「パラレルワールドの世界観が邪魔している?」火喰鳥を、喰う alfredさんの映画レビュー(感想・評価)
パラレルワールドの世界観が邪魔している?
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何とも興味をそそる題名だ。火喰い鳥って何だ? そしてそれを喰う?
本作の試みとしては、戦争とホラーの融合というところか。
どちらも生死の極限を描くので、相性は良いはずだ。
本作での火喰い鳥は人肉の例えで、戦場でのカニバリズム(大岡昇平の「野火」などを思い出しても良い)を連想させているが、うまく観客に伝わっただろうか。ホラー映画としてのパラレルワールドの世界観がより強く前面に出ていて、観客はそっちどころじゃない感じだ。
「ヒクイドリヲクウ/ビミナリ」の一文の恐ろしさが空中分解していると思った。
工夫次第ではもっと面白くなる題材のはずだが、ちょっと残念であった。
主演の水上恒司さんと山下美月さんはきれいな顔立ちの俳優さんで、ホラーテイストの映画に似つかわしい。
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