火喰鳥を、喰うのレビュー・感想・評価
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青ブタを、喰う
原作小説は未読。
ホラーかミステリーを期待してたのですが、ちょっと違いました。なんとなくアニメ「青春ブタ野郎」シリーズと似たような世界観でパラレルワールド系。
千弥子と(千弥子側の)北斗の執着に沿って、二つの世界を一つに変える感じ。それが分かるのが終盤だったので、最後まで割と面白く鑑賞できました。
気持ち悪い北斗役の宮舘涼太さんは適役! アイドルなのにね(笑)
ヒクイドリはニューギニアに生息。殺傷能力が高く、世界一危険な鳥だそうですが、食用とされることもあり、肉は珍味とのこと。それなら火喰鳥をさっさと食っちゃえばいいのに… って、日記のヒクイドリはたぶん人肉のこと。となると、もう一つの世界の夕里子は喰われちゃった?
ラストシーンが示唆するのは、new夕里子の能力が覚醒し、いつかnew雄司とのハッピーエンドを迎える、ってことかな?…他の方のレビューを見ると、なんか違うっぽい(汗)
ホラーじゃなくて新海誠なファンタジー
超個人的な願望。
あれほどまでに〝異能〟を持つ者としての孤独を強調するなら、80年前からの思念と闘うなかで、夕里子の潜在的な能力が覚醒して〝彼〟を成仏させて仕舞えば良かったのに!
結局、最後はパラレルワールド的に歴史が書き換えられた世界が出現して、『君の名は。』『秒速5センチメートル』と同じように、運命の人同士がすれ違い、果たしてどうなるの?というどちらかというとハッピーな気分のヤキモキが残る。
そして、生き残っていたあの人も孫娘と幸せな余生を送っているので、おぞましいことは何も起こっていない世界が実現(交通事故の不幸もそれほどダメージを与えていなそうだし)、めでたしめでたし…
ということは、従軍日記の手帖は久喜家周辺の人たちにとって、前の世界よりも不幸な人が少ない世界をもたらした、という理解でいいのでしょうか。
戦争中の飢餓のもとで生まれた生への執着がもたらしたハッピーエンド!?
だとしたら、これってホラーじゃなくてファンタジーなのでは。
人怖オカミス殺人映画/鑑賞前に原作読了を推奨‼︎スノ担目線
Snow Man 宮舘涼太が出るとのことで、宮舘担の友人と行ってきました
予告もなんとなくしか見ず、公式インスタの写真のみで大した内容を知らずに行ったので、「こんなのなんて聞いてない」の連続でした
初っ端から化学とか脳科学、人間科学とかに分類されそうな理系のお話しされて、文系にはとてもついていけません(泣)
映画だけでは不可解な場面が多く、観賞後にネットに上がっている原作の考察や感想を読み漁りましたが、原作の方がいいなと思ってしまう顛末…
舘様がスイカ食べてるシーンとか観たかったですね(泣)
個人的に終わり方もあまり納得のいく物ではありませんでした
原作は北斗が夕里子のことを「僕の妻です」と紹介している場面で終わっているようですが、その方が怖さの余韻が残るので…
変に2人を再会させて、「あとは観客のご想像にお任せします」はなかなか酷い
それなら、原作と同じ終わり方でもう少し解説を増やしてほしかった
本編でだいぶ人死ぬなーって思ってたのですが、原作だともっと死んでますねwびっくりしました
スタッフロールも他映画より人が少ないように思えたので、もっと制作費かけてほしかったなって思います
クラファンしてくれれば、いくらでも出すんですけどね…
SEとかちょっとチープだなって印象です(ヒクイドリの足音とかゲームっぽい感じ。解呪の儀式の時の雄司と北斗のエコーとか、いらなくね?って冷めちゃいました)
加えて、主題歌もお門違いだなと
マカえんは好きですが、いっそのこと歌詞無しのインストの方が余韻に浸れて、良いのでは…?
