ヒックとドラゴンのレビュー・感想・評価
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ラスボス戦は最高だったけど・・・
IMAX版で、原作本、アニメ版は未見で鑑賞。
私は乗れませんでした・・・
ペットなんだ(笑)
友達じゃないんだね(笑)
ぜんぜん感情移入できませんでした。
ヒックがドラゴンを調教して、ペット化して兵器化しているとしか見えなかった。
最後、いままで、いじめてきたドラゴンたちを調教して、そのドラゴンを操縦する描写とか、「ドラゴン達、簡単に調教されちゃうんだ」って思わず笑ってしまった。
都合よすぎ、アニメなら許されるだろうけど実写ではきつい・・・
なぜ、父親があんなにヒックをじゃけにするのか、内面描写が描かれていないので
ずーっと「??????」状態でした。
母親がドラゴンの犠牲になったから?
ヒックをドラゴンから守りたいから?
いや、違う・・・
よくわからない・・・
鑑賞後アニメ版を鑑賞。
アニメ版では父親やヒックや登場人物の内面描写がちゃんと描かれているのに
今回の実写版では内面描写が省かれている。
「アニメ版みてるでしょ?皆わかってるでしょ?」とばかりに内面描写が描かれていない。
だから父親やヒックの感情が何が何やらわからなかったので眠気が出ちゃって退屈でした。
なるほど、アニメ版はなぜ人気があるかはわかりましたが・・・
私には
2015年ならこれでいいかもしれないが、
2025年にはちょっと合わないかな・・・
アニメ版は細かいところはアニメということで描かなくていいけど、実写化しちゃうとちゃんとした理屈が必要になっちゃう。
やっぱり過去のアニメの実写化は難しいですね。
でも、最後のボスドラゴンのアクションはすごかった!ここだけは見る価値あり!ここで眠気が吹っ飛んだ、ここからエンドまでは楽しめたし興奮したが・・・
ドラゴンを自国の兵器化に成功したバイキングの国の話でした。
アニメ版と同じ監督ですが・・・
実写化へたくそか(笑)
ただ、最後のボスドラゴン描写はすごかった!アニメ版より断然すごい!
ぜひIMAXで鑑賞を!最高です!
でも・・・ほとんどCGだから・・・アニメじゃん!(笑)
実写化へのトレースは成功だと思うが、それだけでは感動は生まれない
2025.9.6 字幕 MOVIX京都
2025年のアメリカ映画(125分、G)
原作はクレシッダ・コーウェルの児童文学『How To Train Your Dragon』
CGアニメーションの実写リメイク作品
監督&脚本はディーン・デュボア
原題の意味は「ドラゴンの乗り方」という意味
物語の舞台は、大海の孤島・バーク島
そこに住む気弱な少年ヒック(メイソン・テムズ)は、役に立たないことで有名で、父ストイック(ジェラルド・バトラー)がバイキングのリーダーだからえこひいきされていると思われていた
ヒックは独自の方法でバイキングの役に立とうとしていたが、バイキングたちは肉体を駆使して倒すのが当たり前という価値観に支配されていて、ヒックの考え方は受け入れられなかった
彼は鍛冶屋のゲップ(ニック・フロスト)の元で働いていたが、余計なことはするなと言われ続けていた
ある日のこと、島がドラゴンに襲われてしまい、ヒックは出過ぎた真似をして、開発した投網機を使ってしまう
見事にドラゴンに命中したものの、現場を混乱させ、二次被害と生んだとして、こっぴどく怒られてしまった
ストイックはヒックに愛想を尽かしていたが、ゲップの助言によって、ヒックはバイキングの試験を受けることになった
試験に参加するのは、ヒックの憧れの少女アスティ(ニコ・パーカー)、自惚れ屋のスノット(ガブリエル・ハウエル)、物知りのフィッシュ(ジュリアン・デニソン)、過去に何度か試験に落ちているラフ(ブロウウィン・ジェームズ)とタフ(ハリー・トレバルドウィン)の双子を含めた6人だった
彼らは、捕獲されたドラゴンと擬似的に戦うという訓練を受けるのだが、ここでもヒックは足を引っ張ってしまうのである
映画は、アニメ版をそのまま実写化したような作品で、違いを探すのが大変という感じになっていたと思う
