愛されなくても別にのレビュー・感想・評価
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馬場ふみかさん、素敵でした。
母親から搾取される娘・陽彩(南沙良さん)、離婚した父親からの養育費もバイト代もすべて持っていかれた。
父親が事故を起こし被害者が死亡、両親が離婚し、母親から売春を強要された雅(馬場ふみかさん)。
二人の出会いが偶然だったか、必然だったか。
痛みがわかるっていいなぁ。
最強のバディ。
「あんのこと」のように厳しいだけだと耐えられない今日この頃。現実にはあり得ないファンタジーかもだけど、二人の出会いに救われた。
前半ライトな「あんのこと」、後半ハードな「ネムルバカ」
他の映画のついでに、なんの予備知識もなくフラフラっと見た映画なのですが……
かなりよかったです。
様々なタイプの毒親に悩まされる3人の女性の物語で、親に搾取される南沙良さん、親からの過剰な干渉で道を外れそうになる本田望結さん、ガチの毒親の被害を受けながらも力強く生きる馬場ふみかさんたちが登場します。
物語上、均等に描かれているわけではないですが、毒親との付き合いは「あんのこと」に匹敵し、結果行き着く果てに生まれるシスターフッドは「ネムルバカ」を思わせる怪作です。
若干ツッコミどころはありますが、物語の力強さの前ではほぼ気にならず。縁と運とタイミングで出会えた素晴らしい作品だったと思っています。
愛してるなんて簡単に言うな
3人の大学生が毒親から逃れようとする話し
南沙良の母親役またまた河井青葉(あんのこと)にも出てたけど今回は大人しめいまいち中途半端 安易過ぎる他にいないのか?
別れた夫から養育費貰って娘からも生活費貰って奨学金も使って最悪な毒親。
何かあると愛してるって言うし嘘だろ!
愛してると言って働いてほしいだけじゃん。
私の母も少額だけどお年玉使われてたから少し分かる。
お金に対して執着ある人だった。
馬場ふみかはヤンキー役被害者息子に2回も殺されそうになるし本田望空もきさらぎ駅と違い宗教にハマる大学生を熱演親が離婚すると子供に目がいってしまうのは良くある話し離婚してないけど家もそうだったから感情移入出来た。
全体的に悪くないけどバイト先の男性が普通人なのが良かった凄く面白くはないかなぁ
ほぼ有名な人が出てないから淡々って感じ
互いのことを思いやる姿に感動してしまう
原作は未読。
女性が自分の居場所を見つけようとする物語は魅力的だ。傷ついた人が前を向こうとする姿に心を動かされるからだと思う。2人の大学生が同居する話といえば、今年観た「ネムルバカ」を思い出す。部屋でゆるい時間を過ごすシーンは似たところはあるが、本作はかなり異質な映画だ。
宮田の境遇はかなり不幸だ。性的なものに対する嫌悪感を抱くのもわかる。でも、江永の境遇はさらに酷かった。そんな2人が同居することになるきっかけはトラブルだったが、徐々に心を通わしていくことになる流れ。江永が中指立てて、宮田がそれを止めるところは、2人の関係性を象徴するシーンで好きだ。江永が水の中に入ってくるシーンも。あれだけ心を閉ざしていた2人が互いのことを心配し思い合う姿を見るだけでこみ上げるものがある。
そして、最後に宮田がしっかりと言い放つシーン。自立に向けて大きな一歩を踏み出したことに感動した。宮田がんばったね!と言いたい。これから彼女たちが愛する人を見つけられるのか、誰かに愛されることになるのかはわからない。正直難しいかもしれない。でも、少なくとも居場所が見つかったことを喜びたい。やはり、居場所を見つけた女性の姿は魅力的だった。
南沙良と馬場ふみかがよかった。こんな幸薄い感じの南沙良もいい。あの睨みつけた目つきに芯の強さを感じる。馬場ふみかも気怠そうなあの雰囲気がとても似合っていた。2人とも今後が楽しみな俳優だ。
