「全六章のなかでは箸休め的なお話」プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第4章 クロイワツクツクさんの映画レビュー(感想・評価)
全六章のなかでは箸休め的なお話
テレビアニメ「プリンセス・プリンシパル」の劇場版の第四章。今週になるまで、上映されているとは知らなかった。前にチェックしたのは半年くらい前で、うっかり見逃すところだった。
前回、話が大きく動いたが、今回はその後の「Crown Handler」全体としてはあまり動きのない話。テレビシリーズの中の一エピソードのような展開だった。
今回はほぼ軟禁状態のプリンセスは活躍の場は無し。
偽札づくりをしていた印刷所の所長?とかは、だいぶ小物な印象で、もっとバックにいる者が出て来るのかと思ったがそれは無し。全体的に分かれ分かれになった夫婦の人情物なストーリーで、全六章のなかでは箸休め的な話になっていたように思う。
偽札づくりに関わっている彫金師というから、痩せて神経質そうな男を想像していたら、「宝島」のシルバーみたいな(古くてすまないね)厳ついおっさんだったのは予想外。いろいろと追い詰められた状況で、腕を切り落としただけでお咎めなし、もちょっと予想とは違った。
ノルマンディー公のみならず部下までがことあるごとにプリンセスの命は無いとか言っているが、そんな簡単に王位継承権は第4位の王女を殺せるものだろうか。アルビオン王国は北朝鮮並みの独裁国家で、その実権は内務卿が掌握しているようだが、自分が表に出るわけにもいかないので傀儡が必要なだけに、先は無い感じ。
次回はまたあの王子がでてくるが、内務卿ともども共倒れになるのか、王国は滅亡するのか、あまり、明るい未来とかなさそうなストーリー展開だが、全六章の残り二章でどう完結するだろう。
最初の二章は順調に公開されて、この調子で、あと二年はかかるのか、と、第二章を見たときに思ったものだった。三章はそれから一年半後、今回の第四章はそれから二年。
ああ、もう二年経ったのか。そんな感じだったが、この調子だとあと二章に四年はかかるのか。だんだん上映する劇場も減っている気がするが、ガルパンとどっちが先に終わるだろうか。
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