劇場公開日 2025年9月5日

「誰もが抱く恋心を言葉で、声で、映像で表現してくれる」DREAMS むっ、むいちろうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 誰もが抱く恋心を言葉で、声で、映像で表現してくれる

2025年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

この映画は3部作らしく、前作、前々作があるそうで「LOVE」「SEX」という根源的なテーマをストレートにタイトルにしていて「DREAM」はどう料理するのかなと思いつつ、それくらいが前情報で、ベルリン映画祭で評価されたということが動機となって見てきました。ベルリン映画祭で受賞する作品は私にとっては鑑賞難易度が高く、きちんと理解できていない気がして楽しめるか不安だったのですがこの映画は見やすく共感できるところも多くて気に入りました。恋する人の心の軌跡が豊かな言葉で綴られていて「そういう気持ちあるよね」と思わせてくれます。セリフが多いのでどうしても字を追ってしまうので文字で理解してしまうのがちょっと残念なところでもっと映像から得られるメッセージを受け取りたかった。映画紹介コーナーでは「同性愛」という文字が目を引きがちですが純粋な恋と愛を伝える純文学的かつシンプルなストーリーと思いました。主人公の少女の赤裸々な気持ちに当初は戸惑い、批判的な母親、祖母も次第に少女のピュアな気持ちと誰もが昔経験した恋心に感化されてまた一人の独立した人間として扱うようになり、それぞれがあらためて自分の人生をとらえなおし前向きな気持ちになっているところも見てる人にいい影響を与えてくれます。
今さら「恋」「愛」することが果たしてできるのかわかりませんができるといいなと思わせてくれました。

むっ、むいちろう
talismanさんのコメント
2025年9月28日

はーい!その通りですね!

talisman
むっ、むいちろうさんのコメント
2025年9月28日

talismanさま コメントありがとうございます。恋は盲目の一種ですよね。本人も後で笑えたりできるといいですよね。

むっ、むいちろう
talismanさんのコメント
2025年9月26日

恋なんて「今さら」で恥ずかしくもなります。が、主人公の女の子の年齢、もう少し大人になってから、そのもっと後、と思い出していったら、若いなあ、馬鹿だなあと笑って幸せ気分になれました

talisman