愛されなくても別にのレビュー・感想・評価
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名作 後味も良い 観ないと損だね
テンポよく、言葉のチョイスもセンスが光る。
2人が出会えたのは不幸だったからかも知れないが、最後は本当に良い出会い、相棒だと感動した。店員の男は押されてる俳優かアイドルかしらんが最後いい奴感出して終わるのは気持ち悪い。まあその後が最高なのでヨシ!
話も難解なところは無く、ぜひ若い人にも観てもらいたい。
これが2週間で終わるシネコンはマジで害悪。
前半ライトな「あんのこと」、後半ハードな「ネムルバカ」
他の映画のついでに、なんの予備知識もなくフラフラっと見た映画なのですが……
かなりよかったです。
様々なタイプの毒親に悩まされる3人の女性の物語で、親に搾取される南沙良さん、親からの過剰な干渉で道を外れそうになる本田望結さん、ガチの毒親の被害を受けながらも力強く生きる馬場ふみかさんたちが登場します。
物語上、均等に描かれているわけではないですが、毒親との付き合いは「あんのこと」に匹敵し、結果行き着く果てに生まれるシスターフッドは「ネムルバカ」を思わせる怪作です。
若干ツッコミどころはありますが、物語の力強さの前ではほぼ気にならず。縁と運とタイミングで出会えた素晴らしい作品だったと思っています。
愛してるなんて簡単に言うな
3人の大学生が毒親から逃れようとする話し
南沙良の母親役またまた河井青葉(あんのこと)にも出てたけど今回は大人しめいまいち中途半端 安易過ぎる他にいないのか?
別れた夫から養育費貰って娘からも生活費貰って奨学金も使って最悪な毒親。
何かあると愛してるって言うし嘘だろ!
愛してると言って働いてほしいだけじゃん。
私の母も少額だけどお年玉使われてたから少し分かる。
お金に対して執着ある人だった。
馬場ふみかはヤンキー役被害者息子に2回も殺されそうになるし本田望空もきさらぎ駅と違い宗教にハマる大学生を熱演親が離婚すると子供に目がいってしまうのは良くある話し離婚してないけど家もそうだったから感情移入出来た。
全体的に悪くないけどバイト先の男性が普通人なのが良かった凄く面白くはないかなぁ
ほぼ有名な人が出てないから淡々って感じ
互いのことを思いやる姿に感動してしまう
原作は未読。
女性が自分の居場所を見つけようとする物語は魅力的だ。傷ついた人が前を向こうとする姿に心を動かされるからだと思う。2人の大学生が同居する話といえば、今年観た「ネムルバカ」を思い出す。部屋でゆるい時間を過ごすシーンは似たところはあるが、本作はかなり異質な映画だ。
宮田の境遇はかなり不幸だ。性的なものに対する嫌悪感を抱くのもわかる。でも、江永の境遇はさらに酷かった。そんな2人が同居することになるきっかけはトラブルだったが、徐々に心を通わしていくことになる流れ。江永が中指立てて、宮田がそれを止めるところは、2人の関係性を象徴するシーンで好きだ。江永が水の中に入ってくるシーンも。あれだけ心を閉ざしていた2人が互いのことを心配し思い合う姿を見るだけでこみ上げるものがある。
そして、最後に宮田がしっかりと言い放つシーン。自立に向けて大きな一歩を踏み出したことに感動した。宮田がんばったね!と言いたい。これから彼女たちが愛する人を見つけられるのか、誰かに愛されることになるのかはわからない。正直難しいかもしれない。でも、少なくとも居場所が見つかったことを喜びたい。やはり、居場所を見つけた女性の姿は魅力的だった。
南沙良と馬場ふみかがよかった。こんな幸薄い感じの南沙良もいい。あの睨みつけた目つきに芯の強さを感じる。馬場ふみかも気怠そうなあの雰囲気がとても似合っていた。2人とも今後が楽しみな俳優だ。
高評価のレビューにつられて、鑑賞してみた。
“もっと観てたい”って久々に思えた映画だった