他の方のレビュー見たら、舘様にあまり良い印象をお持ちでない方が思ったよりもいたのですが、私は良かったと思います‼︎‼︎‼︎
コミカライズのビジュ見た時は、「なんで舘様が…?」ってなりましたが、原作の方を一部読んだ感じ、舘様がいいな〜…と‼︎(キャスティングの方には感謝しかないです)
友人ともめちゃくちゃ話したのですが、良い感じにキモい‼︎‼︎‼︎(褒め言葉)
間の取り方とかちょくちょく宮舘節が出てて、にこにこしながらお話聞いてましたw
ただ、たまに説明曖昧なところがあって、推理系好きにとっては不服かもしれません
結局、霊能力者なのかなんなのか分かんないところも納得いってません
でもかっこよかったのでオールOKです‼︎w
亮くんが「くきさだいち」ってひらがなで書いてるの可愛かったです…
加えて、雄司の「俺が守る」発言最高でしたね…
急にジャンル変わったなって思いましたw
どうしてもホラーに恋愛はつきものなんですね
にしても、ちょっと言い過ぎかな
1場面に留めてくれれば、その1場面の印象が強くなったのかなと
舘様の「消えろ」等、罵詈雑言は最高でした…‼︎
映画でしか言わないようなセリフ聞けるのは醍醐味ですね
ただ、殴られてからあんな一瞬で腫れ上がりますかね…?腫れるほど殴られたことも、その場面も見たことがないので分かりませんが、すごい気になりました
死に際の「僕も君も消えよう」的なセリフ言ったあとに、「僕の妻です」って紹介してて(お前生きてんじゃねえか)とツッコミたくなりましたが、貞市死んでる世界線(黒ジャケット北斗)と貞市生きてる世界線(白ジャケット北斗)は違う人物らしいですね
原作だと「彼(北斗を指す言葉)」と「"彼"」で書き分けてるらしいです
「ペテ師」も鑑賞中は「ペテ氏(人物名)」だと思っていたのですが、違いました(「ペテ↑師↓」ってイントネーションで言ってくれればまた違ったと思うんですけどね…)
字幕欲しいなって思いました
でも声が良いので、どんなに難しそうなこと言ってても理解はできずとも聞き取ることはできました‼︎‼︎
解呪の儀式の衣装も様になっていました…
映画の内容濃すぎて、せんとくんとかはあんまり感じなかったですw
あと、雄司は虫が苦手らしいのですが、最後の方に大量にカブトムシついてるのに扉開け閉め合戦してるのは笑っちゃいました
自分に飛んでくるとか考えなかったのかなって
あれだけガタガタさせてたらカブトムシも一斉に飛んでいきそうなのに
フィクションに現実求めちゃいけませんね…
カブトムシがやたらと出てくる理由も気になりました
サイコキラー雄司は見てて面白かったです
吹っ切れた人間ってすごいなと(もうちょい前に吹っ切れて、伊藤(中は雄司)の時に貞市さん殺せてたif線気になります)
人間の恐ろしさを再認識させられました
個人的に頭使う系の映画が好きなので星3ですが、舘様が出ていなければ、多分一生観なかったです
ただ、あまりに消化不良なので図書館で本借りて原作読んだ後に、アマプラかなんかでもう一回は観ようかなと考えます
足立正生待ち
えぇ~、だいぶ涼しくなってまいりました。
怪談話にはちょっと適さない時節の公開。
とはいえ、
朝ドラの「ばけばけ」も10月始まりです。
生来食い意地が張っているもので、
この題名に食い付いてしまいました。
ジビエ料理映画かなと。
ヒクイドリを喰うというダジャレみたいな題。
ヘビクイワシを喰うでもいいんじゃないでしょうか。
どちらも脚が強力な武器です。
だいたい鳥は脚かクチバシが武器。
足立正生監督の名前がキャストにあったので、気になって観ました。
いつ出てくるのか?
ダチョウのようにクビをながーくして待ってました。
足立正生待ち😎
カラス天狗かw
先の大戦でパプアニューギニアでオーストラリア軍兵士に射殺され戦死した喜多貞市のはずだったが···
長野の立派な旧家の佇まい。
山下美月は役所勤め。旦那の水上恒司は大学の化学の助教。毎晩、広い和室に布団を並べて····
羨ましいですなぁ。
朝早く起きて妻の弁当作りぐらいなんのその。
妻の送り迎えだってちっとも苦になりません。
わたし、朝が弱いから·。
じゃあ、夜は強いんですね·····
英霊の怨念の話として途中まで進む。
執念が強い人が死んだ時に発揮するチカラ。
なにかに取り憑いても生者に訴えようとするキモチ。執着心怖いですね。でも生きてるヒトのほうがうんと怖い。
その先、二転三転以上どんどん変化する話についていけませんでした😰
山下美月をめぐる三◯関係の話?
