「夢を追い続けて行動するのが人生の醍醐味」映画「F1(R) エフワン」 みかずきさんの映画レビュー(感想・評価)
夢を追い続けて行動するのが人生の醍醐味
ブラッド・ピット主演のF1優勝を目指すチームの奮闘と成長を、圧倒的なスピード感、臨場感のレースシーンとともに描くエンタメ作品である。「グランツーリスモ」に代表されるアメリカ映画の得意ジャンルであり、「シンプルイズベスト」のアメリカ映画らしさを強く感じることができる。
F1レースに参戦している弱小チーム「エイベックス」は、起死回生を狙うため、主人公の元凄腕ドライバー、ソニー・ヘイズを現役復帰させ、新人ドライバー、スタッフともにF1に挑む。新旧ドライバーの反目、チームワークの乱れから当初は苦戦するが、チーム内コミュニケーションが徐々に密になることでチームワークが向上し、新旧ドライバーの信頼関係が強くなり、レース毎に順位を上げFI優勝を狙えるチームに成長していく・・・。
F1とは世界最高峰のドライバーとスタッフが一体となった団体競技である。彼らはマイクでコミュニケーションを取りながら、マシーンの能力を最大限に活かすため一体となって時間と闘う。神業のようなピットイン→タイヤ交換→ピットアウトが好例である。
F1勝利の絶対条件は強いチーム力である。本作ではチーム内の人間関係の変化を丁寧に描くことで、チーム力強化のためには、チームを構成するメンバー達の相互信頼、相互理解、チームのために戦うという意思統一が不可欠だと得心できる。
F1レースで大怪我をしながらも復帰したソニーは何故走り続けるのか?彼が語る理由は意外だった。ドライビングの真髄を極めるためである。
最後のF1レース最終盤でソニーはドライビングを超越した世界に入る。マシーンの轟音が消えた静寂の中で加減速のない滑らかな疾走。不思議な浮遊感を体感できる。
ソニーはこのレースで栄光を掴む。ここで物語は終わらない。ソニーはF1ドライバーを辞め新たなレースに挑む。ドライビングの向こう側にあるものを追い続ける。夢を追うのは夢を叶えるために行動することである。行動することで人生は活性化する。ラスト。レースに挑むソニーの姿は夢を追い行動する人生の醍醐味に溢れている。
とても熱量のこもった素晴らしい文章に目が釘付けになりました。
特に、単なるF1映画としてのスピード感や迫力だけでなく、「チーム力」というテーマを丁寧に掬い上げている点。F1を舞台にしながらも、人間関係の変化や信頼構築を軸に描かれることで、観客にとっても普遍的な学びに繋がる――その視点がとても鋭いと思います。
また、ソニーが「栄光」ではなく「ドライビングの真髄」を求め続ける姿を捉えた部分が印象的でした。ラストの描写を「夢を追い行動する人生の醍醐味」と結んでいるのも見事で、作品の持つメッセージを余すところなく引き出されていますね。
F1の疾走感と人間ドラマの融合をここまで力強く言語化されていて、読んでいるだけで胸が熱くなり、文章がエンジンの鼓動のように響いてきます。
良かったです!
私のページには一時みかずきさんが2人現れ、レビューを見ようとポチッとしても存在しませんと出てしまい、???となっていました。
過去のレビューってその時の感動が詰まってますから、読み返すとその時が蘇りますよね。大切な思い出が守られて良かったです!!!!
みかずきさん、追伸ありがとうございます。
PCのアップデート、やっかいですね。
なんとか過去データが引き継がれるやり方ないでしょうか。
良い方法、手順が見つかるようにお祈りしています!
こんにちは!みかずきさん
いつも共感、ありがとうございます。フォローいただいた時にすぐにに何か返信すれば良かったのですが、「トップガンマーベリック」が面白すぎて勢いでレビューを書いた為にコメントの書き方などもわからずそのままになってしまいました。
その後、コメントをいただいた方にポツポツ返信をしていましたが皆様の情報量、知識に圧倒され、さらにコメントも控えめになっていましたが少し慣れてきましたので、フォローしてくださった方々でまだ一度もコメントを返していない方に書いています。
いつも私のコメントを読んで共感をくださりありがとうございます。
--ここまで皆様同文です。--
母が映画好きで小さい頃からテレビで映画を見てきましたが、今は気軽に映画館に足を運べる、また配信で選び放題に見ることができる素敵な時代になりましたね。
私はまだレビューも少ないですが、共感していただけて励みになっています。
共感をありがとうございます。
>F1とは世界最高峰のドライバーとスタッフが一体となった団体競技である。
この映画は、団体競技の醍醐味を見せてくれてもいましたね!
かっこいいのは、ブラピだけじゃない、と思いました。
こんばんは〜。
共感ありがとうございます😊
ブラピ様、幾つになっても格好良いです
ハンス・ジマーさんの音楽が良かったです。
YouTubeで聴いていますが、音楽を聴くだけで、又、映画を観たくなります
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