ストーリーも演技も良い
公開している映画館が少ないけど評判いいので鑑賞です。
まず、ストーリーがいい。
生ぬるくない。酷い。胸糞悪いくらい。
よくある20歳の青春映画ではない。
ちょっとやりすぎ感もあるけど、よくもこんなに不幸な女子が集まるな。
それでいてらポップなところもあって良いバランス。
2人のボソボソ喋るキャラも良かった。
いろいろ映画館で映画観たけど、最前列で身振り手振りを付けて誰かと喋っているおじさんがいて集中出来なかった。かなり怖い。とても注意できるような感じではない。一人で喋ったり、立ち上がったり、退出したり戻ったり。何するか分からない。
怖くて退出することも出来ず。
退出しても怖すぎて店員さんな対応するのもどうかなと。警察呼ぶレベル。
怒りより恐怖。
お金払っているのか。チケット買って入れるのか。
鑑賞中はスマホ禁止だろうけど、SNSとかで通報するシステムが必要かな。防犯カメラも必要かな。
良い映画だったので残念。ホラーじゃなくて良かったけど。
傑作
南沙良さんが好きなので何気なく鑑賞してみたが、近年でトップクラスに良かった。
宮田と江永という2人の異なる形で親からネグレクトを受けている2人。
そんな同じような苦しみを抱えている2人がいわば普通じゃない状況の自分のような人を見つけて、互いを助け合っていく。
一見するとよくある話のように見えるが、登場人物の心情が細かく描かれているため、どんどんと作品に引き込まれていった。
この世界のどこかでは当たり前にありそうな光景。
そんな中で宮田と江永が自分の辛さを吐き出せる相手を見つけられて、一緒に生きていこうとする。それぞれ過去に決別し、未来に向けて歩んで行く。
エンディングの宮田がとあるセリフを笑顔で言って、2人で歩んでいくラストがとにかく最高。
青春と呼ぶには余りにヒリヒリしている
Sour
ユーフォの武田綾乃先生の描く物語という事で原作を読む前に映画を鑑賞。
タイトル通りの感じで、それぞれの事情で親に愛されなかった大学生たちを描いており、ユーフォの爽やかさと熱とはまた違った側面を観れて衝撃的でした。
主人公・宮田陽彩の母は浪費家で男は連れ込むわ、娘から生活費をたんまりせびるわ、家事全般を陽彩に全任せとかいうクソみたい母親で共感の余地は一切ありません。
そんな母親の言いなりになっていた陽彩は生活はほとんどバイト三昧、大学でも荒んでいたりとで大変な状況の中で、同じバイト先の江永雅とふとしかきっかけで話し合うことによって関係性が深まっていくという、特殊な友情ものとして積み重なっていくものがとても良かったです。
江永は父親が轢き逃げで人を殺しており、そのまま逃亡している噂が広がり、殺人犯の娘扱いされているという陽彩とはまた違う境遇の毒親がおり、あっけらかんとしながらも中々に重いものを抱えていながら、陽彩の事をしっかり見てくれていて愛おしかったです。
陽彩がノートを見せてくれと頼んだ木村さんもまた違った事情で親に悩んでおり、過保護すぎるという感じで、一見放置や金銭面の悩みじゃないならまだマシじゃない?とは思いつつも、毎週のように家を訪ねてきたり、電話しまくってきたりとかされたら流石にナイーブになっちまうなとは思いました。
自分の決断で家を飛び出し、陽彩の電話によりなんとか助かった江永の家に転がり込んでヌルッと始まる同居生活は極限状態から抜け出した陽彩にとってはオアシスみたいなもんなんだろうなと嬉しくなりました。
宗教にのめり込んでしまっている木村さんが崇拝してる宗教家の元に行って、どう考えても胡散臭いのが出てきて、かなり見透かされた陽彩はコロッと落ちそうになる中で江永がズバッと飛び出て、宗教家を蹴っ飛ばす勢いで反論していく流れは気持ち良かったです。
宗教家が最後の最後に火を注いでいったので、そこに中指を突き立てたのはファインプレーでした。
