ヒックとドラゴンのレビュー・感想・評価
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期待以上に心が打たれる、とても美しい作品でした~‼️
超面白っ‼️SFXものでここまで感動したのってアバター以来かも👍
いや、アバターより子供向け、なのに確り心が打たれるし…、とても美しい💚
前評判良かったので観に来ましたが、期待以上でした~🎉
女王蜂いなくなって大丈夫❓という一抹の心配は残りましたが…😆
なんだかんだで鑑賞して思ったのが、原作を知らないというのは幸せなこ...
なんだかんだで鑑賞して思ったのが、原作を知らないというのは幸せなこと。
比べるものがないし、新鮮味があって作品にのめり込むことができる。
だからこそ、LotRやハリーポッター等のファンタジー映画が好きな方にはおすすめしたい。
タイトル通り、ドラゴンということで、もちろんデジタル処理が必要な作品。
肝心なドラゴンに関してまずデザインが良すぎる。
そしてデザインで伏線回収してくるところもまた良かった。
ドラゴンの飛行や鱗の質感など細かく表現していた印象。主ドラゴンに関しては猫味を感じたし、動作がとても可愛かった。
さすがDream Worksだと思った。
また、操演も力入れていたと思う。特にドラゴンの吐息による風の演出はリアリティあって良かった。
7月に公開していた忖度ザウルスどもに見せ付けてやりたい程のドラゴンによる暴れっぷりも良かった。
ただドラゴンに力を入れすぎて、他のVFX,CGは弱かった印象。特に火力がしょぼく、THE CG感を感じた。
ストーリーに関してはとても展開が読めるTHE王道ストーリー。
とあるキャラクターには腹立ちすぎて言い訳に舌打ちしたくなるほどだったけど、キャラクター設定も健気で応援したくなるほどだった。
主人公はイケメンに見えるアングルとそうでもないアングルがあったな。
通常で鑑賞したが、全体的に音響は弱かった印象。もう少し音響が強ければ見応え増したと思う。ただIMAXで観る価値はありそう。
今回特によく感じたのは音楽。
絶妙なタイミングでメインテーマ曲が流れてきて、一緒に体感している気分になった。
ぜひ音楽にも集中して観てほしいと思った。
タイトルは原題が良いね!
100点のリメイク
原作というか、元になったアニメ映画は大好きで、特にジョン・パウエルの音楽が好きでサントラは数え切れないくらい聞いてきた。
最初の「This is Berk」の低音が鳴り出しただけで鳥肌(今作では「This is Real Berk」なんですね、おしゃれだ)。Romantic Flightといい、Test Driveといい、要所要所の音楽は特に入りをアニメと変えてなかったのがすごく嬉しかった。
当時も映像と音楽にすごく感動したと思うけど、今の技術で、しかもIMAXという環境で視聴するのは何とも贅沢で、鳥肌が止まらなかった。
キャスティングも話のつくりも展開もアニメを変にいじるところがほぼなく(少なくとも僕は気にならなかった)、原作リスペクトがとても感じられて好感。
特にヒックはよく見つけてきたなっていう、見た目、雰囲気、アスティとの身長差など、かなり良かったと思う。誤算というか、思ったよりイケメンだな、とはなった笑
あとトゥースが意外とデカいね。かわいいけど笑
サントラを繰り返し聞いたおかげでアニメの音楽と違う部分が出てくると(あれ…?)と内心思っていて、それがけっこう多かったのだけれど、それも当然、映画の尺が伸びているんですね。
映画館から帰宅後、アニメ版を見直してみたら、当時はより子ども向けだったのか時間の制約からか、とにかく間がつめつめな印象。
それを人が演技するという上で自然な間や言い回し、時間の使い方に直してくれたんじゃないかな、と改めて感動した。
映像も進化していて、特にドラゴンはかなりグレードアップした印象。
