「女子高生の恋愛をミステリーみたいに描く」DREAMS minavoさんの映画レビュー(感想・評価)
女子高生の恋愛をミステリーみたいに描く
今年のベルリン映画祭の金熊賞だし、このタイトル(ホントは3部作)だし、重ためなんかなと思いつつ、1番見やすそうな女の子がポスターだからというくらいでヒョイっと観てきましたー。
映画ってたまーに全然違う作品でも同じような設定に出くわしたりすることあるんですけど、今週観たディズニー実写の「シャッフルフライデー」とおばあちゃん、母親、娘というのが一緒!こちらは、娘の恋愛が軸でおばあちゃんと母親がどう向き合うか、みたいな話でした。
オープニング、主人公の女子高生目線の雲に対するポエムの朗読から。ジョニミッチェルの歌の歌詞みたい。ここから、しばらく主人公のナレーション付きのドラマが展開され、何見せられてるのかわからなくて眠くなります。
が!女子高生が恋愛対象の相手のドアから家の中に入り、ここまでが過去の回想シーンだったことがわかる。
ここから、現代のタイムスケジュールで話が始まり、恋愛の検証パート、おばあちゃん、母親の介入と話が動きだす。この構成が面白い!女子高生の恋愛が、その時何があった?みたいにミステリーぽくなってる。
ついでに女子高生目線で、実はおばあちゃんや母親にも何かしら課題があることが浮かび上がってきます。一番の理解者かなと思ってたおばあちゃんが実は暴れん坊😆
シナリオ的に意外な展開と観る方も多いかもしれないけど、先読みしちゃうタイプのボクにとっては、次から次へと観たいシーンをしっかり入れてくれるのが気持ちいい。
脇役的なおばあちゃんと母親のフラッシュダンス漫才が最高だし、終盤のおばあちゃんのDREAM描写ヤバすぎた😛
女性にはベタ推しできる内容ですが、男子のみんなも片想いの経験を思い出してホロ苦くなれますよ。
