劇場公開日 2025年6月27日

「迫力がある、リアリティがある、ただ、それよりも何よりもブラッド・ピットが格好良い!」映画「F1(R) エフワン」 Tonさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 迫力がある、リアリティがある、ただ、それよりも何よりもブラッド・ピットが格好良い!

2025年8月7日
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鑑賞方法:映画館

鬼滅の刃がまだ混んでるかと思い、気になっていた当作品を観賞。レイトショーなのにほぼ満席だった。

この作品はトップガンマーヴェリックの監督・脚本・制作メンバーが作っているだけあって、迫力やリアリティが素晴らしい。ある意味、トップガン マーヴェリックのバリエーションだ。ただ、個人的にはそれに加えて、ブラッドピッドのカッコ良さが秀逸だった。彼の大人の格好良さが最高にフィットしていて、素晴らしかった。これぞ映画!と言うべき作品だった。

ストーリーは最弱チームが優勝を狙う王道の展開なのに飽きさせない。様々な困難が主人公達を襲う。それをありきたりに感じさせない迫力や流れの作りが見事。
内容としては、かつて才能があったロートルと、現在才能がある尖った若手との確執からの信頼関係構築。昔の仲間との友情、挫折を知ったからこそ、恐らく身に付いたソニーの大人の懐の深さと魅力。そのソニーという人間に惹かれていくケイト。そして辿り着いたソニーの走りへの矜持。 80年代、90年代のようなストーリーだったが、目が離せなかった。静と動をうまく使い分けていたし、静の時のブラッドピッドが良い。何げない動きなのに、その佇まいや雰囲気や表情で、ソニーの複雑な心情が伝わってくる。

気付かなかったが、本物のレーサーであるハミルトンや日本の角田選手も出ていて、ハミルトンはかなり協力してくれたとか。
カーレースと言うものは少し近寄り難い印象があるが、それには目を瞑って、王道展開やこれぞハリウッド!と言う映画が好きな方には是非観てほしい。良い作品でした!

Ton