「伝説のバイキングの少年とドラゴンの友情」ヒックとドラゴン 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
伝説のバイキングの少年とドラゴンの友情
とても正統的な少年・少女・世界冒険小説と言えるような物語りでした。
でも意外に新しい物語りで、2003年にイギリスの作家
クレジッダ・コーウェルにより書かれて2015年に全16巻が完結しました。
アニメシリーズ3本は以前に見ています。
時代は神話時代のバイキングの世界が舞台です。
伝説のドラゴンとの対立に明け暮れる「バーク島」が舞台です。
族長の息子のヒックと、族長である逞しい父親のストイックの
ギクシャクした親子が主人公です。
テーマは、
◆強い父からの巣立ち、
弱いとされていた主人公ヒックの、
◆《ドラゴンは殺さない》と言う世界観。
これは他民族を認めて《共に生きる》
現代社会が真に目指すべき思想・・・
《共存》ではないでしょうか‼️
一見してひ弱で虫も殺さないヒック。、
族長である父親ストイックの逞しさと比べると、
本当に出来損ないの息子に見えて、
とてもリーダーになんかなれない、
そう思われています。
しかしヒックは極めて特殊な能力を持つ少年です。
傷ついたナイト・ヒューリー(図鑑にも絵の載っていない、
★誰も観たことのない最強のドラゴン。
傷ついたヒューリーに餌をあげたりして心を通わせて、
★遂には背中に乗って大空を駆け回るのです。
そしてドラゴンの巣を見つけて、彼らを親たちバイキングとの戦いを
【勝ち負けではない。共に協調して生きる】
この考えを父親のストイックにもわからせるのです。
ヒックこそ真のリーダー。
少年と少女たちがドラゴンの背中に乗って大空を駆け回るシーンは
本当に美しくそして羨ましいです。
現代の世界に必要なのは、ヒックようなリーダーだと思いました。
