「お父さんの不在」ふつうの子ども gullさんの映画レビュー(感想・評価)
お父さんの不在
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とまでは言えないとしてもその存在感の薄さ、軽さということが印象に残りました。唯士のお父さんはママに比べたら0.75くらい、陽斗のお父さんはママに比べたら0.5かそれ以下。心愛のお父さんはゼロ。離婚しているのかもしれません。お父さんたちはどうしちゃったんだろうと思うけど、これが現在のリアルな姿、でしょうか。
最後の会議室のシーン、ふだん教室ではいばってる陽斗は泣いてばかり。唯士も頼りない。でも、追い詰められて途中、意を決する姿は凛々しい。心愛は一人、逃げない、投げ出さない、ひとのせいにしない、言い訳もしない。映画をこの上なく心地よいものしているのは、監督の信頼と希望を示すこのシーンのおかげかと思います。
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