あらすじはほぼそのままで、細かなエピソードの取捨選択と、キャラの性格が違うかもという程度で、劇的に何かが変わったという印象はなかった
ここまでトレースしていると実写化する意味があったのかはわからないが、あれからCG技術も向上し、ドローン撮影も可能になったことから、アニメ版に負けないぐらいの壮大で爽快な飛行シーンが描き出されていた
アトラクション系の映画なので、そう言った映像を楽しみつつ、大人にも子どもにも響く物語を享受するという意味合いではありなんだと思う
有能すぎる人は同じことができないと無能のレッテルを貼りがちだが、目的が同じでも違う手段を選ぶことはできる
もしヒックがストイックと同じ熱量の怒りと攻撃性を持っていたら、体力的な闘い方ではなく、多彩な致死性の武器を発明していただろう
そう言った意味も含めて、ヒックは元から父親の行動に関しては、何らかの抵抗を感じていて、それがあの機械に凝縮されているように思えた
映画は、世界を構成する要素を解き明かすことで、何をすれば良いかが見えてくるというもので、いわゆる自然のサークルの中にいる人類とは何かを見つめ直す必要があると説いている
ドラゴンに妻を殺されて怒りを蓄えるストイックだが、ドラゴンがどうして人類を攻撃するのかというところを考える必要がある
ヒックは人がドラゴンの縄張りに来ているから攻撃してきていると考えていて、それは至極当然の反応であると言える
さらにドラゴンたちが危険を冒してまで食糧を奪おうとする理由には裏があって、それはドラゴンの生態を紐解くという視点がなければ永遠に見えてこないものだろう
感情論で自身の理屈を押し付けるというのはよくある話だが、このようなマインドの人は総じて視野狭窄に陥っている
そして、自分が信じるものが全てだと思い込んで、他者を煽動していく
もしストイックやその先祖にニックと同じ目線を持っている人がいたら、もっと共生というのは昔から行われてきたのではないだろうか
いずれにせよ、種には生存可能な領域というものがあって、その共生にはとてつもない労力がいると思う
それが同種間でも難しいことは人類の歴史を見てもわかるもので、感情論で理想を強要する人の声は大きい
人であれ、動物であれ、生存できるテリトリーは決まっているわけで、これまでの世界では駆逐して支配することで生き延びるという歴史があった
その歴史は転換点を迎えつつあるのだが、共生にはそれぞれの生存や文化に対する敬意が必要で、どちらか一方の侵食があると相入れないものとなる
本作におけるドラゴンと人間の共生が実現しているのは、それぞれが捕食対象者ではないということと、生存圏を不可侵の状態にできるからだと思う
そう言った意味において、この共生は奇跡的なものではあるのだが、現実の人類が同じ奇跡に遭遇することはできないだろう
個人的な考えではあるが、もしそれが可能となるとしたら、人類が宗教を捨てたときなのかな、と思っている
人間とドラゴンの共生
アニメ「ヒックとドラゴン」を実写映画化したアクションアドベンチャー。心優しい少年と傷ついたドラゴンの交流を描いた心温まる物語。CG技術によって撮影された実写映像が非常に素晴らしく、まるでバーク島にいるような体感型映像に引き込まれた。
2025-132
子どもから大人まで楽しめる良作ファンタジー
■ 作品情報
監督・脚本はディーン・デュボア。主要キャストはヒック役にメイソン・テムズ、ストイック役にジェラルド・バトラー、アスティ役にニコ・パーカー、ゲップ役にニック・フロスト。製作国はアメリカ合衆国。
■ ストーリー
はるか北の海に浮かぶバーク島では、バイキング一族が長きにわたりドラゴンとの戦いを繰り広げていた。ひ弱な少年ヒックは、立派なバイキングになることを夢見ながらも、戦いではいつも邪魔者扱いされている。ある夜のドラゴン襲撃の際、ヒックは自作の投擲機で、最も危険とされる未確認のドラゴン「ナイト・フューリー」を撃墜する。しかし、とどめを刺すことができず、傷ついたドラゴンを密かに助け、「トゥース」と名付ける。