アニメはあくまでアニメだな、という印象が今となっては拭えないが、今作はすごい。ボスドラゴンは本当に怖い。
あえて、強いて言うならずっとキレイな映像なのでRomanticFlightやTestDriveの瞬間の感動が逆に薄れた感はあるかも。僕個人が勝手にハードル上げ過ぎなのかもだけど。
トータルで言うと、結果2時間という、もしかしたら子どもにはちょっと長いかも?という時間にはなったものの、映像も演出もアニメから進化したこの作品は、今後、ヒックとドラゴン1を見るならこれ、って言えるのではないかと思ったほど良い出来と思う。
2もやるのかな?2は実写化がもっと大変そう、というかフルCGじゃない補えないところが多くあるね…。ぜひ頑張ってほしい。
どっちも好きなんだからしょうがない‼️
児童文学ヒックとドラゴンの実写化です。
15年前に3Dアニメーション映画があります。
同じ監督さんが実写化も担当しました。
3Dアニメの方は評判をきいて、1作目2作目まとめて、円盤を衝動買いしてました。
所持していつでも観れると後回しする癖がありますので今までパッケージ開けず。
んで、今作を観る為に予習で観ました。
とてもシンプルで良いお話で、絵本を見る様にニコニコ観れました。
準備万端本作に臨み、IMAXで鑑賞大変満足しております。
トレースしてるかの様なほぼ同じで、もう拘って作ってるのがよく分かります。
細部に手を抜かない美術だけでも大満足です。
キャストの容姿は好みの問題ですから実写になってちょっと違うと思っても、キャラ自体はちゃんとブレがなく、
ヒックの父親ストイックのジェラルド・バトラーなんてアニメで声やって、本作で同じ役で文句のつけようがありません。
実写化に伴い迫力が増してます。
飛行シーンの爽快さや、ドラゴン達のリアルさ、レッド・デスのデカさも増してます。
IMAXで観て本当に良かったです。
とても魅力的に仕上がってると思います。
あえて言うならアスティを乗せた飛行シーンで雲を触ったり、ぬけてオーロラを見るシーンはアニメ版が好きかな。あとエンドロールもアニメ版のイラストの方が好きです。
でも観ていてなんかこう、製作者の愛を感じるんです。
この話が好きなんだと。
同じ話を実写化する意味問うとしたら、好きなんだと。
新しい世代にも知って欲しいと、ヒックとトゥースに出会ってもらう為の実写なのだと。
乗ろうぜドラゴン!大興奮のドラゴンライド!
「乗った人も初めて」
▼感想
映画館で鑑賞!
アニメは見たことがなかったけど、かなり楽しみにしてた作品!
この作品の目玉は大興奮のドラゴンライド!トゥースの背に乗り空を飛び回るシーンは大迫力で、まるでアトラクションのようだった!少しずつ心を通わせていくヒックとトゥースを見ているのが楽しかった。トゥースは予告だとかわいいドラゴンという印象だったけど、本編ではドラゴンらしいカッコよさや野生も感じて様々な魅力に気付けた。
ドラゴンライド以外で特に好きだったのが、序盤の訓練パート!ドラゴンの特徴を観察して攻略していくのが、モンスターハンターみたいで面白い!ドラゴンのデザインもどれも魅力的で、新しいドラゴンが登場する度にテンションが上がった!自分は特に「モンスター・ナイトメア」がカッコ良くてお気に入り!
ストーリーは王道で心に響く!ヒック達の衣装のクオリティも高く、バーク島のロケーションも美しくて深く没入感に浸れた。子供から大人まで楽しめる全てが高水準の作品。大人の自分でも充分楽しめたが、子供の頃の自分が見ても絶対に面白いと思うはず!
▼お気に入りのシーン
ヒックとトゥースがバーク島の周りを飛び回るシーン!
このシーンはIMAXで観て本当に良かった。
設定知ってるド定番のファンタジー すべて想定の範囲内、のハズがw ...
本作に対する“違和感”は、原作に由来するのだろうか?
