劇場公開日 2025年4月4日

「今年の★5映画で間違いない」ナタ 魔童の大暴れ とうきさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0今年の★5映画で間違いない

2025年3月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

笑える!泣ける!燃える!前知識なしで観に行ったが、もう、すべてが素晴らしかった!

中国は約10年前から3Dアニメーションに力を入れ始め、近年は素晴らしい製作技術を持っていることを知っていましたが、この映画では何度も鳥肌が立つほど驚きました。本当に衝撃です。言葉では足りないので、絶対に映画館で観て欲しい!

アニメーションの制作が素晴らしいだけでなく、脚本も非常に優れたものだと言えます。程よい笑いとシリアスのバランスが取れ、観客を意図的にミスリードし、少年漫画のような熱血的な要素もありながら、非常に意外性のある展開が大変よかったです。映画館でこれほど多くの笑い声が響いた後に、啜り声が聞こえるのは初めてかもしれません。それほど没入感のあるストーリーでした。私もたくさん笑い、泣き、脚本家に騙されて驚き、燃え上がり、感動して、最後にはまた笑いました。

そして、主人公の哪吒と彼の友人敖丙がもちろん大変よく考えた人物像ではあるが、彼らを取り巻くキャラクターも物語に重要な役割を持ち、キャラクター設定が非常に良かったです。悪役や脇役であっても、それぞれがしっかりと存在感を放ち、映画が終わって振り返ると、登場人物全員が印象に残りました。

前作を観ていなくても問題ありませんが、原作である中国の神話「封神演義」について、特に哪吒に関する部分を知っていると、より一層楽しめると思います!自分はかつてジャンプで連載されていた藤崎竜先生の「封神演義」が大好きで、その知識がとても役立ちました。映画のストーリーは全く異なりますが、登場人物や彼らの関係性、使用する宝貝まで、かなり一致している部分が多いので、漫画を読むだけでも役に立つでしょう。特に哪吒の出身に関する部分には、かなりの類似点があります。

これは絶対に続編があると信じます!それまでまた映画館に足を運びます!そして今週からは、同じく「封神演義」に基づいたもう一つの中国アニメ映画「楊戩(ヨウゼン)」も上映されているようで、こちらもとても楽しみです!

とうき