ヒックはトゥースの飛べなくなった尾翼を修復し、しだいにトゥースとの間に絆を育んでいく。この交流を通して、ヒックはこれまで敵とされてきたドラゴンの本当の習性や感情を知ることとなる。一方、バイキングの若者たちはドラゴン退治の訓練を受け、ヒックも参加するが、トゥースとの交流で得た知識を応用し、他のドラゴンたちを手なずけてしまう。
やがて、バイキングが長年恐れてきた巨大なドラゴンの巣窟が明らかになり、真の脅威に立ち向かうこととなる。ヒックとトゥース、そしてバイキングたちは、この強大な敵に対し、新たな関係を築いたドラゴンたちと共に戦いを挑む。
■ 感想
冒頭から息をのむドラゴンの圧倒的な破壊力に、たちまち画面に引き込まれます。それに対して、飛び道具なしでひたすら力強く立ち向かうバイキングたちの姿は、思わず笑ってしまうほどたくましく、彼らの誇り高さが伝わってきます。
本作の魅力は何と言っても、多種多様なドラゴンたちがいきいきと描かれている点でしょう。それぞれの個性が際立ち、迫力満点です。特に、主人公ヒックに助けられ、トゥースと名付けられたナイト・フューリーの愛くるしさには心を奪われます。彼がヒックに少しずつ心を開いていく過程は、本当に微笑ましく、観ているこちらも温かい気持ちになります。最初、ヒックがなぜトゥースを助けたのか不思議に感じましたが、物語の中盤でその理由がしっかり描かれており、この点も納得です。
トゥースとの交流を通じてドラゴンの習性を学んだヒックが、試練の場で他のドラゴンたちを次々と手なずけていくシーンは、胸がすくような痛快さがあります。また、IMAXで鑑賞したのですが、ドラゴンの背に乗って空を飛ぶシーンの疾走感、浮遊感、そして爽快感は、まさに格別です。まるで自分自身が大空を駆け巡っているかのような臨場感が最高です。
ただ、長きにわたりドラゴンと戦い、大きな恨みを抱いていたバイキングたちが、簡単に心変わりしてドラゴンと交流を始める展開には、若干の戸惑いを感じなくもありません。しかし、作品全体として見れば、この物語の着地点は非常に自然で、心地よい後味を残してくれます。ファンタジー作品として、子どもから大人まで誰でも楽しめる良作だと感じます。
ヒクドラ最高!
2010年のアニメ版が好きすぎて、
(洋画アニメで人生で一番好きな作品)
原作も当時小学生だった子どもたちと
一緒になって読んだおばちゃんの感想です。
(原作は全然違うお話なのにおもしろい。
小学生男子におすすめです)
今回大学生になった娘と一緒に
吹き替え版を観てきました。
最高でした!!
実写化してこんなに満足する映画は初めてかも。
ポリコレ配慮(?)、違和感ゼロ。
吹き替えで観ましたが、
最初声が違うなぁって思ったけど
(アニメ版何度も観ていたので)
違和感は最初だけ。
ヒックの声が声優さんじゃないって聞いてたから
心配してたけど、大丈夫でよかった。
スノットとスノットパパの関係、とても良かったし、
タフのおかしい加減も最高だった。
(タフの見た目、めっちゃアニメ版そのままで
びっくりした)
アスティ、公開前にいろいろ言われてたけど、
全然大丈夫だったし、違和感なかったです。
あ、ドラゴン図鑑(本)のエンドロールの演出、
最高じゃないですか?!
私の中では
アニメ版はアニメ版で最高だとやっぱり思います。
でも実写版には実写の良さがあり、
これはこれで最高でした!
今のところ今年の洋画で一番感動(涙)したし
おもしろかったです。
とりあえず明日
アニメ版をもう一度観て、
違いを探そうかな。
んで、今度は4dxを観に行こう〜!
実写版は絶対ヒットしてほしい!!
アニメ版の雪辱を晴らして〜!
みんな観てーーー!!!
本当にいい映画だよーーー!!!
追記
アニメ版を再び鑑賞。
アニメ版はあえていうなら「わかりやすい」表現かな
と思いました。
ストレートでアニメらしい表現って感じ。
実写版はアニメ版と比べて言うなら「リアル」。
映像がリアルなのはもちろんですが、
セリフ回しや間みたいなのが
すごくリアルに思いました。
感情移入がよりしやすいっていうか。
いや、アニメ版も感情移入バリバリしますけどね。
より深みを増した?みたいな?
