「傑作」愛されなくても別に はらやさんの映画レビュー(感想・評価)
傑作
南沙良さんが好きなので何気なく鑑賞してみたが、近年でトップクラスに良かった。
宮田と江永という2人の異なる形で親からネグレクトを受けている2人。
そんな同じような苦しみを抱えている2人がいわば普通じゃない状況の自分のような人を見つけて、互いを助け合っていく。
一見するとよくある話のように見えるが、登場人物の心情が細かく描かれているため、どんどんと作品に引き込まれていった。
この世界のどこかでは当たり前にありそうな光景。
そんな中で宮田と江永が自分の辛さを吐き出せる相手を見つけられて、一緒に生きていこうとする。それぞれ過去に決別し、未来に向けて歩んで行く。
エンディングの宮田がとあるセリフを笑顔で言って、2人で歩んでいくラストがとにかく最高。
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