「話の焦点がボケボケで・・・。」火喰鳥を、喰う The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
話の焦点がボケボケで・・・。
まだ刈れぬ 寝過ぎの稲 秋雨る
三連休がぁぁぁぁぁぁぁ
雨 雨 雨 雨 ~ 台風のバカ (>_<)
そう思ってる貴方、 そんな時は映画館へどうぞ!
映画館で温まろう!
と言う訳で (どういう流れで???)
今日も映画館へ。
今日はちょいと遅れて「火喰鳥を、喰う」を観ましたよ。
角川映画さんですね。頑張っておられますね。
本作は原浩氏の小説。死者日記を起点としたミステリーホラーで、第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作ですね。
予告編みて歌:マカロニえんぴつ「化け物」が耳に残っていたので 気になった次第です。
(展開流れ)
信州で暮らす久喜雄司と妻・夕里子の元に、太平洋戦争で戦死した大伯父・久喜貞市の日記が届きます。時を同じくして墓石が破壊され、貞市の日記に綴られた異様な「生への執着」が原因か、久喜家で不可解な現象が起こり始めます。
雄司は超常現象に詳しい北斗総一郎を頼りますが、日記に込められた貞市の強烈な「念」は、やがて現実を侵食し、貞市が生き延びた別の世界線へと徐々に書き換えていきます。その結果、雄司の存在そのものが危うくなる・・・。
(思った事)
・戦後戻って来た日記について不気味に展開するが、それメインの怪奇だけでは無くて 北斗総一郎(役:宮舘涼太さん)の企みが明るみに成っていくのですが、
焦点が全く合っていかない事に苛立ちを感じましたです。
戦線の島、ヒクイドリを食う、日記の書き込み、墓石の悪戯、弟の存在、白い少女、父の交通事故死、祖父の行方、妻 久喜夕里子(役:山下美月さん)の秘密、そして北斗総一郎の存在、最後に久喜雄司(役:水上恒司さん)の存在。
どれも 中途半端な感じで繋がっており バラバラ感があります。
客席から観ていて ピントがボケて行くのが分かります。
色々演出したいのでしょうけども 時間は限られているし脚本は酷いし 修正困難が見受けられました。
メイン水上恒司さんなのに・・・またしても”九龍ジェネリックロマンス”に続いて落としてしまう作品と成ってしまいそうな感じします。
・墓石の場所が 家の前って??
普通は墓地の筈。あんな家の前の場所に ポツンとお墓とか ほぼ見かけ無いけどね。同じ命日彫られてる時点で そこは変でしょう。
・ヒクイドリ食うと? 呪われる?長生きできる?悪霊に成っちゃう?
戦争で南の島で兵隊が必死に戦って食すものも無く 仕方なく食べたとして、長生きしたら”変に成った”と描くのはどうかと思う。
・日記手帳が 新しっぽくキレイ。戦争に行って戻ってきた感が全くない。
もっと紙などが土色に染まってると思うね。
・宮舘涼太さんの演技が誇張し過ぎてて オカシクて。(;´・ω・)
なんか笑える台詞吐き。
どうも この映画の全体像、他キャラをみんな壊しちゃってる気がしましたね。
力みし過ぎだと感じました。
・おじいさんが どこに? ご近所住人総出で探さないと。
その捜索緊迫感が無いね。
・妻の秘密をもっと丁寧に明かして欲しかった。
・弟何処行った? 急に日記に文字描くな! アフォか。
・夜、廊下をヒクイドリが障子の向こう歩いてこっち開けて見て萎えたわ。
笑わそうと?考えたのか。 この演出何だこれ。
・結局 日記を先に手にした北斗の夕里子奪還 呪縛作戦って事で・・・
呆気に取られる久喜家の人々。巻き込まれ事故みたいになってしまってる。
最後まで観たけど ”唖然” その物でしたわ。
それこそ ”何言ってるんだ!!” ですね。ガッカリで劇場を後にしました。
奇跡的にご興味が有る方
お時間もお金も十分御座います方は
劇場へお急ぎください!!
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