どっちがいいとかいう問題じゃなく、
どっちもいいー!!って結論に至った次第です。
実写化する事の意義
2010年のアニメーション版に非常に忠実な実写化で、特にオープニングシークエンスなどはカット割りやセリフ、画面構成にいたるまでほぼ完全再現ともいえるような作りでした。
これは確かに「製作陣のオリジナル版への愛」とも取れるのかもしれません。ただ、オリジナル版の完成度が(アニメーションとしてだけでなく一映画作品として)とてつもなく高いレベルにある大傑作であったが故に、それを実写として再現したとてただなぞっているだけに見えてしまい、どうにも心が揺さぶられず「だったらオリジナル版でよいのでは」と思わざるを得ないのです。
さらに言えば、オリジナル版がアニメーションであるという利点を活かして上手く表現されていたシーンが今回はオミットされていたり(例えばヒックが初めてトゥースに魚を持って行くとき、オリジナルでは盾が両壁に挟まれて無防備にならざるを得ないというシークエンスが、実写化ではただ地面に放り捨てるだけになっている、など)、個人的な好みにはなりますがセリフの言い回しの変更(アスティの「これは〇〇の分、これはその他の分」というやり取りの3回目)なんかも気になってしまった点です。
とはいえ、ヒックとアスティがトゥースに跨ってオーロラの輝く空を飛び回るシーンなどはIMAXで鑑賞する価値を十分に感じられますし、オリジナルを改変していないということで映画としての面白さは担保されています。
15年経ったいま、敢えて実写で作り直すのであればもう少し冒険してもよかったのでは、と感じてしまいました。
素晴らしい実写化!
VFX以外に、アニメを実写化した意義はあったのだろうか?
何と言っても、VFXによって生み出されたアクロバティックな飛行シーンの迫力と臨場感が素晴らしい。まさに、劇場でこそ体感すべき映画と言って良いだろう。
その一方で、アニメ版ではそんなに気にならなかったのに、リアルな実写だからこそ違和感を覚えてしまったところも少なからずあった。
例えば、空を飛び、火炎を吐く多数のドラゴンが村を襲撃した場面では、よくぞ、バイキングは全滅せずに今まで生き延びて来られたものだと不思議に思ったり、若者達がドラゴンを相手に訓練をする場面では、若者にもドラゴンにも死者が出ないのは、さすがにあり得ないだろうと突っ込みたくなってしまった。
主人公のヒックにしても、父親が落胆したり、村人から馬鹿にされたりするほどの劣等生には見えないし、彼が、撃ち落としたトゥースを発見した時に、父親や村人に知らせるどころか、母親の仇でもあるトゥースを逃がしてしまう理由もよく分からない。
同期の訓練生が、ヒロインを除いて、皆、ふざけたようなキャラクターなのもイライラさせられるし、ヒックがトゥースの味方であるとバレた時に、ヒックと父親の間でコミュニケーションが成り立たないところにもフラストレーションを感じてしまう。
それも、これも、ラストで、訓練生達がドラゴンに乗って決戦の場に駆け付けるという胸熱なシーンを生み出すための仕掛けなのだが、それにしても、訓練生達が、いとも簡単にドラゴンを乗り回してしまう様子には、やはり「ご都合主義」を感じざるを得なかった。
考えてみれば、「ドラゴンの巣」に住むボスのドラゴンを倒すという父親の目的と、「働き蜂」ドラゴン達を搾取している「女王蜂」ドラゴンを倒すというヒックの目的は一致しているはずで、ヒックと父親がちゃんと話し合っていさえすれば、最初から、人間とドラゴンの共闘体制を築くことができたと思えるのである。
それだけに、人間とドラゴン、あるいは人間同士が理解し合い、相手を認め合うことの大切さが実感できるようになっているとも言えるのだが、そうしたことは、アニメ版からも感じられたし、逆に、今回の実写版で、アニメ版以上の感動が得られたとは言い難い。
アニメの内容を忠実に実写化しているだけに、「オリジナルを改変した」という不満はまったくないものの、「VFXによる見せ場の再現」ということ以外に、「アニメを実写化した意義はあったのだろうか?」という疑問が残った。
オリジナル版が自分にとって特別だからそれを超えなかったけど、トゥースはかわいい
人生トップレベルに大切にしたい傑作アニメ映画の実写化は、名シーンのカット割りを含めてオリジナルに忠実(主人公の髪型 & ジェラルド・バトラーのストイック役!!)で、ゆえに想像を超えた驚きはないかもしれない。オリジナル版では何度観ても思わず泣いてしまうような感動も、本作では多少ウルッとはしたけど自分の中でやはり弱かった…"その他もろもろ"。あと、本作にはオリジナル版が生まれた年代(00年代〜10年代初頭)くらいの映画な雰囲気・空気感があった+怪獣映画。トゥース(レス)は無論かわいすぎ!
