夏の砂の上のレビュー・感想・評価
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あぁ〜長崎はぁ今日も…
…雨だったとは限らない。
草臥れた感じのオダジョー。
狡いよ、これだけで画になるんだから。
髙石あかりさんの自由気ままで気難しいっぽい猫っぽさが絶妙なベストマッチ!
ほんの些細なキッカケとも云えないキッカケで、人生が動き出すこともある…一歩だけでも。
日本映画て感じ?
ただただ日常を描いてるようだがそこまでの人居てるのかと思ったり、
人生投げやりな治の元に姉の娘が居候する事になって少し生きる事に前向きになってきた途端又前よりも杜撰な事になる
姪の優子の彼氏が高橋文哉だけど、バイト先の先輩を演じてるのだがわざとなのか下手すぎるセックスシーンを映画で見るの初めてだ
これは役として誰にでも好意を持ってしまう大学生だけど、本当は初めてで優子から見たらお家もいい環境で素敵な家族だったのだろうか
雨の降らない坂の上の家に雨が降りタライを持って雨水をゴクゴク飲むシーン印象的だった
中華屋で働くようになったが指を切ってしまい仕事も又無くし、妻とも離婚して不倫相手と遠くにいかれ、妹の阿佐子もアメリカに行くといい優子を迎えに来た
又1人になった治
それでも生活していかなければいけない
生きていかなければいけない治
中々難しい話で、感想書くのも難しい
考えさせられる
なんと良き人選よ。 面白いし分かるのは、このマトモの周りのラインに...
坂の多い長崎が舞台
「名作ですよ、ただ、感じる力は必要ですよ」っとささやいてほしかった
観終わったときに、考えさせる映画。映画好きなので高評価。何かしら、変化もあるし意味もあるものを期待すると星3つ未満。変化や感動の感度を絞って、敏感にすると良い作品。
観終わったときに感じたのは、これです。
タイムスリップものが好き、今年ではLAST KISSがドはまり。ただ、LAST KISSは香辛料多めの麻婆豆腐、上手くておかわり!
この映画は薬膳料理、良いダシ、考え抜かれた味の足し引き、麻婆豆腐のくちで観ると、いささか、味気ない(優秀な先輩方も酷評)。
感度を絞って(ゲインを絞る)、観ると名作。個人的には、「国宝」よりも観てて残った作品。
映画の友の、奥さんに観てもらいたかった。
映画のような結末ではないですよ、念のために(笑)
「表情が格段にいい」
狭く曲がりくねった坂道を行く
世の中は流れ流れてなみだ川·····人生舐めんなよ
勤めていた長崎·佐世保の造船所が閉鎖され、妻とは別居中の失業中の男は5歳のひとり息子を事故で亡くした過去があった。
松田正隆の戯曲が原作で、以前に武蔵野館で観た「水いらずの星」の前日譚。
福山から坂出に流れてきたあの女は松たか子だったのか〜
松たか子は駆け落ち同然で森山直太朗と福山へ。
森山直太朗が扮する役は正直言って嫌悪しかない。また、そんな役がドラマでも多くて、苦手だ。
唐突に訪ねて来る妹の満島ひかりと高石あかりは母娘設定。
水いらずの星と較べ、ものすごく豪華なキャスト。
オダギリジョー主演&プロデュース。
どちらも水が印象的だ。
オダギリジョーは実際、次男を乳児の頃に亡くしているらしい。
姪っ子とどしゃぶりの雨の中で鍋やフライパン総出ではしゃぐ場面がこの映画のクライマックスだった。
深夜食堂のオダギリジョーのやるせなさ感がどうしても被ってしまう主役のキャラ。
親指と小指が残ったのは父親と死んだ子供の絆を表しかったのかもしれない。
空蝉
「そばかす」の玉田監督、高石さん出演というところに惹かれての鑑賞。
これまた良い具合に夏が味わえそうだと思いました。
んー…色々と登場人物が交錯して面倒な事になっており、それでいてどの人物も捻くれ具合が多種多様なのもあって中々にヘビーな仕上がりになっていました。
叔父と姪の話に絞ればもっと良かったのでは…なんで思ったりもしたり。
初っ端から主人公の妹が娘を預けに来る展開なのですが、どう考えても男に媚び売っていくからという姿勢が見てて痛々しく、そりゃ困るだろうし、おそらく別居状態なんだろうなーという主人公の妻もぶっきらぼうだったりとでなーんか嫌な感じが最初から付き纏っていました。
基本的にこの嫌〜な雰囲気は晴れることが殆どありませんでした。
乗船所が潰れたから仕事に喘いでいるという状況は察せれるんですが、それでもって喧嘩になったりする状況は上手いこと飲み込めないですし、元同僚が死んだ葬式で主人公の奥さんと違う同僚が不倫関係だから主人公をボロッカスに責め立てるシーンなんかは詰め込みすぎててややこしいことになっていましたし、その不倫のことを考えていたからチャリ漕いで大怪我したって言われても主人公もピンときてないものを我々がどう理解しろとと思ってしまいました。
姪とアルバイトの同僚の絡みも正直無駄に多い気がしてしまい、そんなネチョネチョせんでも…と思いましたし、それに連なるハプニングもなんだかなぁとなりました。
素晴らしく良かったのは2人で雨水を溜めて飲み干すシーンの爽快感は最高でした。
雨水うめ〜って笑いながらビシャビシャになっている絵面が超良かったです。
でっけぇ出刃包丁を使ってるから絶対あんな事こんな事起こるだろうな…と思ってビクビクしており、1回目2回目ときて3回目で親指と小指以外バッサリいっちゃうんですがこの描写いります?となりました。