《IMAXレーザー》にて鑑賞。
【イントロダクション】
ドリームワークス製作の大ヒットアニメーションを実写映画化。臆病な少年と傷付いたドラゴンが世界の危機に挑む。
監督・脚本は、アニメシリーズに引き続きディーン・デュボアが担当。
【ストーリー】
地図にも載っていない忘れ去られた島、バーク島。そこに暮らすバイキングの一族は、様々な人種が合流して出来た部族であり、長きに亘ってドラゴンとの争いを繰り広げていた。
鍛冶屋で働く少年・ヒック(メイソン・テムズ)は、バイキングの首領・ストイック(ジェラルド・バトラー)の息子ながら戦士としての才能に乏しかった。しかし、発明好きで立派なバイキングになる事を夢見ている彼は、ドラゴンとの戦いの度に戦場に飛び出し、問題ばかりを起こしていた。
ある晩、ヒックは自身の発明した投擲機で誰も姿を見た事のないドラゴン、ナイト・フューリーを撃ち落とす。翌朝、森に入ってそれを確かめに向かったヒックは、傷付いたナイト・フューリーにトドメを刺す事が出来ず、彼を解放する。すかさずナイト・フューリーはヒックに襲い掛かるが、威嚇のみで彼を傷付ける事なくその場を去っていく。
ストイックは、ドラゴンの襲撃を止めさせるには霧に包まれた海の中にあるドラゴンの巣を攻撃するしかないと悟り、仲間達と共に船でドラゴンの巣へと向かう。時を同じくして、ヒックはバイキングになる為の試練である“炎の試練”を受ける事になる。訓練生の中には、ヒックが密かに思いを寄せるアスティ(ニコ・パーカー)の姿もあった。優秀にアスティに対して、ヒックは試練に苦戦し、思うような成績は残せない。
一方で、ヒックは尾鰭を負傷し森の中にある湖から飛び立てなくなってしまったナイト・フューリーを“トゥース”と名付け、互いに警戒しながらも次第に心を通わせるようになる。ヒックはトゥースの為、負傷した尾鰭を補強する装備を作り、ドラゴンに乗る事を思い付く。
【感想】
私は劇場アニメシリーズ(以下、オリジナル版)未鑑賞。今回の実写版からの新規だ。調べると、本作は限りなくオリジナル版に忠実に作られており(アスティ役のニコ・パーカーの人種等、細かな変更点はある様子)、ファンの満足度も高いそう。世界興収も損益分岐点を難なく突破しており、実写版のシリーズ化も決定した様子。
原作はイギリスの児童文学である為、全編通してヒックの「相手を思いやる優しさ」と「相手の事を知る」という姿勢が物語を導いており、着地としても分かりやすいハッピーエンドを迎える。
しかし、私はこのヒックをはじめ、バーク島で暮らすようになったバイキングという一族の在り方そのものに違和感を覚えてしまい、単なるハッピーエンドとして受け入れる事は出来なかった。
というのも、このバイキングは様々な人種がバーク島に寄り集まって出来た部族である。つまり、彼らは現実の歴史でいうところの移民であり、先に生息していたドラゴン達にとってはコロンブスのような征服者でもあるのだ。そして、バイキングはドラゴンを自分達の生活を脅かす脅威と捉え、長きに亘って争い続けている。実際には、ドラゴン達は超大型ドラゴン“レッド・デス”の支配下にあり、自身が捕食される事を防ぐ為に、バイキングの集落を襲い家畜を連れ去っていた。そして、ヒックとトゥースの活躍によりレッド・デスが倒された事で、ドラゴンは本来の優しさに従って人間との共存が可能になる。
本作のテーマは、ヒックの姿勢が示す通り、「相手を思いやる優しさ」と「相手の事を知る」事の大切さだ。作中でも、ドラゴンの優しさに気付いたヒックは、ドラゴン討伐の意思を掲げ「ドラゴンは仲間を殺した。お前の母親も犠牲になったのだ」と発言するストイックに、「こっちだって沢山殺した。先に仕掛けたのは僕達だ」と、この争いの不毛さを説く。そして、全ての元凶であるレッド・デスを討伐した事で、人間とドラゴンは共存関係を築ける事になる。