なぜ殺し合う?2人だから高く飛べる!!ヒックとトゥースが心を通わせていくシーンは、本当に映画史上屈指の名シーンであると個人的に思っている。"ペット"という人間優位な考えは最後まであるものの、ロシアやイスラエルも本作を観て、自身の侵略を考えるべきだ。なぜ争いが起こるのかというメカニズムを扱うようでいて、そして親子愛や帰属意識なども描かれていて本当にすごい作品だなと、今回の実写版を観て改めて感じた。
P.S. 最後エンドロール頭の板テロップでも、ヨンシーのSticks and Stonesも流れないからな~。ただ、背景画は島を飛ぶトゥースの影が入り込む壮大な自然でこれはこれであり。
2010年のガラガラな映画館を今でも覚えてるから
今でも覚えている。『ヒックとドラゴン』のCGアニメ映画一作目が日本で公開された2010年の夏はかなりの激戦区だったことを。そのあおりを受けて映画館がガラガラだったことを。
今調べたら同じ時期に借り暮らしのアリエッティ、トイストーリー3、仮面ライダーW、さらにポケモンやナルトの映画まで公開されてたんだよな。初登場8位は当時としては健闘した方だと思う。
だが、客がほとんど入っていなかった映画館で当時の自分がこう思ったのも確かだ。
「これほどの傑作をもっと競合が少ない時期に公開できなかったのか?」と。
マジで映画史に残る傑作だったんだ。そしてその割に客が全然入っていなかった。
『ヒックとドラゴン』は自分にとって極めて珍しい「不特定多数の人にオススメしやすい傑作だが日本においては知名度がイマイチ低い映画」だったんだよ。それが当時の9億円という日本での興行成績に表れている。
そして今回の実写版だ。アニメと同じ監督なら期待はするだろう。
感想。やっぱり『ヒックとドラゴン』は傑作だった。
ドラゴンボールとモンハンを生んだ日本にも日本版ヒックとドラゴンを作って欲しいくらい。
まあ、実写ならではの気になったところはある。
例えば中盤までのヒックの親父、同世代ライバルの奴らは必要以上にバカっぽく見えたしヒロインもやたら攻撃的に見えた。アニメでやったことを実写で同じようにやるとちょっと印象が変わる現象ね。
あと、あれだけ空でぐるぐる暴れながら飛んでたらヒックももっと異常に汗だくになるだろう、とか。空を飛ぶ場面で特に夜にオーロラを見るあたりとか、穏やかに飛ぶ場面とはいえもっと髪が乱れるんじゃねえか、とか。炎の試練もあれだけ炎を吐くドラゴンがいる場所だと暑すぎてもっとみんな汗かいてるはずだろう、とか。ハリウッドにおいてすら、そこら辺はまだ難しいんだよな。画面の情報量や、綺麗さ維持のバランス、衣装やセットの兼ね合いもあるし。
序盤の色々なドラゴンが村を襲う場面は全体的にちょっとカメラが寄り過ぎじゃないか、とか。
細かいところを言い出せばきりがないのよ。
でも、正直そんなことは些細に感じるほどに観たい場面は全て観せてくれた。
ドラゴンの背中に乗って!足で飛び方を調整する機構ね!あれ、アニメで観た時もすげえよく考えたなあ、と感心したが実写でもきちんとやってくれた。
メモをしっかりとってトゥースの尾びれを作るところがヒックなのよ。彼を彼らしくしてるのはあのメモ、設計図、メカニクスだ。
あとヒロインね。ヒックをこずいて「これは驚かしたぶん」からの「これはその他もろもろ」でキスしてくるのずるいだろ、ホレてまうやろとアニメでも思ったが実写でも同じこと思ったわ。
で、それ以上に重要なのがトゥースが捕らえられて船で連れていかれてからヒックに問う場面ね。あなたはどうしたいの?って。ああいうの、重要なんだよな。主人公自身が自分で自分の心の声を言葉にして、これからどうしたい、と口にして自分自身に気付かせるやつ。アニメ版でも特に印象に残っているのがこの場面だった。アニメ版よりさらっとしていた感はあるがこれも実写でやってくれたのは嬉しい。
