名前、呼んでほしいのレビュー・感想・評価

沙穂（田中麗奈）が不倫する気持ちはわからなくもない。

鍋を食べているときの夫の言動、
行動（電話は不倫相手では？、
で、外に行く口実がビールを買いに。
でも、娘は連れていかない）、もう愛情の欠如が表出。

遠藤雄弥演じる不倫相手もクズ。
男の不倫動機なんて自己欲求を満たすためだけとの
結末でもあった。所詮男なんてそんなもん。ただの動物。

本日、外山文治監督と田中麗奈さんの舞台挨拶だったので
すごく満足した。故にポイントも0.5甘くしている。
田中麗奈さん、とても饒舌。
スクリーンよりも実物は圧倒的に美麗な方。
ファンになった！！

不倫をダイレクトに描いた作品。
女性の方は良く抜け出せたと思う。
ただ、それが幸せではないことは確か。
ラストの表情はそれをしみじみとさせる。
その後の演出は中々、良かった。
タイトルの上手く使っていて短編映画の中では面白い方だった。

ビジホで逢瀬を繰り返すユウスケくんのパパとヒナタちゃんのママが、最後に東京の知らない街で1日疑似夫婦として別れる話。

ヒナタちゃんのママが突然最後の1日の件を切り出して、話しが進んで行くけれど、キレイゴト感が凄くて、何を言っても何だかね…という感じ。
まあ、不倫云々は別としてもこういう人いるよねとは思ったけれど。

ラストはまあ、ある意味リアルだし、そんなもんだよねという感じ。

不倫関係を解消するべく最後に１⽇だけ夫婦として過ごす男⼥を描く⼤⼈のラブストーリー。
女性はマイナスをゼロに、男性はゼロをプラスにしたい、そんな女性と男性の違いを感じました(あくまで個人的な感想です)。

横浜国際映画祭のワールドプレミア上映(県民共済シネマホール)にて鑑賞しました。