この流れを見てもやっぱ宗教にのめり込む理由は分からんな〜となったり。
不幸中毒、不幸比べをナチュラルにやってしまっている陽彩は生まれついた環境が染みついちゃっているんだろうなと思いましたし、それぞれの不幸を比べてはいけないし見下しちゃいけないという木村さんの発言にも納得できるものがありましたし、自分の方が不幸だ!と優越感に浸りたくなる陽彩の気持ちも分からんでもないとなったりしました。
不幸を分かりあうって相当むずいんだろうなとなりました。
終盤は抱えてた問題を一気に畳み掛けていくので駆け足感は否めませんが、誰かを思いやる心が生まれた陽彩の成長は感じられましたし、母親へのカウンターパンチを喰らわせたりとスカッとするところも多くあって個人的には大満足でした。
お酒を飲み交わしながら帰路に着くエンドロールがとても爽やかで、これからもやんややんやしながら2人でまったり暮らしていってくれたらなと思う終わり方で良かったです。
生まれた環境って改めて大事だし、人生左右してしまうんだなとなりました。
原作も読んでみようと思います。
鑑賞日 7/9
鑑賞時間 17:15〜19:15
心理ドラマ
人を殺しそうになるシーンの連続。一歩間違ったらと思える最悪の事態が続く。迫力がある映画だった。毒親に養われている大学生の三人それぞれの生き方が焦点になる。タイトル良いね。確かにそんな愛なんて欲しくない。成人してから酒を買うとこなど、バイト先の先輩が話しかけたりほのぼのして良いね。
前向きとかとは違うんだろうけど、 強くて、 人のせいにしなくて、 ...
前向きとかとは違うんだろうけど、
強くて、
人のせいにしなくて、
自分に対して嘘がなくて、
いい意味で野生的、みたいな
清々しくて凛々しくて潔くて
境遇は大変なんだけど、
なんか憧れてしまうような、
そしてとてもピュアな人たちの映画でした
「それ不幸中毒ですよ、お客さん」
そんな「愛」ならいりません
愛してほしいのに裏切られるばかり、むしろ気持ちを利用していいように扱われる。それならもう、愛されなくても良い、人に期待することなく、自分は自分で生きていく、それは長年傷つけられてきた江永が会得した真理なのだろう。江永が、愛されるには見返りを差し出さないといけない、と思い込んでいるようでもある。
女子大生3人が3様の毒親持ちだが、程度にはかなり差がある。
江永の境遇は宮田のとは比べものにならないくらい悲惨で、その過程で身についたに違いない達観と包容力がすごい。宗教にはまった木村に、「あたしの不幸なんて大したことないと思ってるでしょ!」と言われてしまう宮田に、「ほらまたあんたの不幸自慢が出た」とさらっと言えてしまう深さがある。何度か襲われ殺されかけた男が実の父が起こした事故の犠牲者の息子と知って、「彼も被害者だから」と理解を示してしまう人生何周目かと思うくらいの諦観は、木村がハマったコスモ様(だっけ?)よりもよっぽど悟りが近いと思う。
不幸マウントしがちな宮田は、自分の境遇をぽつぽつ話す江永を、「自分より上じゃん」と思ったのか、そっと江永に寄り添って「えらかった、えらかった、江永はよくがんばったよ」と慰め続けるが、それが江永にはとてもうれしかったよう。彼女はそういう些細な思いやりの言葉に飢えていたのだ。
宮田への母の「愛してる」は、ただの呪文。
宮田も信じたくなかっただけで母が自分を都合よく利用していることは感じていた。
だけど親を喜ばせたくて尽くしてしまう宮田、捨てられたくないから、愛されたいから。というよりすでに、母の呪縛にがんじがらめで尽くす以外の選択肢を知らなかったが、少しづつ疑問を持てるようになってきた状態。
母はそれを知っていて、使う呪文が「愛してる」。
娘が離れて行きそうな時、思う通りにしたいとき、にっこり笑ってそういいさえすれば、あら不思議、娘は元通り言いなり、自分の奴隷に戻る、オールマイティな呪文なのだ。