同世代のライバル、仲間達が後半で一応見せ場があるところもいい。双子は二首龍と相性が良くて、「攻撃力8」とかやたらゲームっぽくドラゴンに詳しいおデブも一応、巨大なラスボスをちょっとひきつけることはできたし、立派な父を持つ黒髪のあいつも目への攻撃という勇敢な姿を見せた。あいつが落ちそうになった時に助けるのが双子の乗った竜なのもよい。そしてヒロインは優秀な人だからみんなに的確に指示を出せるから。
こういう脇役っぽい人達の見せ場を作るのって結構難しいのよ。尺も使うし、主人公の出番を削るのも良くないし。ドラゴンに乗るのにまだ慣れてなくて割とすぐ戦線離脱にはなるけど、ちょっとでも活躍する場面がある、ってすごく良いことなのよ。ちりばめた伏線に無駄がない気がするから。
音楽も同じの使ってくれて嬉しかった!あのケルト感があり壮大な感じもあるあのテーマ曲が流れるとワクワクするんだよな。
トゥースも元の要素をきちんとおさえつつ実写ぽい質感に仕上げたのはさすがだと思った。ドラゴンの背中に乗って飛び回る場面を見ると「自分もドラゴンに乗ってみてえ」って思うよな。そう思わせる力がこの映画にはあるのよ。
序盤から義足になった子が出てきたり、義足義手のあのオッサンがドラゴンとの闘いで手や足を失ったことを示す。これが伏線になり主人公はラストで片足が義足になる。ここの流れもアニメと同じだった。ここをやるから『ヒックとドラゴン』は印象に残るんだよな。
ドラゴンを殺す対象としていた村がラストで主人公の影響でドラゴンと共生する村に変わってるのがまた良いのよな。
中盤までの親父がヒックと話をちゃんと聞かないで自分の言いたいことばかり喋ってしまう感じは父と子のすれ違いがよく出ていた。
で、そんな「ドラゴン殺すべし」の親父が終盤で水の底に落ちていくトゥースをもぐって助けるのが熱いんだよな。
「どんな結果になろうともお前を信じている」とヒックに言う親父。この親父のように、公開初日でまだ興行成績がどうなるか分からないタイミングだが「どんな結果になろうとも『ヒックとドラゴン』を信じてる」から、俺は。
今回も歴史的記録更新をしている鬼滅の刃とほぼ同時期というよりによってなタイミングではある。だが!9月公開で直接の戦いはさけている。ラージフォーマットもあるし、俺が行った初日の回は席数が少な目だったこともあるが結構ちゃんと埋まっていた。少なくとも2010年のあの時より宣伝されてるし客も入っている。アニメ版一作目が公開されてから10年以上経ってるからさすがにこの傑作シリーズのことを知ってる人も増えてきてるのよ。それを確認できただけでも充分だ。
ドラゴンが出て来る系映画の中では個人的1位かもしれない
ほぼそのままの丁寧に作られた制作側の愛のある作品!
アニメ版を子供が小さい時に見て、その子も中学3年に…と思い入れが強いため、この作品がどのようになるかドキドキしていましたが、想像以上に素晴らしいリメイク!
新しく見た人も、昔の作品を見た人も、楽しめたのでは無いでしょうか。
唯一気になったのは「ゲップ」の義肢がアニメ番と逆になったことぐらい。
ドラゴンと心を通わせるシーン、空を駆け巡るシーン、父親との信頼を得るシーンなどホロリとさせられました。
私は障害を負ってしまい、身体が不自由になったからこそ自由に空を飛び、最後には不幸にも身体の自由が効かなくなったシーンにはチョット刺さったな〜
日本ではあまり人気の無い作品ですので出来るだけ多くの人や子供に見てもらいたいと思います。
口コミで広まれ!この面白さ!
