劇場公開日 2025年9月5日

「主人公の子のトボけた感じが良かったですね(^-^)」ふつうの子ども はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 主人公の子のトボけた感じが良かったですね(^-^)

2025年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

呉美保監督作品。
昨年見た『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は私の中では映画館で見たベスト1でした。
この映画は、映画館で予告を見ていてみたいと思っていた。

ほとんどのシーンが子役が出てくるシーン。
主人公の子のトボけた感じが良い。
予告を見て、コメディチックで子供の淡い恋心を描いた映画なんだろうと思っていたら違っていた。
環境問題に興味を持つ女の子に恋心を抱くというところまでは想定通りだったけど、それから大胆な行動に移って行く。
えっ、小学生がココまでって感じがしながら見ていた。

純粋に環境問題意識からの行動じゃなく、三者三様の理由があっての行動。
それには親の存在なかも絡んでの展開。
心温まる映画というより、今の社会風刺的な映画であったように思う。

お母さん役の蒼井優、瀧内公美、良かったです。
蒼井優は久しぶりに見て気がした。

私的にはもっと子供目線で純粋な世界を描いて欲しかったかな。
あの主人公の子役のトボけた感じを活かす展開がもっとあったように思った。
親と子供の関係は千差万別。
いろんな親がいる中で、いろんな子供が育っていくというのが分かる映画でした。

はりー・ばーんず