愛されなくても別にのレビュー・感想・評価
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重い内容であるのは否定できない
6月8日の完成披露舞台挨拶のイベントにて一足先に鑑賞。重い内容であるのはやはりどうしても否定できなかった。が、ひいろとえながの関係性が、この作品で描かれたその先の未来で、2人はきっと今より良い人生を切り開いていけそうな描き方がされていたのが救いであった。とはいえ話を戻してしまうが、現実世界で彼女らと似た境遇にある人がこの映画を見たら、辛すぎて最後まで鑑賞するのは耐え難いのではと思った。2人と関わりの生じた木村については、残念ながら希望の道筋が見えないままエンディングを迎えてしまった。いったん宗教にはまってから抜け出すストーリーを構築するのはフィクション作品でも困難で、現実世界であったら人生の軌道修正はまず不可能、という警告のメッセージのように感じた。えなががひいろを力ずくで踏みとどまらせてくれて本当に良かった。
愛してるの呪
母の愛してるの言葉は、全ての思考を奪う、呪い。
彼女の健気さは常軌を逸して見えるけど、愛されているという信念で麻痺して、身勝手な母の愛の檻から逃れられない。
毒親にも色んな種類がいて、子どもの救いの方向も手段も人それぞれ。
愛があれば全てが許される、わけない。
何でもそうだけど、受け手がどう思ったかで全てが決まると思うんよね。
例え自分はそんなつもりじゃなかった、と百回言われてもやられた方がそう思えないなら、その伝え方は間違ってると思う。
いっそ憎めたら楽になるのだろうけど、子としての本能が母から嫌われることを全力で拒否するのだろうか。
そもそも愛なんて形の無いものの証明なんてできないもんなあ。
先に原作を一気読みしてから、参加しました。
原作をうまく脚本にしていて、なるほどこうやって重要な場面を組み立てるのだなと思いながら観ました。
毒親の話だけど、読後感はカラッとしてたけど、映画も納得のいく終わり方でした。
よかった!
原作のイメージ通り
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