「三河人が作った強烈な映画」渇愛 ひろ702さんの映画レビュー(感想・評価)
三河人が作った強烈な映画
この映画を製作したのは「三河映画」三河とは愛知県東部の旧国名。しかし、単に地名を使って名前をつけたのではなくこの製作会社のHPでは「三河であること」を高らかに謳い「我々こそが『いい映画』の作り手になれる」と言っている。(私の独自の解釈です。)そしてこの「渇愛」の監督&三河映画を率いる岩松あきら氏はこの三河地区の公立小学校の元教員。実は私も三河地区の公立小学校の元教員ですが教育界が一番そういう意識が強いということは分かります。(ついていけるかどうかは別)そしてそのメンタリティは「いい映画を作る」為には「用意周到に」「手間と時間と人手を惜しまずに掛けて」「役割以上の働きを自主的に求め(日本語が若干おかしいけど)」「粘り強く妥協しないで徹底的に」作る、某英雄や某巨大企業グループにも通じる考えを知らないと(多分)この映画は理解できないと思う。
この映画はかなり前にクランクアップしている。コロナ禍があったとはいえ、公開まで色々あっただろうなと思ってしまいます。しかもミニシアター3館のみ。
もう一度観たいが、なかなか機会がないです。(笑)
追加です。この映画に関わりの深い「遠野なぎこ」さんが亡くなられました。謹んでお悔やみ申し上げます。
大阪での公開、再び舞台挨拶付きておかわり鑑賞してきました。夏真っ盛り、主演の石川野乃花さんと共演者の一人、獅子見琵琶さんは浴衣での登場でした。マイコ様役の大路絢かさんも含め、入所者役の4人の方の内、3人に再びお目にかかることができました。
残る一人、準主役の「さゆり様」については名前が分からず、どうしたものかと思っていましたが、「山本佳代」さんという方のようです。エンドロールに名前が載っていました。よかった よかった。