アニメから15年が経って念願の実写化。予想以上にオリジナル版を忠実に再現していたので当時の感動が蘇った。ひとえにディーン・デュボア監督がアニメから続投し実写も手がけた上で、今の世に合わせたキャラクターラインナップのエッセンスを加えたからだろう。
異種族間の友情と成長がテーマであり、前半のヒックとトゥースの馴れ初めが愛おしくて溜まらない。大空をドラゴンの背に跨り飛行する映像表現も迫力満点でスクリーンいっぱいに楽しめました。
ただ単に人間vsドラゴンではなく、和解と共存が世界に通ずる部分があるのではと思う。
世界観がロード・オブ・ザ・リングに似ていたのも良かった。クライマックスの彼等の活躍は胸が熱くなる傑作です。
なんで日本人に流行らねぇんだよヒックとドラゴン…傑作です。
IMAXで見てください。アニメ版1.2,3ライトなガチファンです。
ドリームワークスロゴからの始まりの音楽、This is Berkってセリフ、全てアニメ版そのままです。もう大号泣しました。見終わってまもなく、興奮しすぎているのでレビュー文章終わってますがよろしければ読んで共感いただければ幸いです🐉
アニメ1,2,3を見事にまとめ上げ完結させたディーン監督が実写でメガホンを取り、原作改編を無理にせず、いちファンとして、監督として「昨今の実写映画にはがっかりする面が多い、自分自身がその映画のファンとして、実写化するなら本気で、自分の信じた作り方でデザインしたい」という監督のオタクとしての熱い想い。最高に響いた美しい作品でした。本当にそのまま実写化し、15年の時を経てバイキングとはどう出来上がったのか、その解釈を現代風に、だがなんの違和感もなくまとめ上げています。
アスティが金髪白人ではないことへの批判があったようですが、その補填シーンが冒頭のバイキングがドラゴンの巣に向かうための会議で明かされます。アニメファンとしてもなるほど、と唸らずにはいられない、ディーン監督の脚本力はいつも見事です。
ていうかニコ・パーカーさんのアスティ、アクション、パルクール?動きがキレッキレすぎてまじで優秀な未来の女バイキングでした。青いオウムドラゴンことデッドリーデンジャーことのちのちアスティの相棒になる可愛い女の子ドラゴンことストームフライちゃんの尻尾攻撃を華麗にかわすアスティ、実写アクションの迫力凄かった…惚れた…💖
ヒックとトゥースに関してはもう他の方のレビューでいっぱい書いてあるので省きます。最高の完全再現度です。アニメ版未履修の方、ぜひ、絶対見てください。どれほど最高完全再現な実写映画を視聴していたのか、アニメ版視聴、比較していただきたい…!!!アマプラ!!観て!!!1-3章まで全部あるから!!今!!!期間限定だと思います!!!観て!!!!(爆音)
今作はヒックの同世代の見習いバイキング達は幼馴染というよりかは近所の知り合い、顔馴染み、くらいの中ですが特に良かった、出番があった魅力的なキャラはスノットでした。ヒックを見直してヒックが飲もうとしていたコップを足で蹴って「俺と話そうぜ」のシーンは実写オリジナルで最高のシーンでした。もう一度見たい。笑ったwwww
スノットの父スパイトの出番もあり、アニメ版よりバイキング達それぞれの追加シーンが丁寧に、くどくならずに入っているのでアニメ版ファンは嬉しい、初めて見る方へは家族関係がよくわかる、そんなシーンになってます。見やすい。
あとバイキングが戦うシーンや海に出るシーン、海での戦闘など、パイレーツオブカリビアンを彷彿とさせるような大迫力なシーンが目白押し、こんな見せ方されたらもっとバイキング好きになっちゃうよ!!!と思いました。鳥肌でした。
ストイックことジェラルド・バトラーさんは完璧なストイックでしたね。「お前はドラゴンに寝返った。バイキングとは呼べん。俺の息子でもない…」とヒックに言い放った後、(言ってしまった、やってしまった。だが長として進まねば…)のあの一瞬の表情変化のワンシーン、あそこアニメ版ですごく好きな描写でストイックがただの脳筋ではないことを象徴するシーンでもあるのですがあそこをしっかり残してくれてたの感動してしまいました。「(ドラゴンの巣に)案内しろ、悪魔め。」とトゥースに言い放った時のトゥースの顔が紛うことなき悪魔👿のような睨みを利かせているのもアニメ版と似ていてよかったです。アニメ版はさらに悪魔の顔していて皮肉ですから未視聴の方ぜひ見てください。