なんで山下美月が石焼蒸し鶏になったりするわけ?
山下美月と大学の先輩のエセ霊媒師の北斗。 こういうあやしいオトコを妻に近づけさせては絶対だめだよ水上さん。
あのわらすこは貞市のなんなの?
佐伯日菜子。
えっ、孫娘?
どうつながるの???
ヒクイドリの説明はウィキペディアどうり。
恐るべき殺傷能力を持った獰猛な大型の飛べない鳥。
首からぶら下がった赤いモノはふぐりみたい。
結局、
ヒクイドリ捕らえて喰う映像シーンなし💢
KADOKAWA、ギャガ、共同配給。
南方の戦地で3人だけになった藤村さんと伊藤さんと喜多さん。
腹ペコで餓死寸前で動けないはずの喜多さんが突然····伊藤さんの首を絞める。
喰えばトリもヒトも一緒って😰
野生の火喰鳥。縮めると野火。
唯一の生き証人だったはずの藤村さんまでがなんでそうなる。
ラスト、山下美月の顔色が良くなってよかったなぁ。
これ、ホラー映画???
映像技術と脚本
ホラーというよりはファンタジー。
個人の強大な思想が時空を超えて
子孫の運命に入り込んで無理やり
ねじ曲げていく。
何故か宮舘劇場に。
良いよね。あの胡散臭い感じが。
最後の方の佐伯日奈子さんが
怖くて全部持っていかれた。
もう少し原作者の意図を監督や脚本家が
汲み取って大切にしてくれたらと思った。
映像技術の足りなくて残念でもある。
原作を読まないと繋がって見えないところが多い
単純に考えると、つつましい善人よりも執着の強い悪人の方が勝つバッドエンドに見えてしまう。
しかし、主人公が敵役を殺したところで、勧善懲悪的には彼は幸せになる権利を失い、そう見ると厳然たる因果応報、勧善懲悪のストーリーにも見える。
よく見ていくと、きっかけは敵役ではあるが、そう単純な話ではなくヒロインが最悪の事態から主人公を救おうとする話でもあると分かる。
ヒロインの弟の唐突な行動や、謎の白い服の少女の存在など、説明不足でつながりが弱い要素が多くストーリーが散漫になっている。
これは、尺不足で原作を読まないと分かりにくい部分なのが惜しい。
単純に見れば胸糞のエンドとも相まって、納得いかない方が多いのではないだろうか。
話の焦点がボケボケで・・・。
まだ刈れぬ 寝過ぎの稲 秋雨る
三連休がぁぁぁぁぁぁぁ
雨 雨 雨 雨 ~ 台風のバカ (>_<)
そう思ってる貴方、 そんな時は映画館へどうぞ!
映画館で温まろう!
と言う訳で (どういう流れで???)
今日も映画館へ。
今日はちょいと遅れて「火喰鳥を、喰う」を観ましたよ。
角川映画さんですね。頑張っておられますね。
本作は原浩氏の小説。死者日記を起点としたミステリーホラーで、第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作ですね。
予告編みて歌:マカロニえんぴつ「化け物」が耳に残っていたので 気になった次第です。
(展開流れ)
信州で暮らす久喜雄司と妻・夕里子の元に、太平洋戦争で戦死した大伯父・久喜貞市の日記が届きます。時を同じくして墓石が破壊され、貞市の日記に綴られた異様な「生への執着」が原因か、久喜家で不可解な現象が起こり始めます。
雄司は超常現象に詳しい北斗総一郎を頼りますが、日記に込められた貞市の強烈な「念」は、やがて現実を侵食し、貞市が生き延びた別の世界線へと徐々に書き換えていきます。その結果、雄司の存在そのものが危うくなる・・・。
(思った事)
・戦後戻って来た日記について不気味に展開するが、それメインの怪奇だけでは無くて 北斗総一郎(役:宮舘涼太さん)の企みが明るみに成っていくのですが、
焦点が全く合っていかない事に苛立ちを感じましたです。
戦線の島、ヒクイドリを食う、日記の書き込み、墓石の悪戯、弟の存在、白い少女、父の交通事故死、祖父の行方、妻 久喜夕里子(役:山下美月さん)の秘密、そして北斗総一郎の存在、最後に久喜雄司(役:水上恒司さん)の存在。
どれも 中途半端な感じで繋がっており バラバラ感があります。
客席から観ていて ピントがボケて行くのが分かります。
色々演出したいのでしょうけども 時間は限られているし脚本は酷いし 修正困難が見受けられました。
メイン水上恒司さんなのに・・・またしても”九龍ジェネリックロマンス”に続いて落としてしまう作品と成ってしまいそうな感じします。
・墓石の場所が 家の前って??