しかし、果たしてそれは単なるハッピーエンドと捉えて良いのだろうか?バイキングがバーク島にやって来るまでは、恐らくレッド・デスによる統治であの島周辺の生態系は成立していたはずだ。他のドラゴン達にとっては、レッド・デスは理不尽な独裁者だった事だろう。しかし、何故レッド・デスだけが山のように巨大なドラゴンとして生まれたのか(またはそう成長したのか)、その理由が語られていない以上は、レッド・デスもまた被害者だと言えるのではないだろうか。あれだけの巨体なら、大量の食糧が必要になるのも当然であり、彼は自らの生存に必要な捕食行動をしていたに過ぎないのである。これが、元は他のドラゴン達と同じサイズのドラゴンであったにも関わらず、同族を捕食する、いわば禁忌を犯した事で巨大化し、自らに有利な支配構造を構築していった等の背景があるのならば、討伐される事に意味も出てくる。
つまり、ドラゴンと人間が共存する着地を描く以上、全ての責任を背負う事になるレッド・デスには、相応の理由付けが必要だったはずなのだ。しかし、本作では「悪いのはアイツだから、アイツをやっつけてハッピーエンドにしましょう」という舞台装置程度の役割に留まってしまっている。
また、ドラゴン達との共存関係を築いたラストで、ヒックのナレーションにある「この島に住む人々は、ペットも変わってる」という“ペット”という言い回しにも眉を顰めてしまった。トゥースと共に死地を乗り越えた彼が用いる言い回しとして、ペットというのは違和感があるのだ。せめて、「ペット…いや、家族(もしくは相棒)だって変わってる」といった具合に、観客に伝わりやすくする為に“ペット”というワードを用いつつも、彼だけはトゥースとの間の主従関係を超えた特別な関係性を強調してほしかった。
もっと言ってしまえば、実は本作は一貫して「ドラゴンより人間の方が上」という姿勢を崩さずに進行している。炎の試練で訓練生達が相対するドラゴン達は、大人達が“訓練で殺す事を前提”として捉えていたものだ。ヒックの活躍により、彼らは他の訓練生達と協力し、パートナーとなる事になるが、本来なら訓練途中で首を刎ねられていたはずなのだ。
アスティに問いただされた際、ヒックが口にする「殺せたけど殺さなかった」という台詞も、一見すると相手に対して優しさを示した彼のキャラクター性が強調されたように思えるが、見方によっては「生殺与奪の権利を自分が有していたが見逃した」という傲慢さにも受け取れる。あれだけのパワーを持つトゥースを、単なる投擲機の縄で拘束した程度の状態で、果たしてヒックがトドメを刺して仕留められたかも甚だ疑問である。
先述したペット発言含め、本作の根底には常に「人間の方が上」という傲慢さが染み付いているのだ。
もう一つ、本作の重要なテーマとして後半に提示されるのが、「相手への憎しみを捨てられるか」という事だろう。
ストイックは「偉大なバイキングの先祖達」と口にし、ドラゴン討伐に燃える“憎しみを引き継いだ世代”の代表として描かれており、その考え方をヒックとトゥースの関係性に触れる事で改心させられる。なので、ラストでストイックだけは大人達の中でドラゴンへの考え方、向き合い方を変える事に説得力は生まれる。しかし、他の大人達はドラゴンと心を通わせたわけではない。
ならば、本作のラストは、あんな違和感のある一朝一夕で出来上がったユートピアにするのではなく、「この先、ドラゴンと人間は共存関係を築いていけるかもしれない」という塩梅に留めておくべきだったのではないだろうか。
厳しい意見が続いたが、本作には賞賛できる点も多々ある。
ヒックがトゥースの尾鰭を修復し、これと共に飛行訓練を積んで飛び立つシーンは、間違いなく本作1の名シーンだろう。
CG表現に頼り過ぎない、実写に拘ったスコットランドの雄大な大自然での撮影は、本作の世界観に抜群の説得力を持たせており、エンドクレジットでの空撮映像でもその美しさを堪能出来る。
