「正統なるジェリーブラッカイマー映画だった」映画「F1(R) エフワン」 ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
正統なるジェリーブラッカイマー映画だった
なんか鉄壁の企画だよな、ブラッド・ピットにジョセフ・コシンスキー&J.ブラッカイマープロデュースって、と思って逆に見るのが後ろ倒しになっていたけどIMAXかなり前列に座ってみて爆音と振動を浴びて、コシンスキーのロートル&爆音マシンという組み合わせがいつまで続くのか楽しみになってきた。
そして意外にF1レースのことなどそんなに知らないので、なるほどそういう駆け引きの勝負なのね、ということを楽しめた。自転車競技とかと基本は変わらないのね。そして基本パターンはトップガンと同じで、もはやコーチとか教官側だろうという年齢の男がどういうわけかマシンに乗る側で現場に戻ってきて恋愛もあるし、当然若者との軋轢はあるが、お互いいい感じで終わる。夢の、理想の、おっさん道であるが全体的にトム・クルーズとブラッド・ピットとかでないと許されない設定。もう野球で言ったら監督やってる野村克也が代打野村克也と言ってバッターボックスに立ってしまった珍事くらいのものである。それでも映画の醍醐味はこのモーターマシンを映すことではあった。変なドラマより爆音で走ってるマシンを映して音楽が流れる由緒正しきジェリーブラッカイマー印の映画。正直映画としては『フォードVSフェラーリ』のほうがあらゆるパートで圧倒的に面白いのだけど、めっちゃみんながブラッカイマー映画の職人芸としての仕事はしている。チームの各キャラクターもみんないい味を残している。それ以上は良くも悪くもあんま言うことがない
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