普通は墓地の筈。あんな家の前の場所に ポツンとお墓とか ほぼ見かけ無いけどね。同じ命日彫られてる時点で そこは変でしょう。
・ヒクイドリ食うと? 呪われる?長生きできる?悪霊に成っちゃう?
戦争で南の島で兵隊が必死に戦って食すものも無く 仕方なく食べたとして、長生きしたら”変に成った”と描くのはどうかと思う。
・日記手帳が 新しっぽくキレイ。戦争に行って戻ってきた感が全くない。
もっと紙などが土色に染まってると思うね。
・宮舘涼太さんの演技が誇張し過ぎてて オカシクて。(;´・ω・)
なんか笑える台詞吐き。
どうも この映画の全体像、他キャラをみんな壊しちゃってる気がしましたね。
力みし過ぎだと感じました。
・おじいさんが どこに? ご近所住人総出で探さないと。
その捜索緊迫感が無いね。
・妻の秘密をもっと丁寧に明かして欲しかった。
・弟何処行った? 急に日記に文字描くな! アフォか。
・夜、廊下をヒクイドリが障子の向こう歩いてこっち開けて見て萎えたわ。
笑わそうと?考えたのか。 この演出何だこれ。
・結局 日記を先に手にした北斗の夕里子奪還 呪縛作戦って事で・・・
呆気に取られる久喜家の人々。巻き込まれ事故みたいになってしまってる。
最後まで観たけど ”唖然” その物でしたわ。
それこそ ”何言ってるんだ!!” ですね。ガッカリで劇場を後にしました。
奇跡的にご興味が有る方
お時間もお金も十分御座います方は
劇場へお急ぎください!!
余韻がすごい
映像や音の不穏さがじっとり感を際立たせていて良かったです。ジャンプスケアやグロ描写は相当マイルドでしたがとにかく人間が怖いと思った作品でした。
内容について。
不可解な事が次々と起こるので見逃したら疑問が残りそう。考察できるところも多く、何回か見ると理解が深まって面白そうです。よく分からなかった、と低評価のまま終わるのはもったいない。
演出は賛否両論あるだろうと思いますが、主要キャストの3人がキャラにぴったりハマっていて良かったです!非現実的なことは信じないけれど話は聞き、妻を守りたいと思う雄司、葛藤しながらも今の生活を守りたい夕里子、2人の空気感が最高でした。北斗総一郎は最初から異物感が凄かったけれど違和感はなくて、胡散臭いのに説得力があり聞き入ってしまいました。
生への、生活への、家族への、そしてかつての恋人への、それぞれの執着が絡み合って現実ともうひとつの世界が交わっていく様子にぞっとしました。
雄司は亮に言われた通り、何かに対する執着が人より弱かったせいで貞一の生への執着と千弥子の生活への執着、そして北斗の執着に負けたんだなと思うと切ない。
雄司をはじめ久喜家の人間は目を逸らしている側の人間(不可解なことから、暗い過去から、自分の力から)だけれど、北斗は受け止めていた。その対比構造も良かったです。北斗はある意味真っ直ぐな人で、あっちの世界の「彼」が幸せになるためにきっかけを作り、殺されるために動く。怖いしきもかったのになんだか寂しい人なんだな、と主題歌の化け物を聞いて余韻に浸っていました。
個人的にはマルチエンドのゲームやクトゥルフ神話TRPGを見ているような感覚で面白かったです。あの時こうだったらこんな世界線があったな、という分岐点が日記であり北斗だったんだろうな。
あとパンフレットがすごく面白いのでぜひ読んで欲しいです。
ホラー?
