ヒックとドラゴンのレビュー・感想・評価
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人間とドラゴンの絆に涙
アニメ版は未視聴ですが、タイトルは知っていたのでこの機会に観に行きました。
まず、ドラゴンとの絆を通して、彼らとの共存を目指す物語が素晴らしかったです。私はポケモンのような人間と生き物の絆を描く話が好きなので、ヒックとトゥースが信頼関係を築いて世界を変えようとする前向きな姿勢に涙しました。
飛行シーンは圧巻の一言で、少し映像酔いしそうになりながらも、一緒に大空を飛んでいるような爽快感がありました。このときは通常上映でしたが、それでもアクションの迫力が十分に伝わってきました。また、音楽も印象に残るものが多く、壮大なオーケストラが劇中の各場面と見事にマッチしていました。
それと、ヒックの行動力から勇気を貰いました。当初は人間がドラゴンを倒すのが当たり前だったのが、彼がトゥースと出会ったことでその考えが変わっていきます。初めは周りに理解されなくても、一人でもわかってもらえる仲間を増やすことで、その力が大きくなったことに感心しました。
ここから諦めずに自ら行動し続けることが、常識を変える秘訣だと改めて痛感しました。私も従来の価値観に縛られず、我を貫いて生きていこうと思うようになりました。
4DXのおかげで、トゥースに乗るという夢が叶った
ヒックとドラゴンは、4DXとの相性が絶対良いはずと久しぶりに4DXで見たところ大正解!!
空を飛ぶ時は気持ちがいいし、アクションでは私も一緒に戦っているような没入感で見れた。
世界観にどっぷり浸かって見ることができて本当に楽しかった。4DXはかなりオススメ。
ひとつ懸念点が4DXだと吹替という点だったけれど、ヒックを演じた坂東くんめっちゃくちゃ良かった!脇をプロ声優陣が固めていたこともあってか、伸び伸びとやっているようにも感じて、最後の父親への一言の言い方とか大正解すぎた。
好きな作品の実写化はいつも不安がつきまとうけども、これは本当に素晴らしい実写化だった。
アニメ版を初めて見た時に感じた、王道だけど奥深いストーリー、愛着のわくキャラクター、そんなアニメ版の良さを忠実に描き、そこに実写化の醍醐味である迫力あるアクションや壮大な景色や世界観を描いてくれている。
CGによって再現されたトゥースも、アニメ版同様にめちゃくちゃ可愛いしかっこいい。
主役のヒックを演じたメイソン・テムズもすごくいい。彼自身が作品の大ファンだというのが演技からもわかる。どこをどうみてもヒックにしか見えなかった。
ストーリーも改めて見て、やっぱり良いなーと噛み締めてしまったよ。
学ぶこと、感じることがたくさんある。
長い憎しみの連鎖や歴史を断ち切るには、一見弱虫だったり臆病者だと思われることかもしれないけれど、憎い相手にも感情移入して、可哀想だから殺せないと思えるシンプルな気持ちなんだよな。
そこから相手を知って、自分を知ってもらって、共に生きていく道を歩める方法を考えるヒックみたいな子ばかりだったら、きっと世の中戦争なんて起きないんだろうな。
私もそうでありたいと思わせてもらった。
いろんなドラゴン出てくるので恐竜好きのお子さんとかも楽しめそう。親子共に満足できる作品だと思うので、家族みんなで見に行ってほしい!オススメ!
丁寧に大切に織りなされた、実写版のリアルな躍動
2010年のアニメ版をほぼそのままのストーリー、そのままの撮り方で実写化した作品なだけに、観る人によっては「驚きに欠ける」と思われる方もいるかもしれない。だが、映画やTVシリーズを愛してやまない人にとっては、お馴染みの人物やドラゴンが元々の印象を一切損なうことなく具現化されたことがまるで魔法の所業のように思えるはず。それに何よりも際立つのは、人生の成長期の大きな支えともなるようなこの珠玉のストーリーだ。人は誰もが未知なる才能と苦手なものを併せ持つ。それらはたった一人ではどうすることもできないが、もし一人が二人になったとしたら、お互いの長所を爆発的に伸ばし、弱点をカバーしあうことだって可能だ。その人生の瞬間を祝福するように、ヒックとドラゴンが共に空高く舞い上がる場面のなんと爽快なことか。大冒険に込められた寓意とメッセージが胸を打つ。丁寧に織りなされた実写版のリアルな躍動を、存分に楽しみたい。
アニメ版を知っている人は、より楽しめて、アニメ版を知らない人は、物語の面白さとアクションシーンなどを堪能できる実写化の成功作!
