劇場公開日 2025年7月4日

「それぞれ違った依存を描く映画。迷ったらおススメ。」愛されなくても別に yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5それぞれ違った依存を描く映画。迷ったらおススメ。

2025年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年164本目(合計1,705本目/今月(2025年7月度)13本目)。
 ※ 鬼滅の刃を見てからになりますが、憲法論的な内容がない映画は見てもレビュー対象外です。

 ※ 見ておいて何なんですが、1日25上映とかすごいですね…(新作ですら1日1作品とかになってる)。

 こちらの作品です。
何らかの意味で依存であったり、過去に何らかトラウマを抱えている女性(がメイン)の物語です。この意味で緩い意味でのシスターフッドにも分類はされえます。

 細かいところはちゃんと描かれている一方、完全に最後まで描ききることがなく、結末は自分で考えてね、という部分があり、この意味においてフランス映画っぽいなとも思ったところです。

 やや気になった点として、原作が小説だったと思うのですが、「普通そう読まない」名前の方が結構多いので、誰が誰を指すのかよくわからず序盤混乱する部分がまぁあるかなという部分はあります(ただ、明らかに読めない名前はなく、「言われればそうかな」くらいにとどまる)。この部分は何らか配慮があっても良かったかもしれません。

 採点に関しては以下まで考慮しています。

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 (減点0.2/主人公に親の介護義務があるかどうかについての問題提起が不十分)

 この点、成人したものは親への介護・援助義務は「経済的義務で足りる」、換言すれば、自分の全生活をささげて介護する義務まではないと解されますので、社会人として独立したいならそうすればよいだけです(広義の意味でのヤングケアラー問題にもあたる)。この点、明らかに命の危機が明確な問題で放置すると保護責任者遺棄との関係も問題になりますが、この「母親」はいわゆる依存症に近い状態であり、本人からすれば、適当な病院を紹介するなどのほうが妥当ではなかったかなとも思えます。

 (減点0.2/心裡留保の善意第三者対抗要件)

 心裡留保は、善意の第三者には対抗できません(相手方には善意無過失まで要求)。
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yukispica