原作未読で視聴
田舎の家の昼でも暗い感じは良かった
演出はホラーじゃない
登場人物が消える、苦しむ描写をほとんど出さないのはひとつの挑戦だったのかもしれないけど、じゃあ他のアプローチで怖さを出すかといえばそれも無かった
あと終盤のビデオ通話必要だった?通話だけで「鳥が…鳥が!」とか言わせた方が良かった気がする
そしてEDの曲があまりにも合ってない
エンドロールの間、すごく残念な気持ちになった
もう1回だけ観て欲しい
初めて観たときは「ん?」という結末だった。想像していた展開でなくあっさりしすぎていて物足りなかった。舘様が出てるのでもう1回は観に行こうと思って行った。2回目観て思ったのは、これ主人公が違うんじゃ?。話の主人公は勿論、雄司(水上さん)なのだが主人公を北斗(宮舘さん)に置き換えて観るとしっくりくる。主人公、北斗のライバル雄司視点の物語って感じ。
 ただ分からなかったのが夕里子が北斗に殺され、北斗が雄司に殺された世界はどの世界なのか?元の世界が侵食された状態の世界?久喜貞一が死んでいるという全く別の世界?全ての久喜貞一が死んだという世界がなくなったから久喜貞一が生きている世界が勝ったのだろうか。
 1回目に腑に落ちなかった人はもう1回だけ観て欲しいそこから判断してもいいと思う。もう少し途中の世界での物語がほしかったなと思ったので評価は4で。
鑑賞動機:もしかしてSFなのかも10割
導入はほぼ無しで、序盤からハイペースで進む。
物理的にくるのでもなく、『ファイナル・ディスティネーション』(新作の上映館少なすぎ!)的なあくまでも偶然の積み重ねでくるのか、というわけでもなく。うーん。
ディックをホラー風にやった感じ。
夢に見て夢に見られて…ですか。でも多分小説で読んだ方が面白いように思う。お母さんはもっと掘り下げて欲しかった。
北斗は…なんか面白かった。
現時点で2025年ワースト1です
近畿地方のある場所についてもかなりヤバい感じでしたが、こちらは更に酷い出来栄えで、パラレルワールドものだという事以外話がさっぱり理解できないまま終わりました
手塚治虫先生の火の鳥に出てきそうな怪しげな生命体をもっとクローズアップすれば違う印象になったかも知れませんが…
先週視聴した俺ではない炎上が良作だったせいなのかと思ってましたが、作品が終わったあとに見なければ良かったと言っていた女性がいたので間違いなくつまらないと思います
ヒクイドリ食べてみたい
 ヒクイドリはダチョウのような味がするのだろうか。ダチョウも食べたことないけど。
 ホラーともミステリーとも言いにくいような、ラストもスッキリせず、原作の方が面白いのだろうか。原作を先に読んでいたら楽しめたのだろうか。ヒクイドリが何かを表しているのかと思っていた。例えば、飢餓状態になった兵隊が、亡くなった兵士を食べて生き残ったときに、ヒクイドリを食べて生き延びたと語ったとか。初めの女の子は、最後の女性だとしたら、時間と空間が複雑に絡みあっていたのか。途中で寝落ちしたらしく、ストーリーが理解できなかった。夢オチではなかったようだけど、消化不良だった。
ジャンル未確定。人によって評価が分かれるだろう作品
原作既読で2回鑑賞。3回目は今日見に行く。
原作を読んだとき、どう映画化するのか?できるのか?ミステリーなのか?ホラーなのか?と疑問に思った。
原作はミステリーの記述作法で進むがホラー要素が強くなっていく一種の叙述ミステリーの様相だが、ミステリーでは終わらない(終わることができない)展開が見事。しかし、ある意味ミステリーとしては破綻しているとも言える。最終的にはミステリーなのかホラーなのかどちらとも結論が出せない結末を迎える。確かにミステリー&ホラー大賞でなくては受賞できない。しかし、この賞であればこの作品しかありえなかったのではないかと思うくらいジャンルとしては正しい。どちらでもありどちらでもない作品なのだ。
おそらく、これはそのカオスな状態を目指してきた作品で、結論を出さないことが作者の意図、そこから、この現実は果たして本当に現実なのか?と読者が不安に思うことがホラー的な作品なのだと思う。ジャンルが分からないというのがもはやジャンルと言える。しかしこのニュアンスは果たして映画にできるのか?