本作は「ドリームワークス・アニメーション作品」のアニメ版「ヒックとドラゴン」の実写版ですが、そもそも基になっているアニメ版を知らない人も少なくないでしょう。
ただ、知らなくても全く問題ありません。
なぜならアニメ版の面白さを、予備知識ゼロの状態でも、そのまま実写版の本作で体感できるからです。
そのくらい、この実写版は良く出来ています。
もちろんアニメ版を知っている人もいるでしょう。
本作は、実写ならではの迫力とリアリティーに溢れているので、より楽しめると思います。
やはりラストの展開など、通常の作品では見られない独自性があり、どの世代でも楽しめる、一度は見ておきたい名作です。
ノーマークだったけど非常に面白い!もっと流行って欲しい
じよじょにドラゴンと仲良くなっていって、またそれまでの周りからの評価も変わっていった点とか見ていて気持ち良かったです。
【良かった点/特に良かった点/✕イマイチに感じた点/その他】
○良かった点
非ディズニーファンタジーということで、非常に面白かった。
◎特に良かった点
トゥースと仲良くなる中で、ドラゴンの特性や弱点を知るようになり、力だけでない戦い方でトップスレイヤーになっていくシーンは個人的にはすごく良かった。
ゲームの攻略に近い感じで。
✕イマイチに感じた点
率直に言ってポリコレ要素ですかね・・・映画・ゲーム作品に入れなきゃいけない理由がどこにあるの?って思っちゃうので、、、。女バイキング?の思ったら、こっちは実在した可能性あるやらで、。
これなかったら4にしてた。
・その他など
非ディズニー作品ってことで敬遠してるなら勿体ないなと思います。
(下書きのままで投稿してなかったので後から投稿)
戦争と、父と息子のストーリー
オリジナルもみず、予習なしで参戦しました。素晴らしい、後世に残る名作ファンタジーでした☺️
ドラゴンと、互いの存亡をかけた戦いをする、バイキング一族の物語です。裏には父と息子の物語が流れています。
ドラゴンを素手で打ち負かす、マッチョで酋長の父に対し、息子は線の細い意気地なし。何をしても裏目に出て、戦の足を引っ張り、父の期待を裏切りる村のお荷物。
そんなヒックですが、あるドラゴンを仕留めようとした時、どうしても殺せず、逃してしまった。そこから彼らの友情が始まります。
自分の妻をドラゴンに殺されたヒックの父は、ドラゴンを憎み、絶滅させようとする。それが村の存続に必須だとして。
それに対し、ドラゴンの目が「怯えていた。まるで自分を見ているみたいで殺せなかった」というヒック。
今の世界で起きている戦争が彷彿とされます。もし、ヒックのように考えられたら、戦争になんておきないのに、、
父は、ヒックの「裏切り」を知り激昂、ドラゴンの巣を攻撃しますが、巨大なラスボス的ドラゴンにやり込められます。
そこに、ヒック率いる若手軍団が、ドラゴンの背に跨り、ラスボスの弱みを巧みについて反撃します。
ドラゴンとタッグを組む息子たちを目の当たりにして、父は呆然自失。信念崩壊の瞬間です。
ドラゴンを敵とみなして力でねじ伏せる自身とは別のアプローチで、弱虫な息子達がラスボスをねじ伏せようとしている。
敵だと思っていたドラゴンが息子を助け、そんな彼らに自分は助けられている。
父は自分の過ちを認めるしかない。
父は息子に言います「私はお前を守りたかっただけなんだ。どんな時も、私はお前を誇りに思う」と。
自分の個性を父に否定され苦悩していたヒックと、父との和解です😭父もヒックを愛していたからこその厳しい態度だったんですね。
男らしさって何?