ストイックとトゥースの関係性(例の伝説の水中場面。あそこ好きすぎる。アニメ勢はわかるところ)、ストイックとヒックの関係性の原作そのままの安心感、これ、見事。ラストのストイックパパの「だって船がさー」のあとのあれそれ、「アニメ版になかったやつー!!!何それすごい素敵!!!!」ってなりました。最初からエンドロールまで全てがアニメ版そのまま、メガシンカした素晴らしく素晴らしい映画でした。グリーンデスのシーンどうなるんだろと思いましたがあえてアニメ版の伏線無くしてもその前にいろいろ伏線プラズマをトゥースが撃ってたのでセリフのない説明、解釈でそうなるのも自然だよなって観客に見せる、これが自然にできる脚本力。ディーン監督すっげー!!(元太)
稲妻と死神の間に生まれたドラゴンの異名のシーンも雲隠れからのプラズマ、そこにちゃんとあってアニメそのまま。音楽がすげえのよあそこのシーン…そしてオレンジの炎からの灰色になったシーンからの…原作そのままの展開、アニメ勢、自然と涙大洪水。音楽もそのまま、タイミングもアニメ版と同じ、寸分の狂いもなくバッチリ決めてきます。ジョン・パウエルずるい、凄い…。
Test Drive、Romantic Flight,Forbidden Friendship,See you tomorrow (青空レストランでいつも流れてるやつ)、バイキングのテーマなど、アニメ版を知っている方なら思わず口ずさみ、クラップ、うぉおおおっっ!!って声上げたくなる、奏でたくなるようなお馴染みの音楽目白押し、しかもコーラスが入ってさらに音が進化している。IMAXで見てしまうと家にIMAX欲しくなってしまいます。本当に圧巻の一言。圧巻、圧巻だ…の感動の言葉を吐露しながら歩いて帰りました。台風15号大雨の中を。トゥースが来とる…この大雨は、トゥースよ…ってなります。
アニメ版の音楽担当、ジョンパウエル氏の音楽がより進化して大爆発してます。これはぜひIMAXで見ていただきたい。Test Drive圧巻です。アニメ勢、絶対泣きます。満足、というか本当にそのままのシーンでした。ディーン監督絶対ドヤ顔しながら作ってる。ハグチューしたいくらい素晴らしいシーンでした。
ラストの伝説のヒックのシーンですが、やはりアニメ版より実写の方がよりリアルに失うものの大きさを等身大で感じる、見ることができる実写ならではの独特な雰囲気でかなり画に圧がありました。展開もリズムも同じなのに。リアルテイストの重厚感。
それを支えるドラゴンとの対比、これもまたヒック演じるメイソンさんの身長に合わせて大きく作られているトゥース、実写表現ならではの重厚感、大きな相棒に心がグッと捕まれ、引き込まれました。
あのラストにはあるエピソードがあり、当事者の少年が試写会で↑のラストを見た後、「このラストの展開を変えないで!」と監督に直接言ったそうです。これらはBlu-rayのメイキングの中で語られていますのでそちらもぜひお楽しみください。
私もヒクドラ 信者の1人ですが、本当に健全な信者を増やして然るべき作品だと思います。特に日本人はなぜ知らないんだよ、このオタク文化の中心地点日本、日本人に向けて作られたとしか思えないテーマの竜とドラゴンが交流して世界に向けて平和を叫んだアニメ、実写映画が知られてないんだよと不思議です。
昨今のディズニー映画のお決まり展開、ポリコレ展開に疲れてしまった方は今こそ見て頂きたい映画。この価値観が15年前に既にあって、日本で埋もれてしまってるの勿体なさすぎますね…。
ユニバーサルジャパンさん、NARUTOの作者さん(ヒクドラファンだそうで嬉しすぎる)とコラボでヒクドラ ×NARUTOイラストとのコラボは驚きでした。海外でも大きな反響だったようで…!!日本以上に拡散されてて、嬉しい!!日本アニメの強み、コラボ!
広報担当さんもよくキャンペーンやCMなど積極的に展開していたことに感謝。
2の制作がすでに始まっているとのこと。世界中で愛されるこのヒックとドラゴンが実写になって、批判や時代の流行問題なんて跳ね除けるレベルの最高の物語を、ぜひ観てください。
クラウドジャンパー殿の実写デザインが発表されたら私興奮しすぎておしっこ漏らすかもしれない。アニメ版で超イカした兄貴ドラゴン…楽しみすぎますね…デュフフ(オタク)他、スカルクラッシャー、グランプちゃ、そしてそして氷、とかいろいろおりますが、とりあえず。
文章がまとまったら編集、追記します。まだまだ語りたいことが多数。
感動再び
ちょっとでも大きいスクリーンでみるべし。
あ〜最高です
冒頭の劇伴、耳にしてすでに優勝でした
ジョンパウエルさん、アカデミーとってほしい!!!!
リニューアルのオーケストレーションも最高でした〜
テストドライブ、ロマンティックフライトの楽曲、しびれます
ヒッカップとToothless、続編も続けてほしいです
Toothlessの奥さんと子供達も実写で観たい、観たい、観たい
今年のベストです、今のところ
あと何回、映画館いくんでしょ???
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