宮田が自ら呪縛を解いて、それが通用しなくなったのが痛快。
「貴方は貴方の人生を生きたら良い、私は私の人生を生きる」と宣言して後ろも見ずに去っていく。それでいいのだ。
宮田の母のような友達や知人がいたら、そんなヤツさっさと縁を切れと多くの人は言うだろうが、親というだけで「そうは言っても親は親」と途端に子供に我慢を強いて良しとするのはなぜだろう。
教団の教祖は、江永の追及を余裕で躱しているようで実は何一つまともに答えられていない。答えられないのを「しょーもない小人のたわごと」と聞き流すふりをしているだけ。最後は有り難い御託宣で締めくくる。「親を大事にしなさい」
彼女は、親の子供に対する虐待が認知されるようになって久しいのに、被虐待児の幸せに対しては思考停止している世間そのものだ。
木村が親の過干渉から逃れたい一心でのめりこんだという宗教の教祖の金言が、「親を大切にしなさい」ってなんでしょうか、結局彼女は親離れしようと考えていない、親に甘えて反抗ごっこしているだけなのでは、と思ってしまう。不幸自慢ということではなく、親にたっぷり仕送りを貰い大学へも通わせてもらって、本当に親が嫌なら全部断って自分で自分を養い学校へ行くくらいしてみたら、と思ってしまう。それができないならあと少し我慢して親を利用して大学出て就職して、自分で食えるようになったらあっかんべーすればいいんじゃないですかね。私ならそうしますね、私のためにお金出すような親いませんが。
または、呪縛が強すぎて無意識下でも親から逃れられないのかも。
宮田と江永、ふたりののびのびした生活が心地よさそう。
好きなように昼寝するふたりには、何とも言えない安堵が見える。真夏のこたつは笑ったけど、中に氷バケツでも入ってるんでしょうか。
宮田が母に決別を告げられたのは、江永との関係で見返りを要求されないのが「愛」だと、翻って自分の母の言う「愛してる」は呪文で、本来の愛とは程遠いものだと、確信したからだろう。そんな「愛」なら愛されなくて結構、と言い切る自信が持てたと思う。
江永もきっと、宮田のおかげで愛はバーターで得るものという誤解を解いたのでは。
宮田の誕生日は、いつものカルピスハイで。
日付が変わるのを、コンビニでカウントダウン。
そこ生真面目で、20歳まで飲まない飲ませない二人がいい感じ。
文句ばかりで一見嫌な奴堀口も、なぜかふたりを見守っているし。
親ガチャ大外れなふたりが、幸せになりますように。
南沙良、馬場ふみかの二人がとても良い。
特に馬場ふみかは、包容力と達観と若さの青いところを併せ持った難しい役を好演していて、江永が大好きになりました。南沙良は、きっちり働き家事をして、講義を欠席したら都度ノートを写させてもらうまじめだが覚めていて少しやさぐれている宮田がハマっており、母を振り切った姿がとても清々しかった。本田望結はちょっとダサい地方のお嬢様木村を、とてもうまく演じていてさすがベテラン。
河井青葉さん、あんに続いて毒母。。このままでは毒母女優になってしまいそうだが、ぴったりなんですよね。
埋もれがちな作品ですが秀作です!
多くは語らず、軽やかで、だけど鋭い。
その作品のメッセージを全て言い当てる、
唯一無二のレビューをお書きになるレビュワーさんのお付けになった、本作のタイトル
「子離れできない(しない)親の諸相」ってのが、ものすっっっごく気になったので観て来ました。
(↑インパクト大!じゃないですか?!w)
(私も身に覚えがあるからかな-_-b
干渉し過ぎと自覚あり-_-b
ガクブルしながら行って来た
ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
で。。あらあらビックリ!
「あの娘は知らない」の井樫彩監督だった!
原作は「響け!ユーフォニアム」の武田綾乃先生の同名小説だった!
&
馬場ふみかちゃん、伊島空君、南沙良ちゃん出てた!!
