劇場公開日 2025年9月5日

「大空を飛ぶ映像体験を」ヒックとドラゴン 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 大空を飛ぶ映像体験を

2025年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

“ヒックとドラゴン”、過去作を観たことがあるような、無いような。そんな曖昧な記憶のまま、「一応観ておこう」程度の消極的観賞。

【物語】
バーク島には、あるバイキング一族が暮らしていた。島は豊だったが、時々集落に襲来するドラゴンに彼らは長年悩まされていた。

族長ストイック(ジェラルド・バトラー)が率いる一族は勇敢にドラゴンと戦って来た。族長の息子ヒック(メイソン・テムズ)も父のような立派なバイキングになることを夢見ていたが、思いは空回りして失敗ばかりで周囲の失笑を買い、父ストイックも半ば諦めかけていた。

そんなある日、襲って来たドラゴンとの戦闘の中で、ヒックが自作の投石器で放った石がドラゴンの中で最も凶暴とされるナイト・フューリーに命中し、遠い山の中に落下する。そんなことを信じる者は誰も居なかったが、翌日山中に探しに行ったヒックは動けなくなっているナイト・フューリーを発見する。とどめを刺して自分の手柄にしようとするヒックだったが、どうしても苦しむドラゴンにとどめを刺すことができずに逃がしてやる。ところが、傷を負ったドラゴンは島から飛び立つことができず、ヒックは彼をトゥースと名付け毎日食糧を運ぶなど世話をする。

同じころ、若い世代の対ドラゴン戦士の訓練プログラムに参加することになったヒックは、戦技は全くダメだったが、トゥースと日々過ごすことでドラゴンの特性を知り、戦わずしてドラゴンの戦意を封じ込める技を身に着けて行く。

ヒックは父親にドラゴンと人間の共生を求めるが、聞く耳を持たない父親は逆にドラゴン絶滅を目指し、一族の存亡を賭けたかつてない大きな戦いに臨むのだが・・・

【感想】
全然期待していなかったのだが、楽しかった!!

観始めてまず、思ったのは
「あれ、シリーズのはずなのに話が“つづき”っぽく無い」
観賞後にググったら、映画化作品が2010年から3本公開されているが、今まではアニメーションで、実写版は今回が初めてなのね。そうか、だから本作は“はじまり”の物語だったのかと納得。そういうわけで、このシリーズ初見の人も物語にスンナリ入って行ける。過去作忘れたジジイも問題無し!(笑)

ストーリーもそれなりに楽しめるが、本作の肝ではない。素晴らしいのは映像!
自宅での配信映画観賞では味わえない、劇場観賞の1つの魅力に大スクリーンでの映像体験があり、特に現実には経験できないことの疑似体験がある。本作は正にそれ。大空を飛び回る“体験”が出来る。 「鳥のように空を飛んでみたい」と思っている人なら、本作は絶対おススメ。

できるだけ大きなスクリーンでの観賞がおススメで、IMAXで観るチャンスがあるならIMAX観賞の価値があると思う。

泣き虫オヤジ
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