映画もミステリー的な導入から始まる。しかし、横溝正史的なムードが漂う夏の信州の旧家の雰囲気と要所に挿入されるカブトムシや火喰鳥が最初から不気味なものを醸し出していて、そもそも冒頭に原作クレジットが出て「角川ホラー文庫」とあるので、ホラーなんだろうなという認識で進む。
しかし、ホラー映画と言っても作品によってアプローチは様々で、ちゃんと理屈の通る明快なホラー(誰々の恨みが具現化してとか、この幽霊が怖いとか)もあれば、何が怖いのかわからないけど怖いとか、単純にビジュアルとか映像が怖いとか、怖さもいろいろである。この映画はビジュアルが怖いわけではない。音とか映像で脅しをかけるものでもない。明確なお化けは出てこない。そういうジャパニーズホラーを期待するとがっかりするだろう。
さらに言うと理屈も理論も理解しがたい。
北斗はなぜ日記に出会ったことで、この結末を予測し導くことができたのか?そこにはどういう理論や理屈があるのか?どうやってその理論を知り得た?もう一人の自分に聞いたとは?なぜもう一人の北斗はそんなことを知ってる?トリガーを引いたら現実が動いていくこと自体、正直意味不明。
貞市が生きている世界になるとなぜ主人公と祖父は事故死する未来に変わるのか?亮が消えるのか?貞市が生きていても事故の結果が同じになることもあり得たはず。そもそも貞市が死ななかった時点から、交通事故までかなりの年数が経過していて、そこに至るまでの経過は現実と同じだったはずなのになぜそこからは両立しないのだろう?そこに明確な因果関係はない。
がしかし、明確な因果関係がない様に見えるからこそ予測不可な結果に至るのか?もしかしたら描ききれていない小さい因果があるのかもしれない。現実とはそういう小さなことが大きく影響する因果関係のもつれの結果なのか?いわゆるバタフライ効果の積み重ね?この映画であればバタフライならぬカブトムシ効果とでもいうのであろうか。
北斗が殺されることで何が完結するのか。貞市がいる世界の北斗は北斗なのか?なぜ貞市がいる世界でも久喜家との関わりがあるのか?やはりそこにも匂わせはあるものの因果関係がない。
結果としてこの映画は、普通は因果関係の積み重ねで起きるはずの現実の出来事が、明確な因果関係なしに進む気持ちの悪さが、見ている人が自分が生きる現実世界に対してうっすらとした不安を抱くことでホラーとして成り立つ作品なのではないだろうか。
人によっては違う解釈もありるだろうし、伏線は回収すべし、ミステリーは収束すべしと思う人には駄作にも映るだろう。
北斗の演技についても、大げさだと思う人もいれば普段の舘様だと思う人もいるだろう。確かに違う俳優で違うアプローチもあるかもしれないし、うまい俳優は幾らでもいるとは思う。しかし原作の北斗もどこかおかしい。そのどこかおかしい感、異物感を宮舘涼太の個性を生かすことで、演技ではない自然な異物感(矛盾した表現だが)に昇華していると思う。逆に言うと、舘様は俳優としては、水上くんのような、いい意味でどこかにいそうな人物を演じるのは難しいのではとも思ったし、演技力はまだまだ発展途上だろうとも思ったが(本人も演技経験が少ないと自覚しているし、そもそも舞台経験が豊富なので演技の仕方が舞台役者寄り)、この個性は令和の嶋田久作になりうるとも思った。出てきただけで異彩を放つ役者はそうはいない。
最後に出てる佐伯日菜子もまた、存在だけでホラー感を醸し出す。何も怖いことはしていない。なのにうっすら怖い。彼女もまたホラーで輝く役者。普通に美人なのにその美しさがどこか異質。そういう意味では、日常を描くところには現実にいそうな役者が日常感を、ホラー要素のところには現実にいたら存在そのものが異質な人物をと、要所に適切な役者をうまく配置しているともいえる。
役者のテンション感がいい意味で揃っていないところもおそらくはうっすらとした気持ち悪さや不安を与える効果を狙っての意図的な配役と思われ、そういう意味では配役も絶妙。これもまた、ストーリーで見せているわけではない作品であるという表れなのだろう。
