劇場公開日 2025年7月4日

「オダジョーさん、大丈夫か?」夏の砂の上 ウルスアベイユさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0オダジョーさん、大丈夫か?

2025年7月10日
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鑑賞方法:映画館

とても良かったです。

あれ程の短期間に、あのような出来事が立て続けに起こって、これからどうやって前向きに生きて行くか、オダジョーさん、本当に大変だと思いました。

鑑賞動機は松田さんの原作だからです。古い話ですが、黒木和雄監督との作品は大好きです。今作ももし黒木監督が生きていたらどんな演出をするのだろうかと、最初は考えながら観ていたのですが、直に玉田監督の演出に引き込まれました。

坂の演出が素晴らしいですね。室内シーンもロケでしか出せない生活感が漲っていました。

キャストはもちろんオダジョーさん、あの飄々とした佇まい、寂しそうで、無気力に見えて、でも優しくて、雨水のシーンの楽しそうな顔。やっぱり主演俳優はこうじゃなくちゃと言った感じです。

髙石あかりさんは、例のアクション映画は最初の1本でつまらなくてギブアップしたので主演級で観たのは初めてでした。なんか、危なっかしい演技が絶妙でしたね。おいおいおいおい、高校生がいいのかよ!? って何回も思いました。最後、「残れよ!」と感じたわたしはハッピーエンド支持者です。

松たか子さんは南果歩さんかと思いました。なぜあの佇まいだったんでしょうか。満島さんの作品は久々に観ました。篠原さん、とても良かった。最近は、欠かせない女優ですね。

演出では、「暑さ」を余り感じなかったのがどうかなぁと思いました。歩く、食べる、働く、喧嘩する、Hする(途中までですけど)、どのシーンも汗を感じませんでした(と言うか、汗かいてない。クーラーない設定でしたが)。意識的なんでしょうか。

いやー、でも長崎の街は魅力的ですけど住むのは大変そうですね。断水は日常的なんですか。旅行で行くなら寒い時期にします。

まとめれば、もう一度見たくなる素晴らしい作品でした。

ウルスアベイユ