キャスト陣の演技、特に主演のメイソン・テムズのヒックは、実写化としての再現度の高さが抜群で「よくこんなに合う人を見つけてきたな」と感心させられる。オリジナル版の声の出演に引き続き、実写版でもストイックを演じたジェラルド・バトラーのハマりっぷりも凄い。
オリジナル版とは人種が変わったというアスティ役のニコ・パーカーもキュートであり、ヒロインとしての存在感を放っていたので良いのではないだろうか。
ヒックがレッド・デスとの対決を経て片足を失うという点も、元はと言えば自らが負傷させたトゥースと同じ条件になるというだけでなく、「憎しみの連鎖を断ち切る」代償としても受け止められた。この役割は、本来ドラゴンを討伐しようとし続けたストイックが担うべきな気もするが、ヒックによってレッド・デスというそれまでの生態系の頂点に君臨していた存在が排除され、新しい生態系が構築される事になる代償、傲慢にも自然に人間が介入する代償の演出としてアリ。
何より、やはり本作は個性豊かなドラゴン達が非常に魅力的に描かれている(だからこそ、彼らとの関係性の表現には慎重になってほしかったのだが)。
【個性豊かなドラゴン達】
ドラゴン達の個性豊かな習性の数々が面白く、ファンタジー世界の生き物としてのリアリティを与えていた。
特に、トゥースは小柄ながら強力な紫色のブレス(熱線と表現しても良いかもしれない)を吐く都合上、普段は牙を仕舞って生活しており、捕食や威嚇という必要性のある時のみ歯が生えるという仕組みが理に適っており面白かった。
肥満型ドラゴンのグロンクルは、1日の内に吐ける火炎弾の弾数が決まっており、それが「ドラゴンと言えど、無限のエネルギーを持つわけではない」という設定を示している。
双頭のドラゴン、ダブル・ジップは、一方の頭が爆発性のあるガスを、もう片方が発火を行うという、それぞれの頭に明確な枠割が設定されいる点が新鮮だ。
炎を纏って襲い来るモンスター・ナイトメアは、作中でも一際ドラゴンらしい見た目をしており、戦闘時のみ炎を纏うという点が厨二心をくすぐられる。
だが、やはり本作最大の魅力は、ナイト・フューリーことトゥースだろう。特徴的な黒い鱗の表皮、大きな緑色の眼と黒い瞳、人懐っこくラストでは犬のようにヒックの無事を喜ぶ。
砂浜に絵を描くヒックを真似て、木の枝で地面に絵を描く姿も微笑ましい。生魚が大好きだが、海蛇は大嫌いというのも笑える。
そんな可愛らしい習性や小柄な見た目に反して、飛行能力はピカイチで、ブレスの威力は巨大なレッド・デスの翼を難なく貫通する威力を持つ。
オリジナル版に限りなく忠実に、しかし実写化に際して限りなくリアルに表現されたビジュアルも、実写化の手本となるべき完成度だろう。
【総評】
ヒックとトゥースの心の交流、スコットランドの雄大な大自然、個性豊かなドラゴン達の魅力を兼ね備えたエンターテインメントとして佳作。しかし、ドラゴンに対する人間達の優位的立場の精神という傲慢さには眉を顰めざるを得なかった。
続編の製作も決定しているので、このシリーズが最終的にどのような着地を見せる事になるのかは期待したい。
原作アニメより迫力有り。
最高でした
児童文学系ファンタジー映画の王道
吹替版にて鑑賞。子どもたちが「観たい!」と言ったので、まだ字が十分に読めない子どもたちには、吹替でないと無理。アニメ版は親子とも未鑑賞。
なんだか最初にロードオブザリングとか、ハリー・ポッター1を観た時の気持ちを思い出した。広々とした、現実にあるのに現実離れした風景の中、雰囲気たっぷりのセットと衣装、役者たちの演技に裏打ちされて、空想生物であるはずのドラゴンがくっきりと存在して宙を舞う。
CGの躍動感がチャラチャラしてなくて、ドラゴンがこれでもかこれでもかと出てくるので、モンスター好き、竜好きにはワクワクする作品だと思う。