マッチョの意義って何?
闘いを助長するだけなんじゃないの?
自分らしさと相手への尊重、それがこの物語のもう一つのテーマです。
お互いの弱さと立場を認め、尊重と理解をする。それ無くして平和はない。
弱虫でお荷物だと思っていた息子が、村に一番必要なものをもっていた。
ドラゴンとヒックが空を飛ぶスペクタクルは、心の解放を象徴するようで爽快です。
素晴らしい名作ファンタジーです。大人も子供も楽しんで、そして何かじんわりメッセージを受け取れると思います。
大満足ッ!
ワクワクが止まらない。
物語は王道なれど、元が童話なのかな?絵本なのかな?なので子供向けなのでコレでいい。
凄まじいのは、その童話をリアリズムにまで引き上げたアレコレだ。
映像表現も美術も凄まじい。
子供の頃ファンだった大人が見ても、童心に返ってワクワクする事間違いなしだ。
何よりも、CGであるトゥースに命を吹き込んだ役者の演技力よ。現場ではおそらく無機物に対して芝居をするのだろうけど、主役の芝居なりリアクションが的を外さずで生き生きしてた。
ドラゴンと少年の邂逅を軸に展開される物語。その世界観も素晴らしくて、バイキングだったり船だったり、孤島だったり自然だったりと全方位死角なしな作り込みだった。
脚本も小憎らしくて…父親は不甲斐ないヒックに向かって言う「俺は昔から進む道が見えてた。体はデカいし力も強い。ドラゴンを倒すべく生まれてきたんだ」とかなんとか。事実、親父は冒頭でドラゴンをぶん殴ってたw
けどヒックは迷いながら進む。おっかなびっくり。でも芯はあって、どんなに否定されようが、自分の信念は曲がらないし、覚悟を決めてからのヒックは強かった。
あんな図体の親父にどやされたら縮み上がりそうなもんだけど、受けて立ってる。そんなやり取りをみて、親子だなぁなんて感想を抱く。
外見は正反対なのにDNAを引き継いで、頭領になる資質も継承してた。
ラストに至り父親が「逃げろっ!」と叫ぶ巨大なドラゴンに、相棒のドラゴン・トゥースと共に立ち向かう姿は頼もしい。空を駆る我が息子を見上げる父親の心情はどれほどのものであったろうかと想像する。
あのひよっ子が、ドラゴンを駆り自分では考えもつかない手段でドラゴンに立ち向かってる…自分が知らない内に、我が目を疑う程の息子の成長である。…感涙っ!
最近、娘が結婚したのでこの手のエピソードには滅法弱いっ!
この頃には当初、四苦八苦していたトゥースとの関係も「相棒」と呼ぶくらい確かなものになってて意思疎通もバッチリだ。トゥースはトゥースで、損傷した尾ひれをヒックに作ってもらい彼を乗せなければ空を飛べなかったりもしてる。彼らが空を飛ぶまでが、また興味深くて…ちゃんと段階を踏んでて、失敗して挑戦して、協力して研究して、やっと空を駆ける。
その爽快感と開放感は格別だった。
そんなバディが挑むラスボスはとてつもなくデカい。
たぶんゴジラよりもデカく、キングギドラよりも質量がありそうだ。
バイキングにとって目の当たりにした瞬間に絶望を確信する程にデカい。山が爆炎を噴き地鳴りと共に突進してくる。戦いようがない。
その絶望に真っ向勝負のドラゴンライダー達。
どうすんだコレ?って思いながらも、ヒックの戦略は見事にハマる。
仲間扱いもされず、友達もいなさそうで、どこか引っ込みじあんだったヒックが仲間に檄を飛ばし、その先頭を駆け巡る。ここでも父親の若い頃を想像する。
数多のドラゴンと対峙し、仲間を鼓舞しその先頭で戦っていたのだろうなぁと。
それを見上げる鍛冶屋の親父の一言は、何よりの褒め言葉だった。
ラストは勿論大団円で、テンプレぎみではあるものの、主役がとにかく魅力的で物語の中にどっぷりと浸かれた。
面白かったーー(* ॑꒳ ॑* )シアワセ♪
自分と異なる文化的フィルターを通した世界を見られた