結果としてこの作品はストーリーテリングではないというところに尽きる。そこが受け入れがたい人には駄作、そこを受け入れられる、または、そのまま受け止められる人にとっては傑作になりうる作品だろう。
私はどちらかといえば、そのまま俯瞰で見る派である。原作は理論的ではないのに妙な説得力を保ちながら描き切る作者の高い筆力、映画は配役と映像の奇妙なバランスをもって原作者の筆力に頼っていた部分を補っている、他にない素晴らしい作品であると思った。
3回目の鑑賞の今日は副音声付きで観ようと思うのでまた違う印象になるのか、楽しみである。
タイトルのインパクトのみ
原作は読まずに事前知識なしで鑑賞しました。
ストーリー展開が無理矢理なところが多くてストレスがたまります。おそらく原作ではもう少し丁寧に描かれていたと推測されますが、話に惹き込まれる前に展開していくので置いていかれている感覚になります。
また映像技術はかなり頑張っていたと思いますが、新聞記者が車で事故に遭うシーンは正直お笑いレベルです。音声のみでカットすることもできたのにあのクオリティで上映したのは監督の落ち度です。
俳優陣の演技はけっこう良かったと思います。
【追記有】全てが中途半端(ホラー?/SF?/ミステリー?)
原作は未読です。
結論から言うと非常につまんなかったです。
【過去/現在/夢の中がぶつ切りで展開される苦痛】
日記を軸とした設定がわかり始めてから、過去/現在/夢の中を切り替えながらストーリーが展開していくわけなんですけど、ぶつ切りすぎるので、話としても映像としても「今のどういうこと?」という疑問がほぼ飲み込めないまま置いてけぼりにされる連続があったかなあ。
だいたい話の流れで理解はできるんですけど、その理解する労力に見合う面白さという見返りは感じませんでした。
【演者間で演技力に差がありすぎ】
メインキャストは文句なしです。素晴らしい演技でした。
途中から出る宮舘、こいつが演じる北斗がノイズすぎます。
他が良いだけに完全に悪目立ちしてます。1人だけ、なんか「わざとらしいミュージカル演劇のミュージック抜き」みたいな演技で笑いそうになった。
あと北斗が出てきてから「籠り─」「聖性─」みたいな字幕がうっすら出るシーンが続くので、安い心霊番組でも始まったのかと思いました。
見間違いじゃ無ければ、多分OP映像でサブリミナル的にその文字も出てませんでした?
わざわざ文字を映像内に入れてくることで、空気感台無しになってましたよ。
【ホラー/オカルト/SF/ミステリーどれを取っても中途半端】
ここが一番感じていた部分なんですけど、「日記=呪物」というホラー的な要素、「現実改変/パラレルワールドの侵食」というオカルト/SFの要素、「日記を機に起こる現象の紐解き」というミステリー要素、これらのどれを取っても中途半端で、話としてのまとまりが無さすぎるなという印象でした。
色んな要素を入れて良いとこ取りをしようとした結果、料理しきれずに話がぐちゃぐちゃになっているんですよね。
オマケに過去/現在/夢の中と、目まぐるしく場面が切り替わりまくるおかげで、まとまりの無さに拍車がかかるという、最悪の相乗効果が発揮されています。
原作はまとまっているのかは知りませんが、映画に関しては制作側が料理しきれてないなとしか感じませんでした。
まとまった話の中でとっちらかった演出という手段を取っている、というより、ただ単に話が散らかってるだけという印象が強かったです。
【ホラー的演出があまりにも雑】
「結局この作品のジャンル何なの?」という感想はさておき、ホラー的な演出がちょくちょくあったんですが、全てが雑で怒りを覚えました。
暇さえあればBGMで不協和音ぽいのが流れてて、ずっと不安を煽る作りになっていましたがそこはもう別に良いです。
帰還兵のじいさんが「ヒクイドリ!!」って急に叫ぶ所はさすがに酷すぎます。
でかい音出してビビらせるだけか??