高評価のレビューにつられて、鑑賞してみた。
“もっと観てたい”って久々に思えた映画だった
ストーリーも演技も良い
公開している映画館が少ないけど評判いいので鑑賞です。
まず、ストーリーがいい。
生ぬるくない。酷い。胸糞悪いくらい。
よくある20歳の青春映画ではない。
ちょっとやりすぎ感もあるけど、よくもこんなに不幸な女子が集まるな。
それでいてらポップなところもあって良いバランス。
2人のボソボソ喋るキャラも良かった。
いろいろ映画館で映画観たけど、最前列で身振り手振りを付けて誰かと喋っているおじさんがいて集中出来なかった。かなり怖い。とても注意できるような感じではない。一人で喋ったり、立ち上がったり、退出したり戻ったり。何するか分からない。
怖くて退出することも出来ず。
退出しても怖すぎて店員さんな対応するのもどうかなと。警察呼ぶレベル。
怒りより恐怖。
お金払っているのか。チケット買って入れるのか。
鑑賞中はスマホ禁止だろうけど、SNSとかで通報するシステムが必要かな。防犯カメラも必要かな。
良い映画だったので残念。ホラーじゃなくて良かったけど。
傑作
南沙良さんが好きなので何気なく鑑賞してみたが、近年でトップクラスに良かった。
宮田と江永という2人の異なる形で親からネグレクトを受けている2人。
そんな同じような苦しみを抱えている2人がいわば普通じゃない状況の自分のような人を見つけて、互いを助け合っていく。
一見するとよくある話のように見えるが、登場人物の心情が細かく描かれているため、どんどんと作品に引き込まれていった。
この世界のどこかでは当たり前にありそうな光景。
そんな中で宮田と江永が自分の辛さを吐き出せる相手を見つけられて、一緒に生きていこうとする。それぞれ過去に決別し、未来に向けて歩んで行く。
エンディングの宮田がとあるセリフを笑顔で言って、2人で歩んでいくラストがとにかく最高。
青春と呼ぶには余りにヒリヒリしている
前向きとかとは違うんだろうけど、 強くて、 人のせいにしなくて、 ...
前向きとかとは違うんだろうけど、
強くて、
人のせいにしなくて、
自分に対して嘘がなくて、
いい意味で野生的、みたいな
清々しくて凛々しくて潔くて
境遇は大変なんだけど、
なんか憧れてしまうような、
そしてとてもピュアな人たちの映画でした
「それ不幸中毒ですよ、お客さん」
頑張れ!
痛くて脆くて、ちょっぴり酸っぱい。
家族いらない
良作を求める映画ファン見て
親は選べない。最悪の親との関係に苦しみ、自分の人生を生きようと踏み出すまでの物語。駄目親については、必要最小限で、語るところが、かえって良い。新興宗教のまやかしや、気持ち悪さもにも触れる。シスターフッドの始まり方、深まり方も自然の発展でよい。地味でもいい映画。
最後の一線?ある訳ないでしょ
親に金と労力を搾取されるJDと、父親が人殺しと噂される同じコンビニで働くやさぐれ同級生の話。
母子家庭の実家暮らしだけれど生活費と学費は自分でバイトで稼ぎ、家事までさせられる友達のいない宮田が、出席出来なかった授業のレジュメをみせてくれる人物を探す中で、江永の噂を聞いて展開して行く。
これまためんどくさい親を持つ木村を少々絡めつつ、幸せな人とは仲良く出来ないと思っていた宮田が、不幸マウントで江永に負けたものと勝手に認識して会話をする様になる中で、互いの距離感が変わるとともに前を向ける様になって行く展開で、特に江永はなかなかキツイけれど、2人の関係性が素晴らしい。
木村はそれで終了!?という感じで、もうちょい絡めても良かったんじゃなんて思ったりもしたし、そんなナンパについていくの?とか、「出てって!」じゃねーよ…と、雑な部分もあったけれど、なかなか面白かった。
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