今は、ゲームなどのCGクオリティが上がり、うかうかしているとゲーム画面みたいに見えたり、ゲーム画面以下に見えたりすることもあると思う。でも結局、CGを「存在」させるのはCG自体の質というより、汗の匂いまでしてきそうな「それ以外の部分」であり、感情移入させる物語の仕掛けなのではないか。
ストーリーは王道で特にひねりはない。いわば「はじめて物語」と、冒険譚が一緒になったものだ。どんな物事にも、この世に発明・発見されるに至った「はじめて」がある。その「はじめて」を、ひらめきと、根気と、観察力と、なにより歩み寄る勇気で、主人公は切り開いていく。見ていて応援したくなる。
脇役たちも、どちらかというとおなじみのキャラクターの組み合わせ。落ちこぼれだったり、優等生だったりする仲間たちが、自分の突出した得意分野を生かして、これまでの頭のカタい大人たちの「常識・歴史・怨恨」を吹っ飛ばしていくカタルシスと愛おしさ。
そう、必要は、いつも発明の母なのだ。そして、一見まったくダメに見える素質が「逆転勝利」して時代を変えるものとなるには、やはり「腐らない・諦めない・自分信じ抜く」勇気が必要なのだ。
そして、これまでの見方、これまでのこだわりや常識が、観察の結果間違っていると気づいたら、すぐに直すのも勇気。
恨むのは簡単だが許すのは難しい。
疑うのは簡単だが信じるのは難しい。
戦うのも勇気がいるが、戦わない選択にも大きな勇気がいる。
この「勇気の物語」を、気持ちのいいサウンドと絵面とストーリーと、ドラゴンたちの思い出と一緒に、子どもたちが受け取ってくれたようで、よかった。
何回みてもいい!
「怯え」への対処法
アニメ作品は観てないので、今作に触れるのは初めてですが、この世界観がとても好きになりました。児童文学らしい夢のある冒険ファンタジーで、子供が観て楽しめる物語ですが、大人にとっても大切なメッセージがたくさん感じられて、とても好感がもてました。主人公のヒック(メイソン・テムズ)が罠に掛かったナイト・フューリー(トゥース)にとどめを刺さない理由を後で語るシーンがとても好きです。「怯え」から防御のための暴力が生まれ、そのことがさらに相手の暴力を生むという負の連鎖によって、人類は出口のない戦いを永遠に続けているわけで、それは銃規制と犯罪に似たパラドクスのようにも感じられます。犬が人間と暮らし始めたのは1万年前とも2万年前とも諸説あるようですが、最初の頃はきっとヒックとトゥースのような感じだったのかな、と想像して可笑しかったです(笑)。「アバター」シリーズでも「共生」がテーマになっていますが、きっと世界中の多くの人が今、一番望んでいることの1つなのかなと思いました。ディーン・デュボア監督は、宮崎駿作品から影響を受けたと語ってますが、確かに似たところもありますね!
たーのしい!
2025年劇場鑑賞250本目。
エンドロール後映像ちょっとあり。
北欧系のバトルがある映画ってカンフー好きの自分からしたらもっさいアクションと感じてあんまり面白いと思えなくて、この映画も全然期待していませんでした。アニメも乗り遅れて見ず仕舞いでしたし。今回いい機会だと思って観ました。
最初全然ドラゴンとの交流らしい交流はじまんねぇな!と思っていたのですが、いざ始まるとその交流を活かして試練もどんどんうまくいき始めるとすっごく楽しくなってきました。
ラストバトルもこれ絶対倒せないだろ、という強大な敵を納得できる倒し方をして、もうカタルシスの塊の傑作でした。この映画で綺麗に完結しているのでもう続編いらないと思うのですが、実際アニメで続編があるのでこの後どう展開するのか気になるといえば気になります。
トゥースが可愛い映画
絆
全214件中、21~40件目を表示
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