劇場公開日 2025年7月4日

「青春と呼ぶには余りにヒリヒリしている」愛されなくても別に naichinさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0青春と呼ぶには余りにヒリヒリしている

2025年7月12日
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鑑賞方法:映画館

毒親に育てられた女子大生2人。
1人じゃ危うかった彼女達が、お互いを知る事で新しい価値観を知る。
抑えた演技の南沙良さんとはすっぱな感じの馬場ふみかさんのコンビが素晴らしい。
また、全編通してヒリヒリした感覚を観る者に与える演出も上手い。
「不幸中毒」という言葉が強く心に残る。
そして、基本暗い作品なのだが、鑑賞後は何故か「ネムルバカ」の様な爽やかさを感じる。
井樫彩監督、まだ29歳だとか。若いのにスゴい才能だ。憶えておかなくては。
そして、こんな良い映画が、上映2週目なのに京都では2館のみで、どちらも1回のみの上映。
もうちょっと上映回数を増やして欲しい!

#愛されなくても別に

naichin