「運命のMATCH人」永遠の待ち人 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
運命のMATCH人
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ドストエフスキーの『白夜』はまったく知らず鑑賞。
現れたり薄くなったりを繰り返すオープニングがなかなかにシュール。
美沙子に話しかける泰明は完全に不審者で、あれにベラベラ身の上を話すもんですかね。
あの場で待つしかなくても、毎日来られたら普通に恐い。
泰明は休職数カ月として、美沙子は約束の日から2年間働かずに暮らせてるの?夜勤??
初日は明るいうちに「今日も来なかった」になってたけど、夕暮れ時に合流した日があったのは何?
あのベンチ占領されてても隣に座ればよいのでは。
願掛けは何個もまとめてやる必要ないし、何でもいいなら移動する必要もないよね。
(バスケのシーン無駄に長いし)
台詞はかなり棒読みだけど、舞台劇風のあの台詞(しかも何割かは文語)で日常芝居だと余計に変か。
しかし内容は哲学的と言うにはあまりに浅く、薄い。
泰明の“無意味に生きる”状態も美沙子の“愛こそすべて”状態もあまりに極端だし。
妄想の美沙子に「愛してる」と言った直後に、幻覚の麻美に「やり直せないか」とか言う最低男、泰明。
(「気持ちに気付かなかった」って、直接言われてたじゃん)
待ってたハズの相手に「貴方じゃない」はまだしも「消えて下さい」とまで言う美沙子。
どっちも拗らせたヤバい奴にしか見えなかった。
粗筋にあった「紅葉の美しい秋の日本」は全然感じず。
麻美役、『うみべの女の子』の“うみべの女の子”か。
めちゃくちゃ掃除のしやすそうな部屋と、唯一ある突っ張り棒が印象的な作品でした。
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