「断水にも地域差があるという現実」夏の砂の上 sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)
断水にも地域差があるという現実
現実では、立冬を過ぎ、肌寒さを感じる時期になっている。それでも、映画の中からは、何とも言えない暑さと渇きが漏れ出してくるようだった。
戯曲が原作ということだが、舞台のニュアンスではなく、ガツンと映画らしさが伝わってくる。全編長崎ロケというリアルさゆえだろう。
登場人物たちの喪失と再生に重なるのは、長崎という街自体の喪失と再生でもあって、時折挿入される高台からの風景は、観光地的な清々した美しさより、寂寥感や閉塞感などの「イタミ(痛み・傷み・悼み)」を感じさせられた。
心にとまったセリフ。
「小指と親指は残っとるよ」
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