「『うろミラ』かよ」アズワン AS ONE uzさんの映画レビュー(感想・評価)
『うろミラ』かよ
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アーケードゲームが原作とあって不安だったのだが、恐らくそれ以前の問題だった。
アバウトな設定、曖昧なセリフ、煙に巻く演出、思わせぶりで確定的でないどうとでも取れる表現…
これもう、『うろんミラージュ』だろ。
まず、言葉でばかり説明(これ、アニメだよね?)されて、独自用語も多いので全然頭に入ってこない。
画的にも単調で、とにかく退屈。
お偉いさん方のシーンは使い回しを疑うほどで、台詞も意味深なだけ、しかも本編には絡まないという。
キャラクターへの共感性も皆無。
ヨウがラコを助けたり巡星を救う動機がなく、ラコが「信じてたのに」と言っても「どこで?」となる。
キザナはおろかヴィーゴの思考すら理解不能。
主人公の声は壊滅的で、盛り上がり所と思われる「俺が、諦めなければよかったんダあぁああ」で爆笑。
たまにいい芝居をしても、プロ声優が熱演を見せても、今度は絵の方の表情が固くて合ってなかったり。
まぁルロワ博士はずっと棒だし、見た目にも年齢にも声質が合ってなかったのだけど。
画面としてもキャラとロボと背景がマッチしておらず、ずっと見づらかった。
(ロボットは、敵側は『アクエリオン』、味方側は色的にも『アルドノア•ゼロ』だったなぁ)
服や布は柄なのか影なのかもよく分からんし。
終盤のアクションも何やってるんだかなんだけど、これは自分が興味を失ってたからかも。
そんな状態だったせいか、何故ヨウだったかなど諸々の必然性は掴めないまま。
とりあえず整備士が隊長と渡り合っちゃダメよ。
過去への干渉ができそうな描写だったが、それならもっと他に…というかどうとでもできるのでは?
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