自分は無意識にドラゴンを龍と同一視しており、龍とは龍神であり、人の上位存在である、という認識をしていた。本当に、意識せずにただ人より知恵ある生き物だと想像していた。
そのため今作のような、ドラゴンとは人と意思疎通か図れる程度の知能の野生動物の一種ような描かれ方に、なるほど!そう言うこともあるか!ととても驚いた。創作物なんだからなんだっていいはずなのに、無意識って怖い。
生き物の世界の中心は、神を模して作られた人であるという世界観とは、なるほど、こういうことなのか。初めてそのフィルターを通した世界を見られた気がした。自分が世界を見ると、人も動物も単に世界の一部でしかないフィルターがどうしてもかかるので、創作物で初めて新しい世界を見られた気がして、文化的なギャップをとても楽しめた。新鮮な世界が広がっていた。
私も乗りたい
アニメがめちゃ良かったから、実写も観に行ってきたよ。
ドラゴンの肌の質感と瞬膜のリアルさに感動。何よりも楽しみにしてたのは、龍の背に乗った時の浮遊感なんだけど、やっぱ実写は凄かったー!!
あの瞬間は私も龍に乗ってたわね、間違いなく。
とても忠実に再現されていたけど、アニメ版でちょい説明が欲しいなと思った所も補填されていて、よりわかりやすくなった感じ。
疾走感とかはそのままに、よりリアルになったのでは。
そしてアスティがやっぱ可愛い。
あれはグッとくる。
実写でもそこは消してほしくないなと思ってたけど、ちゃんとやってくれて良かった。笑
他民族との共存と親子関係の問題はどの世界でもあるのだな、という再認識も。
とりあえず一人とか二人乗りの乗り物にいつも乗ってみたくなる私としては、ドラゴンの背中に乗るというのはとてもとても夢があって、心から憧れるわー。
観てるだけでも楽しかった!
続きもあるのかな、期待してます。
飛行シーンは随一
アニメを鑑賞済み。
ストーリーはアニメ版とほほ一緒なんだけど、実写版にすることでドラゴンや飛行シーンの迫力は増しているが、アニメ版のドラゴンたちの愛くるしさは少し軽減してる様に感じた。
ヒックの愛くるしさはあまり変わらないんだけど他のドラゴンたちももう少し可愛らしさが欲しかった。
満足感はあるのだがアニメ版を初めて観たときのワクワク感と高揚感を上回ることはなかった。もう少し実写版ならではの仕掛けが欲しかった。
どうしても原作アニメの影から脱し切れず(当たり前)
ドラゴンとの友情を通して、親からの自立、困難に立ち向かう勇気、目標達成した時の代償まで描かれる作家性溢れる作品。現作アニメは劇場でも観てますし、DVDも購入。日本未公開の2もDVD持ってるなどまあまあのファンと言えるボク。
本作の現作となったアニメの共同監督のクリスサンダースは「野生の島のロズ」を監督、もうひとりのディーンデュポアが、その後の本シリーズを監督、ついに実写化されたという流れ。
現作アニメをほぼそのまま実写化したということで過度な期待はせずに観ましたが、やはり前半は脳内でアニメと実写の二画面が、横並びで見えてしまい、アニメの絵が勝ってしまう。
ただ、中盤以降は実写だから伝わるドラゴンの重量感が見事で、飛翔シーンはアニメよりも迫力を感じて最高でした。
ドラマが盛り上がる後半の父親と息子のやりとりも実写の方がグッときた気がする。
でも、どうしてもアニメ観た時の感動を上回ることはできない寂しさもありつつ、日本未公開の2も実写化が決まったそうでおめでとうございますという気持ちです。
特にアニメ版も観たことない方、「野生の島のロズ」良かったよーという方は大迫力の劇場体験はいかがでしょうか。
是非劇場で!!
アニメ版より良い
アニメ版を越えた実写化作品
トゥースがかわいい
全300件中、1~20件目を表示











