「ショボリーン・・・」アズワン AS ONE tokoroさんの映画レビュー(感想・評価)
ショボリーン・・・
SNOVA止まりの感想です。
突然のアニメ化発表から、殆ど情報が落ちてこない広報に何の期待もしないで見に行きましたが、良くも悪くも期待通りでした。
以下つらつらと気になった点を挙げます。
・ストーリーのペラさ
90分の制約の中で監督の求めたテーマ、親との関係、友人との関係、戦争に関する思い等を入れるにはだいぶ無理があったように思います。
「信じる」というワードが繰り返し使われていましたが、尺の都合でキャラの葛藤や迷いも最小限でドンドン話が進んでいくため薄っぺらくにしか感じませんでした。
・専門用語
専門用語多くて何言ってるか分かりません。
庵野のパクリで良いから用語が出てきたら字幕つけるなり、作中の端末を使って世界観の説明なりしても良いんじゃないでしょうか。
劇中でシヌスフォンドム採掘坑って聞こえたあと、フォローもなく進んでいくんで笑っちゃいました。
・全体の映像
特殊な映像作りと言えば聞こえは良いですが、イメージボードやコンセプトアートそのままの映像です。
確かにあまり見ない作りではありますが、普通に見づらいし、喋るときにあまり動かなかったり、同じカットを使い回したりと、新しい試みというよりも少ない予算の中でそれっぽく魅せるための工夫のようにしか感じられませんでした。
・主演アイドル起用
と書くと印象悪いですが、演技はそこまで悪く無かったです。(上手いとは言ってない)
絶対映画自体には興味ないjo1のファンも行ってくれてるみたいなので、商業的にも効果があって良いんじゃないでしょうか。
ただパンフにも書かれてますが、アイドル本人と主人公が全然違う人間なので起用された理由が分からないです。
どちらかと言うとこの子を起用するのは決まっていて、素人だから積極的に発言しない性格の主人公になっていったのかなと穿った見方をしちゃいますね。
・原作ゲームの一部フォロー
リアライドとは?原作なんで2人で乗る必要あったの?星血がどれだけ巡星にあってはならないものか等々のフォローをしていて解像度が上がりました。
もうサービスしてないけど。
他ソリディアブースト吹かしてないでFDしろよとかまだまだありますが、キリがないのでここらへんにしておきます。
元々稼働していたタイミングで動いていた企画のプロットを捨てて、新しく作ったということですが、だからこそ誰に向けてなんで作った映画なのか分かりませんでした。
jo1ファン?原作ファン?星翼をベースに新たなSFボーイミーツガールアニメを作りたかっただけ?
これを機にまたゲーム企画が動き出すなら良いですが、あまり期待はできそうにないですね。
未だにたんたんP自分から映画のことには触れてないしね…
ていうか星翼アニメ化するならフィギュアヘッズもアニメ化なりなんか動きあってもよくないですか。
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