すでに散々な目に遭っているのに日常生活に支障がきたる事までやらんでも…と思ってしまいました。
顔が吹き飛んだり、臓器がはみ出たり、ゲル状の溶けたりするよりも、指の怪我の方が目を覆いたくなる自分にとってこのシーンはかなりキツかったです。
役者陣は皆々様素晴らしくて、ダメ男が上手すぎるオダギリジョーさんに、危うい雰囲気しかない松たか子さんに、透明感抜群すぎる高石さんに、年頃なちょいヤンチャな高橋くんと超強い布陣でやってきたので演技合戦は見応えがありました。
まぁ好みではなかったかなという感じです。
これが舞台ならどうなったのか、というのは気になるところです。
鑑賞日 7/17
鑑賞時間 16:35〜18:20
自分の居場所を見失った人々を描いた映画です。
傷だらけの男
綺麗な映像と撮り方が上手な監督さん
だなぁと思った。
雨で終わり雨で終わる演出も。
暑い夏で断水もあるが雨も降る。
傷だらけで渇ききった男の精神も
肉体もさらっ~と現れた姪っ子に
よって潤っていく。
息子の死は雨が原因なのに
あの雨の日、優子とたっぷり飲んだ
雨と何気無いじゃれあいにより
何かが吹っ切れたのでは。
しかし小浦役、オダギリジョーは
無職も似合うなぁ。
日本家屋の間取り、夏の日照りの階段や
坂道、遠くに見える造船所等々
素敵な場所を選ぶセンス。
内に秘めた傷が恵みの雨によって
流されて。またふさがった二人。
光石研さんの『すべてがかわって行く』が
物語を象徴していた。
情緒溢れる映画でした。
波乱を淡々と描いた映画
あれやこれや降りかかる不穏な現実を
のらりくらりと気怠さで乗り切ってる男の
日常の1ページ。
決して死を選ばないある意味力強い男。
あの気怠い男はオダギリジョーにはピッタリ。
落ちても落ちてもどん底感なし。
全体的に昭和感が漂ってた。
松たか子の髪型か?
田舎の夏ってこんな感じだけどね。
波乱に満ちた日常な割には、サクッと解決!
みたいな潔いスッキリ感は一切なく、
映画終わった後もまだ彼らの日常はこんな感じで
続いていくのであろうと思わせる余韻。
妻(松たか子)が子供の位牌を置いて次のステージへ
旅立って行くのはリアル。
妹(満島ひかり)は多分また「最低」とか言いながら
帰ってきて同じような男に引っかかるに違いない。
女は強い。
不倫男後輩(森山直太朗)は土下座しても、
しっかり妻を連れて遠路へ旅立って行く強者。
男も強い。
オマケ
高橋文哉がまた九州弁で現れた。
カレーパンマンは九州弁がお好き。
長崎は今日も晴だった。
うだるような暑さ、とても雨が降りそうもない。
地面はどんどん干からびてゆく。潤いのない土地長崎。
それを象徴するが如く、主人公小浦治の身も心も潤いがなく、人として干からびている。
彼の持つ喪失感はなかなか癒えることがなく……
周りの人間はどんどん彼から離れていく。彼もただ、それを呆然と見守ることしかできず、忸怩たる日々を重ねていく。
そして、ひとりぼっちになったとき、彼は不思議にもある達観した気持ちに落ち着く。それが「全部なくなったわけじゃない、親指と小指がある。なんとかなるでしょ」という、妹との会話の台詞に集約される。
人は持っているもの(者)を全部失うと持っていた煩悩もなくなる、それは観ているこちらとしても非常に共感できるのである。
そんなとき、長崎は今日も晴れている。
ジリジリとした暑さは変わらない、けど少し前の干からびた自分とは一線を画す自分がそこに存在する。底値からの上を見上げる彼が長崎を見下ろすカットで終えるこの映画。
苦しかった彼の再生日記といえる。
ちなみに、優子さん、彼女は神様が連れてきた、今はなき息子の仮の姿で、もういい加減、自由になりなよと彼に語り掛けているような気がした。
最後にあとひとつだけ、気になったことがある。
陣野さんの半狂乱になった奥さんはどうなったのだろうか?
夏の砂の上の 何か、、、が、ずっと残ってる
最近洋邦韓と新作も昔の作品もよくみてきたなかで、鑑賞後1番余韻が強く残った映画 鑑賞してから何日も経過しているのですが 風景やそこに自分がいるかのような臨場感のせいなのか、乾ききった登場人物達の心理に共鳴したからなのか、実際に経験したかのような感覚が複雑な感情と共に時々蘇る 最後に感じた悲しみのなかのわずかな希望のようなもののせいかもしれない、、。けど、観て本当によかった。
佳作 好みが分かれそう
良い。
この雰囲気は好き嫌いあるだろうけど、自分は好き。
オダギリジョーはオダギリジョーだった。
方言を話すだけで特に力みもなく、淡々としていた。悪くないね。
髙石あかりさんは注目されすぎている。
それだけ目立つので、グイグイ話を引っ張り男を引っ張り大活躍。彼女がいなけりゃだいぶ退屈したと思う。
いくつか美しいシーンがあった。
雨のシーンは大好きだし
麦わら帽子を渡すところはグッと来た。
髙石さんの表情、ここが最高だった。
ただ良くも悪くも長崎に縛られ過ぎた作品。
撮るならちゃんと人や街を撮って欲しかった。
死んだ街のようにしたかったのかも知れないが
、主張しようとしたりしたかと思えばぼやかしたり、そこは話の邪魔でした。
何があっても
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