109シネマはあまり行かないので、本作ノーマーク、フライヤーももらっていなかったので、出会えて本当に良かったと思える作品でした。
刺さりました!観れて良かった!
○○○○さんありがとごじゃましたm(__)m
親ガチャなんて言葉、出始めた当初は"うまいこと言うな"なんて思った記憶。
今はもう浸透していて、若者が軽〜いノリで発しているのを見たりもする。
"親ガチャハズレ"
そんなコミカルな要素も含む響きだから、
スルスルと通り過ぎて行きがちだけど。。
とても深刻ですよね。
ハズレを引かされた子供達の気持ちを想像すると、苦しくて辛く、自分の無力さに落ち込むばかり。。
作中の親達は明らかに毒親!バカ親!であるからわかりやすくアウトだけど、
最近だと毒親用語?として
①「カーリングペアレント」
②「ヘリコプターペアレント」
なんて言葉も聞いたりします。
①子供の行動を、ほぼ全て先回りしてお膳立てしてしまう親。
②常に子供の身近にいて何か起きれば即座に急降下!
子供に駆けつけて助ける親。
一生懸命に子育てしている熱心な親に見えなくもないケド。。
度を越せばコレだって立派な毒親です。
子の考える力、芽を摘んでいる事に気付かない。
そしてそんな環境で何の疑いもなく育った子はやがて。。
ママ〜!ママ〜!な立派なスネ夫スネ子になるだろうし、パートナーにもアレやれコレやれの大人子供になるのだろう。
そんな大人が子を持った時。。
負のスパイラル誕生デス。。
何が言いたいのかというと、子育てって、
子供が1人の人間として、親亡き後も、自立して、生きていけるようにするのが最終点
(目標)だと思うのです。
だから子供であっても、バブ時代除くある程度の年齢になったら、1人の人間として自覚させ、こちらも接しなければいけないと思います。
子供は親の所有物ではない。
それに気付かない事がどんなに愚かで悲劇を産む事に繋がるか。。
本作も、境遇が違う3人の女の子が出て来ますが、それぞれが違うタイプの毒親持ちで
"親ガチャ"ハズレ組。
心に深い傷を負っていました。
みんな親は選べない。
3人が3人共、不憫で可哀想で見ていられなかった。
宮田は江永と、江永は宮田と出会えて救いはあったし、少しの希望・未来も見えましたが、、、
現実ではそううまくは行かないでしょう。
斜め前のおばさまが私の分まで豪快に泣いておられましたが、もう本当にね。
届くのならば私が手を差し伸べてあげたくなりました( ; ; )
こんな親なら捨ててもいい。
だけど大学生では難しいよね。
だけど親でも捨てていいんだよ。
逃げていいんだよ。断ち切っていいんだよ。と、言ってあげたい。
どんな手段を取ってでも自分を大切に、守ってあげて欲しい。
他人を頼って欲しい。
他人だからこそ助けになれる事があるんだよと、大きな声で伝えたい。
現実でも心が壊れかけている子供達に届くといいなと願わずにいられなくなりました。
沙良ちゃん、ふみかちゃん凄いのひと言!
感情が揺さぶられてしんどかった。
この2人は今までも良かったけど、これからがもっともっと化けそうで注目です!!
本田望結ちゃん!こちらも凄かった!
ちょっとふっくらした?あの感じがアクア!!
