「ハッピーエンドは通過点」夏の砂の上 アントニオ3世さんの映画レビュー(感想・評価)
ハッピーエンドは通過点
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水(雨)の事故で息子を亡くし自分を失った男が、出会いと雨(水)をきっかけに再生して行く物語。
個人的にはおぞましい人間が3人登場しますが、それらに対比して長崎のロケーションがとても綺麗です。
映画、ドラマにおいて時折ハッピーエンドか否かが話題になる事があるけれど、実際にはその後も人生は続いてゆくわけでハッピーエンドは通過点に過ぎない。そんな事を劇終盤のアクシデントを見ながら感じました。
オダギリさんと松さんの最後のやり取り。恵子のキっツイ台詞に対して放つ治の言葉が極めて強烈で、あまりの破壊力に笑ってしまった。治は意図してなかったと思うけど、その後の恵子の表情、松さん流石。
ただ全体としてお客さんの観る「力」に頼り過ぎかなと。説明し過ぎる映画もどうかと思いますが、やはり伝わる事も大事ですから。
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