んで現実改変が進むにつれて、関わってる人間が次々に雑に退場するんだけど、「過程も結果チラ見せ事後報告」みたいな感じ。
記者さんも安いCGの炎が急に出てきて謎に雑に退場。
徐々に不安を煽るにしても、1個1個のインパクトが弱すぎるので危機感が伝わってこないしだいぶ投げやりですよね。
あと割れた窓ガラスの雨でサクサク首に刺さって夕里子が死ぬの、もうちょい何とかならんかったんか??
ガラスもだいぶ小粒だった上に「運悪く頸動脈にでかい破片刺さって痙攣」とかのワンクッションもなく、次に画面に映った時には既に死んでるとか、ヒクイドリどころかニワトリよりも貧弱だろ…
そういうワンクッション入れることで生まれる説得力とか考えなかったのかな?とシンプルに疑問でした。
んで最後のよく分からん過去?夢の中?の戦闘とかもそうなんだけど、ヒクイドリと人間のハーフみたいな顔のサダイチおじいちゃんはもう笑わせに来てるでしょ。いい加減にしてください。
結局サダイチおじいちゃんの 籠り─(笑) にあてられ、利用される形となった北斗が美味しい思いして現実改変は成されました。おめでとうございます。
ナニコレ???と思いつつ、なんか感動的なシーンを挟んで映画は終了。
鑑賞後、原作を買う気にはなりませんでした。小説の前評判は家族から聞いていたので、正直残念です。
【追記】
キャストの宮舘涼太ですが、映画公式Xにて、元日本赤軍のメンバーで、海外でテロによる逮捕歴のある人物を好意的に取り上げていました。論外です。さすがに制作陣の倫理観が終わっています。
北斗は結構いい奴なんじゃないか?と思う。
宮舘くんがなぜか河村隆一とハライチ・岩井を足して二で割ったように見えて仕方なかった(汗)北斗の名刺には取締役社長?だかなんだか書いてあったけど普段何をして生計を立てているんだろう?
あとご主人の虫嫌いには何か理由があってそれが伏線なんかな?と思ってたんだけど、別に特に意味は無かった模様。
じいちゃんが振り向いたら顔が鳥になってるのは楳図かずおか!と心でツッコんだ。
日本のホラーにはもう何か期待しては行けないのかもしれません。
なんだかダラダラと話が進んで行き、特に怖いこともなく霊能者役の舘様が出てきてちょっと盛り上がってくるのかと思ったらそうでもない。
 CGもしょぼすぎて車の後部座席が燃えて女性の記者が叫んでるとこはコントかなと思うほど。正直カットしたほうがよかったんじゃないかな。その女性記者の話し方が独特すぎて気になってしょうがない。変にオーラを出してしまい正直邪魔。
 結局は戦死した曽祖父と嫁の元恋人の霊能者?の強い思念によって、現実が書き換えられたという今流行りのマルチバース物なのかな?
 火喰い鳥に何か凄い意味があるのかと思ったら別にそうでもない。
 嫁にも霊能力がある事が分かるのだが、それが話にどう影響してるのかわからない。
 どういうわけか急に霊能者が全部仕組んだ事なんだと分かってしまい、夫が暴れるが時すでに遅し別次元に移動。
大量のカブトムシもよくわからん。
 原作は面白いのかしら?
 他の映画にも言えるが、夢の部分を予告で流すのはやめてもらいたい。
 本当は星2つだが、舘様の演技が時代劇みたいで面白かったのでプラス1。
マルチバースホラーと思えば
またまたホラーの顔したマルチバースSF。だからこそこんな終わり方でも許されちゃうんでしょう。理屈っぽいし、ふつうにホラー映画を期待した観客はついていけないと思う。
雰囲気は良かったが…。
原作が好きで期待して観に行った。
全体を通して、原作を損なわないうっすら不気味な雰囲気は良かった。
中盤は単調でドキドキする場面も少なく、やや退屈と感じるところもあった。
2時間弱で収めなくてはならないので仕方ないかもしれないが、北斗を信頼できるようなエピソードがカットされていてただただ怪しい人になってしまっていたり、千弥子の関連がほぼカットされているので、原作を読み終わった後の微妙に噛み合わない歯車がカチッとハマったような衝撃が味わえなかったのが残念。
私はホラーとして原作を読んでいたので、最後の後味が悪い終わり方が好きだっただけに、エモい感じの終わらせ方が残念だった。
全125件中、21~40件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。