(水宝石って書くらしい(°▽°)
というキャラにぴったりだった。
過干渉な毒親(池津さん)からの支配から逃げる為に行き着いた先が新興宗教。。。
苦し過ぎて。。:(´ཀ`)
フェードアウトしてしまった彼女のあの後が気になる。。
教祖のおばさんがとりあえず怖すぎて怖すぎた(°▽°)
信者の皆さんも怖すぎた(°▽°)
筒井真理子さん「波紋」の緑命会みたいで怖すぎて逆に笑えた(°▽°)
もう青葉さんはあんな役ばかりで警戒心MAXなのと、お久しぶりな池津さん、IWGPのジェシーを思い出した(^。^)
ジェシーなら絶対に良い母さんになると思ったけど、アクア母は、子の為子の為!って、
ありゃ〜厄介だわぁぁぁー( ̄∇ ̄)
謝られても別に
河井青葉がまた毒親をやって刺されそうになっていらっしゃる。笑
飲み会参加は別として、表面的な人付き合いすらしないせいでノートを見せてくれる相手すらいない宮田。
だが、それをきっかけにツンデレ木村やハリネズミ江永と繋がりができた。
宮田は経済的虐待からは逃れたものの、父親との関係含めどこか宙ぶらりん。
木村は過保護な束縛からの逃げ場を宗教に求めつつ、援助を断ってまで決別する覚悟が持てない。
江永は轢き逃げの父とも売春強要の母とも距離を取れているが、未だに過去に追いかけられている。
基本的にはこの3人とそれぞれの親との関わりによる変化を見せていく。
地元から離れたハズなのに大山はどうやって江永を見つけたのか。
「ヒトが無理」とまで言ってた宮田が、宗教団体に潜入までするほど木村に入れ込む?
そこまでしたのにあそこで終わり??
宮田母はシフトの不明なバイト先に来るより大学を張った方が早いだろ。
などなど思うところはあるが、其々の苦しさは伝わる。
「女として見るが人間としては見られてない」とか「不幸マウント取るな」とか江永の台詞が刺さった。
愛は免罪符じゃないし、謝罪なんかで奪われたお金も時間も労力も戻らないし、付いた疵も消えないよね。
状況が劇的に変わったりはしないが、気持ちもの面では大きく変わったし、何より支え合える友達が出来た。
安易に名前呼びさせなかったのも本作の美点。
地味だし重いけど、シスターフッド物の佳作です。
堀口くんは思ったよりいいヤツだったけど、成人祝いに酒くらい奢ってやれよ。
断捨離
エンディングの後ろ姿を見ながらいいタイトルだなと思った。
「愛されなくても別に」
必須な訳じゃない。
あなたから受ける愛などなくても、私にはさして問題なわけじゃない。
逆説的な見解だとは思うけど、それのみに固執してたら見失うものも見つけられないものもあるのだと思う。
あらゆる要素は差別や同情を受けるものなどではなく、多数派の同調圧力でしかないのだなと。
普通とか標準とか、色んな事がこれらをベースに語られる。そこに属さなければ異端児扱いだ。
むしろ、そんなものを崇拝している連中が気持ち悪い。作中にもあったけど、それらに馴染む事で安心したいのだろう。そして、自分達を肯定もしたいのだろう。
これらが幸福の内訳だ。
いや、推奨される幸福の内訳だ。
でも…。
皆、必死にそれにしがみついてるだけかもしれない。
枠組みからはみ出さないように。
息を切らして普通を演じてるのかもしれない。
それに何より、私の幸せは私だけのものじゃないか?
不幸比べが出来ないのと同じように幸せ比べだって出来ないのだ。
主人公は母親を捨てる。
あなたの居ない人生を歩むと。
母親は懺悔する。私が間違ってたと。でも具体的な事は何も語らない。コスモ様と一緒だ。抽象的な話題を振り撒きその解釈は個人の答え合わせに委ねられる。
そういう論法に終始する。
得体の知れない常識に惑わされなくて良かったと思う。ぶっちゃけそう言う事だ。
過度のストレスは切り捨ててしまえばいい。
それでも時間は止まらないから、そこからまた何かが始まるものでもあるのだと思う。
極論を言えば。
この作品に救われる人はいると思う。
悲しいかな、それが現代なのだとも思う。
作中、彼女達の笑顔をみる事はなかった。
でも、それが正解なのだと思う。
笑顔のカットがあったなら、それだけで明るい未来を予想しそうなものである。
そういう予定調和を嫌った結果なんだと思う。
色んな苦難を過去にしつつ彼女達は歩いていく。
遠ざかっていく背中にそんな事を感じてた。
痛くて脆くて、ちょっぴり酸っぱい。
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