「Test Drive」ヒックとドラゴン ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Test Drive
アニメ版はリアルタイムで追えていないので未鑑賞のままなので、今作単体での評価になります。
試写会では珍しくMX4Dでの上映でした。
特典はジャケットのポストカードでした。
ドラゴンのトゥースのデザインはアニメ版とそこまで変化なくでしたが、実写らしい迫力を兼ね備えたベターな実写化でしっかり楽しめました。
ドラゴンと敵対するバイキングがいる世界でドラゴン退治に憧れるヒックがドラゴンのトゥースと心を通わせていくという王道ストーリーで、ザ・ファンタジーだなぁと思いました。
ドラゴンに襲われ、怪我や手足を失った人々もいるという世界観も緊張感をしっかり生んでいたのも引き締まっていたなと思いました。
最初は捻くれボーイだったヒックがドラゴンたちと分かり合おうと向き合い方を変えてドラゴンと接する流れがとても良いですし、戦うだけが全てじゃないを身をもって証明し、仲間やバイキングの人々、果ては父親にも認めてもらうという流れはヒックの成長を感じられてとても良かったです。
父親との不器用な家族関係は見ていて辛くもあり微笑ましくもあり、だからこそ2人がしっかりと手を取って同じ方向へ向かう流れは激アツでした。
大量のドラゴンが登場するので絵面的な迫力は十二分にありますし、人間との共闘って流れは嫌いな人いないだろ〜ってくらい胸熱でした。
オチまでとにかく綺麗にまとまっており、ちょっとドキッとさせてくれる展開も良きで余韻たっぷりでした。
若干ギャグがくどいな〜と思ったり、前半のワチャワチャがちと長いかなとは思ったり、ラスボスがそこまでパッとしないってのも惜しいところだなと思いました。
ヒックの仲間たちも後半にはしっかり活きてくるんですが、アスティ以外の4人はコメディリリーフ的な役回りが渋滞していたなぁと思いました。
今作とMX4Dとの相性は抜群で、空を駆け抜けるスピードにバトルでの激突っぷりと座席がグワングワン動き回り水飛沫も浴びまくりと今まで見てきた動く座席での映画鑑賞の中でもシナジーは抜群でした。
トゥースと共に飛び交っているシーンはまるでその世界に飛び込んだような没入感があったのもなおのこと良しでした。
アニメ版も見返して色々と比較したいですし、IMAXとかで観てもまた凄いんだろうなと思うくらいにはハイクオリティでした。
実写化はこれがいいんだよを炸裂させてくれました。
鑑賞日 8/26
鑑賞時間 18:30〜20:36
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