強ですね。今回は、ScreenX+Dolby Atomsで鑑賞。この画と音が大衆価格で味わえるって何てステキ ! 難点を言えばBGMの選曲。これはズルいよなー。
ヘアピン、バンク、シケインでの鬩ぎあい、ピットクルーの圧倒的技術を嫌というほど見せつけられ、興奮をもってシアターを後にしました。ブラビやっぱりカッコイイな ! アイツが来た的なロングショットがマイベスト。 ← 2回あります。
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追記)
F1レギュレーションをご存じない方が多いのかな?であれば、本作は説明不足ですね。
パワーユニット(簡単に言えばエンジン)、ドラッグ(簡単に言えば空気抵抗)、ドライバー(簡単に言えばソニー)によって、F1コンストラクターのポジションは圧倒的に変化します。毎回ビリ争いがたちまち首位争いは不思議なことではありません。
それと、そもそもF1はコンタクトスポーツです。マシンをぶつけ合うことに問題はありません。セナプロの争いが極めてエキサイトするのは、コンタクトでしたよね。
ソニーのいつ身体が動かせなくなるかわからない状況でありながら自由に動けるうちに今想う自分の好きな事を無謀に実践する姿は自分も同じ立場にいる身なのでむしろ共感、感動して受けとめました。エンディングのサンドバギーを楽しそうに運転するソニーの顔と姿の映像が印象的で記憶に残ります。
共感ありがとうございます。素晴らしいレビューですね。小さい頃からちょっとカッコいいデザインの車が大好きだったんですね。
全ての感情的な人の行動には必ずリミッターのような行動制限がつきものですが本作のソニー・ヘイズにはそのリミッターが全く効いていません。
還暦すぎのF1レーサーと思いましたがブラビの説得力!
身体に爆弾抱えながらも、執着せずに去り際が綺麗とまさにヒーローでした。
F1には全く詳しくないですが詳しい方が観ても凄いんですね。
ニコンカメラについて、
ちなみに、自分は学生時代、猫に小判でニコンFM2でした。
全く使いこなせてませんでした😅
カメラは貴方のようなアメリカンファミリーの子供たちの笑顔を記録するために持ち込んだのさ」と答えたら、担当官大笑いでアッサリとお役御免でした。
とのエピソードはいいですねぇ〜!!
ジョークを言うくらい余裕があると、アメリカ人はちゃんと見極めて認めてくれるんですねっ。^_^
実はエイズの方のインタビューを記録するためでした。脳を侵され、人間性を逸した方の映像が今も我が家に残っています。カメラというものは、真実性、自分の表現力を伝える一番身近な道具なんだと思います。
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その時はエイズの方と向き合われていたのですね、確かにカメラは真実性を伝える身近な道具ですよね。
(今は携帯電話カメラが一般的になってしまいましたが)
ところで、話しはちょっと逸れますが、
超有名工業デザイナー(自分が分かる範囲)だと、
イタリアにジウジアーロ(直線)あり、
ドイツにルイジ・コラーニ(曲線)ありでしょうか。キャノンT90は、ぬるっとしたデザインが当時は新鮮でしたねぇ。(^ ^)
おっしゃる通り、
先駆者(巨匠)たちには本当に大感謝だと思います。💨 m(_ _)m
古舘伊知郎氏のお茶目な実況
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流暢で独特ワードのプロレス実況で一時代を築いた古舘伊知郎さんがカーレースの実況もやってましたねぇ
残念ながら、自分はほとんどレースを見ていませんが、おっ、プロレスからレースに来たかぁ〜と新しい風を吹かしてるイメージで捉えていました。
余談ばかり度々失礼しました。^_^
バックトゥのデロリアンもジウジアーロでしたよね。
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そうですよねぇ、
デロリアンは、ちょっとピアッツァに
似ているデザインですよねっ
余談ですが、
ジウジアーロ、昔のセイコーの腕時計、
3種がすごくカッコよくて、欲しかったのを思い出します。^_^
学生時代に憧れたクルマはロータスエスプリ ! ジウジアーロの傑作です。
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ジウジアーロのデザイン、
めっちゃカッコイイですよねぇ〜
映画ではブラピもカッコよかったぁ




